パワーハラスメント対策取組支援セミナーにおけるQ&A(平成 26 年度) 分野 質問等 回答 相談対応 1 相談窓口担当者として、相談 相談窓口担当者を対象とした研修を受 等 対応に当たり、 特に留意すべきこ けることを勧めますが、差し当たり留意点 とはどのようなことでしょうか。 をいくつか上げます。 ①普段から社員から信頼される関係を構 築するよう努めること。 ②プライバシーと人権への十分な配慮を すること。 ③行為者と被害者の社内における立場を 正確に理解して話を聴くこと。 ④ゆっくり時間をかけ、自分の意見は言わ ずに、相手の話を最後まで聴くようにする こと。 ⑤来談者がどういうことを望んでいるの かを確認すること。 2 その他 相談があって周囲の者から聞 周りの評価が必ずしも事実とは言えな き取りをするとき、 多くの者が同 いこともある。先入観を持たずに、具体的 じような意見を述べることがあ な内容、話し方、どう感じていたかなどを るが、 それをそのまま信用して良 聞き、客観的な資料と突き合わせることが いのか。 大事。 3 「パワーハラスメントに関す 次のような例があります。 る相談がある職場に共通する特 ①上司に、部下のキャリアを育てていくと 徴」の一つに「上司と部下のコミ いう視点を持って部下を指導できるよう ュニケーションが少ない職場」 と にマネジメント研修を行う。 いうのが企業調査で 51%もある ②相談しようと思ってもしょっちゅう席 が、 それが改善されてコミュニケ にいない上司について、定期的に(例えば ーションが図られた良い事例が 3 か月に 1 回)部下との面談を行うことを あれば教えてほしい。 組織として体系づけた。また、毎週月曜日 の午前中は席にいることを部下に周知し、 部下と話す時間を確保した。 4 パワーハラスメント予防・解 平成 24 年度に厚生労働省の行った実態 決に向けた取組で、 特に効果があ 調査によれば、企業が効果を実感している ると考えられるのはどのような 取組は、「管理職や一般職員を対象に講演 取組でしょうか。 や研修会を実施した」、 「アンケート等で社 内の実態把握を行った」、 「職場におけるコ ミュニケーション活性化等に関する研 修・講習等を実施した」、 「トップの宣言、 会社の方針を定めた」などが上位に挙げら れています。
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