マイナンバー制度の管理(397)

武蔵経営
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ニュース397号
マイナンバーの義務化まで1年足らず
http://www.musashikeiei.com
マイナンバー情報管理の厳格化が必要!
熊谷 048-522-0064
さいたま 048-631-2271
法令違反には4年以下の懲役又は200万の罰金
発行 2015/3/9
税理士法人武蔵経営 熊谷事務所 中西2-7-31、 さいたま事務所 大宮区仲町2-24-2金杉仲町ビル3F
事業者は従業員とその扶養家族のマイナンバー情報の管理が必要
政府は2月17日に、税制改正法案を国会に提出し、年度内の3月31日に成立・交付を目指しています。この税制関連法案
の一つに「マイナンバー整備法」があります。いよいよ来年1月1日からマイナンバーの使用が金融機関や給与の支払者等に
義務付けられますが、その細目を定める法案です。あまり議論されていないことですが、マイナンバーの使用を義務づけられる
事業者は、その情報について厳格に管理しないといけません。
どんなに小さな企業でも、給与を支払う企業である以上、マイナンバーの使用が義務付けられますので、従業員とその家族
のマイナンバー情報の管理が必要になります。マイナンバー情報が不正に使用されたり、流出すると厳しい罰則が用意されて
いますので注意が必要です。
(1) 全ての事業者は税や社会保障の手続きで、マイナンバー制度に対応することが義務付けられる。
平成28年1月
(2) 全ての従業員とその家族のマイナンバー情報を自らの努力により収集・管理しなければならない。
1日以降
(3) マイナンバーの管理には、様々な規則に従う必要があり、その違反には厳しい罰則が用意されている。
目的外利用の禁止
予め定められた分野以外でマイナンバーの取得・利用・保管することは禁止される。
新しい源泉徴収票のフォーマットはこうなる
従業員のマイナンバー
控除対象扶養親族の
マイナンバー
給与支払者のマイナンバー
全国400万社(者)といわれる事業者は、
従業員だけでなくその扶養親族のマイ
ナンバー情報を使用することが義務付
けられるため、その収集・管理が必要
となる。
マイナンバー制度は実務に大きな影響を与える
上記の通り、マイナンバー制度(社会保障・税番号制度)とは、社会保障や税に関する番号制度ですが、公的な機関が使用
するだけではありません。社会保障や税に関しては、民間の事業者は社会保険料や所得税を源泉徴収するという役割を果た
していますので、その分野での支払いに関しては、マイナンバーの使用が義務付けられることになります。
そしてその使用が平成28年1月1日以降に支払う給与や報酬や家賃・地代からなのですから、そのための準備は年内に済ま
せておかなければならないことになります。今年の10月に、日本に居住し住民登録を行っている全ての人に、マイナンバーが
通知されることになります。平成28年1月1日以降の給与や報酬の支払いからマイナンバーを使用することが義務付けられるの
ですから、従業員のマイナンバーの収集と本人確認を年内に済ませる必要があります。
パートやアルバイトなどの非正規雇用の人からもマイナンバーを収集し、それを保管・管理しなければならないのですから、
間違いのないようにしなければなりません。
マイナンバー制度の運用スケジュール
2015年10月
2016年
2017年
一人ひとりに市町村から12桁の個人番
号が通知される。
(国内に居住する住民登録者)
マイナンバーの利用開始
税と社会保障に関する分野では、マイナンバーの使用が
義務となる
マイナンバーの他分野への
利用を検討する
(戸籍、旅券、自動車登録等)
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