Weekly Market Recap

Weekly Market Recap – Japan
2015年4月6日
Q.先週の主なイベントは?
• 4月1日–日本–日銀短観、企業の慎重な景気見通しが示唆される
–日本–法人実効税率を2.51%引き下げ
• 4月3日–トルコ–3月消費者物価指数、前年比7.6%、前月も同7.6%
• 4月3日–米国–3月雇用統計
非農業部門雇用者数(前月差):実績12.6万人、
市場予想24.5万人、前月26.4万人
失業率:実績5.5%、市場予想5.5%、前月5.5%
平均時給(前年比):実績2.1%、市場予想2.0%、前月2.0%
Q.先週の世界の金融市場は?
• 週末に米雇用統計を控えていたことから、概ね様子見姿勢が続いた
• 米雇用統計が発表され、雇用者数の増加幅が小幅に留まったことが
伝わると、利上げ時期の後ずれ観測から、ドル安・米金利低下となっ
た(株式市場は復活祭のため休場)
Q.今週のイベントは?→A.今週は金融政策ウィーク
•
•
•
•
4月7日–豪州–金融政策決定会合、市場予想据え置き
4月7日–インド–金融政策決定会合、市場予想据え置き
4月8日–日本–金融政策決定会合、市場予想据え置き
4月9日–日本–3月景気ウォッチャー調査、市場予想50.8、前回50.1
Q.雇用統計の評価は?
• 雇用の増加幅は低調(特に悪天候の影響と見られる建設業等が不
振)だったが、雇用の拡大基調が変調したと判断するのは早計と見る
• 理由1)失業率は横ばい、平均時給は改善するなど、明るい材料も
• 理由2)足元の他の米経済指標は低調な内容に留まっており、遅行指
数である労働指標の一時的な減速は予想されていた
• 理由3)加えて雇用統計は非常に振れの激しい統計であり、単月の発
表をもって判断するのは危険
日経平均株価の推移(円、2014年5月1日~2015年4月3日)
21,000
国
前週末
日経平均株価
19,435
0.8%
3.9%
11.4%
東証株価指数(TOPIX)
1,564
0.7
3.1
11.1
東証REIT指数
1,848
-2.4
-1.3
-2.6
米ダウ平均株価
17,763
0.3
-1.8
-0.3
米S&P500指数
2,066
0.3
-1.5
0.4
米MSCI REIT指数
1,167
1.1
2.5
4.5
16,000
MSCI ワールド(先進国)
1,750
0.3
-0.6
2.4
15,000
MSCI AC欧州
455
0.6
0.2
4.4
MSCI エマージング
994
3.8
1.8
4.0
MSCI ACアジア(日本を除く)
597
2.8
2.0
6.0
20,000
19,000
日次終値
200日移動平均
18,000
17,000
14,000
13,000
5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 通貨
ドル・円相場の推移(1ドル=円、2014年5月1日~2015年4月3日)
125
日次終値
120
200日移動平均
110
1週間 1カ月間 年初来
118.98
-0.1%
-0.6%
-0.6%
ユーロ
130.51
0.6
-1.6
-9.9
豪ドル
90.81
-1.7
-2.9
-7.2
ニュージーランド・ドル
90.56
0.5
-0.3
-3.0
ブラジル・レアル
38.12
3.9
-5.2
-15.4
8.02
2.6
1.0
-1.2
トルコ・リラ
46.26
1.3
-0.9
-9.7
南アフリカ・ランド
10.09
2.0
-0.6
-2.6
中国人民元
19.36
1.0
1.4
0.3
0.92
0.8
0.0
-4.7
インドネシア・ルピア (x100)
105
前週末
米ドル
メキシコ・ペソ
115
100
1週間 1カ月間 年初来
外国為替市場(対円)
国債市場(利回り 、%)
国
前週末
1週間 1カ月間 年初来
米国10年
1.84
-0.12
-0.28
-0.33
ドイツ10年
0.19
-0.01
-0.19
-0.35
日本10年
0.37
-0.01
-0.04
0.04
ブラジル2年
13.22
-0.32
0.21
0.14
メキシコ2年
4.03
-0.04
-0.25
0.47
トルコ2年
8.67
-0.10
0.28
0.65
2.5%
インドネシア2年
7.16
0.18
0.34
-0.33
2.0%
その他
1.5%
金先物(ニューヨーク、期近物)
5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月
米国2年国債・10年国債利回りの推移
• FRB内においても上記の理由から労働市場の評価は変えていないと (2014年5月1日~2015年4月3日)
3.0%
見られ、依然としてFRB内でも利上げの方針は変更無しと見る
Q.FRBの利上げへの影響は?
• 加えて、過去の量的緩和政策(QE1、2、3)で見られたように、非伝統
的な金融政策からの脱却を模索しながらも都度、次のQEに追い込ま
れてきた事を考えれば、利上げ自体は行っておきたいところ
• しかしながら、FRBとしては念の為、今回の低調な内容が一時的なも
のかどうか、見極める時間が欲しいだろう。その意味では、利上げ開
始時期は6月よりも、9月の可能性が高まったと見ている
• 最も重要なのは利上げの有無、開始時期ではなく、ペース。イエレン
議長が開始時期ではなく利上げペースを強調しているように、利上げ
後のFRBはペースの緩急で、景気の過熱・落ち込みを調整する方針
株式市場(現地通貨ベース )
1.0%
国
10年
2年
0.5%
0.0%
5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月
原油先物(ニューヨーク、期近物
前週末
1週間 1カ月間 年初来
1,200
0.1%
0.0%
1.4%
49
0.6%
-4.6%
-7.8%
Weekly Market Recap – Japan
2015年4月6日
出所: Bloomberg, J.P. Morgan Asset Management.
リターンは、MSCIは米ドルベース、その他はすべて現地通貨ベースです。
本資料は、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社が作成したものです。2015年4月6日時点におけるJPモルガン・アセット・マネジメントの見通しを含んでおり、将予告なく変更されることがあります。
過去のパフォーマンスは将来の成果を保証するものではありません。本資料に記載のすべての予測は例示目的であり、投資の助言や推奨を目的とするものではありません。意見または推計、予測、金融市場の
トレンドに係る記載は、作成時点の市場環境下での我々の判断に基づいており、将来予告なく変更される場合があります。記載された情報の正確性および完全性を保証するものではありません。本資料はい
かなる金融商品の売買も推奨するものではありません。見通しや投資戦略はすべての投資家に適合するものではありません。特定の証券、資産クラス、金融市場に関する記載は例示を目的とするものであり、
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しはJ.P.モルガン・アセット・マネジメントによるものであり、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー・グループの他のグループ会社または他の部門の意見を必ずしも反映していません。
「J.P. モルガン・アセット・マネジメント」は、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーおよび世界の関連会社の資産運用ビジネスのブランドです。本資料は、以下のグループ会社により発行されたものです。
香港:証券先物委員会の監督下にあるJFアセット・マネジメント・リミテッド、JPモルガン・ファンズ(アジア)リミテッド、JPモルガン・アセット・マネジメント・リアル・アセット(アジア)リミテッド、インド:証券取引委員会の監
督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント・インディア・プライベート・リミテッド、シンガポール:金融管理局の監督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント(シンガポール)リミテッド、JPモルガン・アセット・マネジメン
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