-1- 校長メッセージ( 4月 春 北海道夕張高等学校長 今 勉 平成27年度の

校長メッセージ(
4月
春
)
北海道夕張高等学校長
今
勉
平成27年度の始めに当たって、一言ご挨拶
を申し上げます。
夕張市は丘陵地帯であることから、あまり
風を感じることなく過ごせる地域ですが、寒
暖の差は大きく冬の寒さが大変厳しい所です。
このような環境だからこそ、全国屈指の生産
を誇るメロン栽培につながっているのです。
昨年度、私は本校へ赴任をして参りました。
地域の皆様方には、本校教育活動に多大なる
ご支援ご協力をいただき、心より感謝を申し
上げます。おかげさまで、生徒は元気よく素
【平成 27 年度入学式にて】
直に一歩一歩、大人に向け成長し続けておりま
す。今年度は、昨年度以上に本校生徒が学力を
身に付け、社会で必要とする能力育成のため職員一丸となって尽力していきたいと思って
おります。
さて、平成27年度入学式は、夕張市長
鈴木直道様はじめ14名のご来賓の方々と多く
の夕張市民のみなさまに温かく迎えられ、粛々とおこなわれました。新しく39名の生徒
が新1年生となりましたが、緊張した表情の中にも生徒達の明るく素直な面々に出会い、
一層気持ちが引き締まる思いでおります。
北海道夕張高等学校の校訓は「研鑽」「自主」「礼儀」ですが、校訓にとどまらず人生
訓としても大切な柱と考えます。本校は創立約80年の歴史ある学校であり、社会で活躍
する多くの諸先輩を輩出しております。今、夕張市の厳しい財政難からか市民減少ととも
に、本校生徒の減少にも少なからず影響はあると思われます。このような現況の本校です
が教職員の熱心な指導の様子が窺え、特に基礎基本の定着と学力の向上のため、個に応じ
た習熟度別指導と補完的指導を徹底して推進しております。これに加え、今年度の学校の
特徴(目玉)の一つに「学習部」を立ち上げ、家庭学習との連携を深めていく予定でござ
います。また、全ての教育活動でコミュニケーション能力の育成およびキャリヤ教育の推
進を図り、個々の進路実現のため、教職員一丸となって取り組む覚悟です。
このためには、家庭・地域・学校の連携は、大切な要素でございます。それぞれのお力
を共有し、未来ある生徒の育成にご支援ご協力いただけますよう、教職員一同自ら「研鑽」
「自主」
「礼儀」の見本となるよう努めたいと考えますのでよろしくお願い申しあげます。
今、再生に向け全力で取り組んでいる夕張市のために、微力ではありますが本校でもそ
の一助となれるよう教育の立場から“教育は国家(夕張市)100年の大計”の気持ちを
もち、「全ては今いる生徒一人ひとりの幸せのため」に全力で取り組ませていただきます
ことをお約束し、今年度のご挨拶とさせていただきます。
-1-