Weekly Market Recap – Japan 2015年3月16日 Q.先週の主なイベントは? • 3月9日–日本–10-12月期GDP、年率2.2%から同1.5%に下方修正 • 3月9日–日本–2月景気ウォッチャー調査、現状・先行き50上回る • 3月11日–中国–1-2月の鉱工業生産、小売売上高、固定資産投資 (前年比)はいずれも昨年の伸び率を下回る • 3月11-12日–タイ中銀と韓国中銀が利下げ(市場予想は据え置き) • 3月12日–米国–2月小売売上高、市場予想下回る(寒波の影響あり) • 3月12日–中国–人民銀行(中央銀行)の周総裁が、年内に預金金利 の上限を廃止する意向を示唆 Q.先週の世界の金融市場は? • 米株横ばいの一方、日独株は高値を更新 • 日経平均株価は約15年ぶりに終値で19,000円台を回復 • ドル高進み、円相場は約7年8ヵ月ぶりに1ドル=122円台に下落、 ユーロは約12年ぶりに1ユーロ=1.05ドル台に下落 Q.今週の主なイベントは? • 3月16-17日–日本–金融政策決定会合 • 3月17日–インドネシア–金融政策委員会、市場予想は据え置き • 3月17-18日–米国–連邦公開市場委員会(FOMC) Q.米株下げても、日独株堅調だが? 日経平均株価の推移(円、2014年4月1日~2015年3月13日) 20,000 国 前週末 日経平均株価 19,254 1.5% 9.1% 10.3% 東証株価指数(TOPIX) 1,560 1.3 9.3 10.9 東証REIT指数 1,820 -2.8 0.4 -4.1 米ダウ平均株価 17,749 -0.6 -0.6 -0.4 米S&P500指数 2,053 -0.9 -0.7 -0.3 米MSCI REIT指数 1,130 2.4 -2.9 1.1 MSCI ワールド(先進国) 1,719 -1.3 -0.1 0.6 MSCI AC欧州 437 -2.7 -1.1 0.3 14,000 MSCI エマージング 939 -3.3 -2.3 -1.8 13,000 MSCI ACアジア(日本を除く) 571 -2.4 -1.0 1.3 外国為替市場(対円) 19,000 18,000 日次終値 200日移動平均 17,000 16,000 15,000 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 通貨 米ドル ドル・円相場の推移(1ドル=円、2014年4月1日~2015年3月13日) ユーロ 125 豪ドル 日次終値 ニュージーランド・ドル 120 200日移動平均 ブラジル・レアル メキシコ・ペソ 115 • 要因1「ドル高」: 市場は「FRBの利上げ→ドル高」に焦点。ドル高は、 米国企業の海外業績を押し下げる一方、日独企業の海外業績を押し 110 上げる。またドル高は、米国にとっての購買力の上昇を意味すること から、米国の輸入拡大(=日独の輸出拡大)や、米国企業による日独 105 企業買収なども想定され、それぞれ日独企業の業績・株価の押し上 げ要因となる 100 • 要因2「原油安」: 原油安によっても業績に差が出る可能性がある。エ 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 ネルギーセクターの構成割合を見ると、TOPIXは約0.4%、DAXはゼ ロである一方、S&P500指数は約8%である。原油安による資源企業 米国2年国債・10年国債利回りの推移 の業績押し下げは、現状の原油相場が続くならば、前年比で見る限 (2014年4月1日~2015年3月13日) り、7-9月期まで続く 3.0% Q.FOMCで「忍耐強く」という言葉は消えるのか? • 消える可能性はある。消える場合には、その2-3回後のFOMCで、利 上げは開始されるだろう • 消える場合、「いざ利上げ」が意識されるため、リスクオフが生じる可 能性がある。これは、市場参加者の立場で考えると、他の市場参加 者が「いざ利上げ」でどう動くか読めない、慎重姿勢に転じる可能性も ある、という見方から、含み益の出ているポジションの利益確定が進 んだり、リスクを大きく取っているポジションを減らしたりする動きが、 市場の下げとその連鎖を招く恐れがあるためである。個人投資家は 警戒する必要がある 株式市場(現地通貨ベース ) 2.5% 1.0% 中国人民元 インドネシア・ルピア (x100) 0.5% 0.8% 1.4% 127.42 -2.7 -6.7 -12.1 92.71 -0.6 -0.3 -5.3 89.07 0.1 0.4 -4.6 37.37 -5.3 -11.0 -17.0 7.84 0.6 -1.9 -3.5 45.99 -0.1 -4.5 -10.2 -6.1 9.73 -3.0 -4.5 19.39 0.5 0.5 0.5 0.92 -0.8 -2.3 -5.0 国債市場(利回り 、%) 国 前週末 1週間 1カ月間 年初来 米国10年 2.11 -0.13 0.10 -0.06 ドイツ10年 0.26 -0.14 -0.10 -0.28 日本10年 0.41 0.01 0.02 0.08 ブラジル2年 13.74 0.35 0.51 0.66 メキシコ2年 4.34 -0.03 0.23 0.79 トルコ2年 8.92 0.17 0.65 0.90 インドネシア2年 7.09 0.17 0.20 -0.40 国 10年 2年 0.5% 0.0% 南アフリカ・ランド 1週間 1カ月間 年初来 121.38 その他 2.0% 1.5% トルコ・リラ 前週末 1週間 1カ月間 年初来 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 金先物(ニューヨーク、期近物) 原油先物(ニューヨーク、期近物 前週末 1週間 1カ月間 年初来 1,152 -1.0% -5.5% -2.7% 44 -9.6% -8.2% -15.8% Weekly Market Recap – Japan 2015年3月16日 出所: Bloomberg, J.P. Morgan Asset Management. リターンは、MSCIは米ドルベース、その他はすべて現地通貨ベースです。 本資料は、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社が作成したものです。2015年3月16日時点におけるJPモルガン・アセット・マネジメントの見通しを含んでおり、将予告なく変更されることがあります。「J.P.モルガ ン・アセット・マネジメント」は、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーおよび世界の関連会社の資産運用ビジネスのブランドです。 過去のパフォーマンスは将来の成果を保証するものではありません。本資料に記載のすべての予測は例示目的であり、投資の助言や推奨を目的とするものではありません。意見または推計、予測、金融市場の トレンドに係る記載は、作成時点の市場環境下での我々の判断に基づいており、将来予告なく変更される場合があります。記載された情報の正確性および完全性を保証するものではありません。本資料はい かなる金融商品の売買も推奨するものではありません。見通しや投資戦略はすべての投資家に適合するものではありません。特定の証券、資産クラス、金融市場に関する記載は例示を目的とするものであり、 これらの推奨または投資、商品、会計、法務、税務に係る助言を目的とするものではありません。JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー・グループはこれらに関して責任を負うものではありません。記載された見通 しはJ.P.モルガン・アセット・マネジメントによるものであり、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー・グループの他のグループ会社または他の部門の意見を必ずしも反映していません。 「J.P. モルガン・アセット・マネジメント」は、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーおよび世界の関連会社の資産運用ビジネスのブランドです。本資料は、以下のグループ会社により発行されたものです。 香港:証券先物委員会の監督下にあるJFアセット・マネジメント・リミテッド、JPモルガン・ファンズ(アジア)リミテッド、JPモルガン・アセット・マネジメント・リアル・アセット(アジア)リミテッド、インド:証券取引委員会の監 督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント・インディア・プライベート・リミテッド、シンガポール:金融管理局の監督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント(シンガポール)リミテッド、JPモルガン・アセット・マネジメン ト・リアル・アセット(シンガポール)プライベート・リミテッド、台湾:金融監督管理委員会の監督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント(タイワン)リミテッド、JPモルガン・ファンズ(タイワン)リミテッド、日本:金融庁 の監督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社(金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問 業協会)、韓国:金融委員会の監督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント(コリア)カンパニー・リミテッド(韓国預金保険公社による保護はありません)、オーストラリア:証券投資委員会の監督下にあるJPモ ルガン・アセット・マネジメント(オーストラリア)リミテッド(ABN55143832080)(AFSL376919)(Corporation Act 2001(Cth)第761A条および第761G条で定義される販売会社に配布が限定されます) 本資料は、配布される国・地域の法令や規則によって、受取人が他者に転送したり、他者に見せたりすることはできない場合があります。 投資にはリスクが伴います。投資資産の価値および得られるインカム収入は上下するため、投資家の投資元本が確保されるものではありません。投資判断する際は、ご自身で調査、評価するか、もしくは投資 助言を受けるようにしてください。本資料が配布され、投資判断を行う国・地域で適用される法令諸規則に従う責任は受取人ご自身にあります。 © 2015 JPMorgan Chase & Co.
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