Ⅰ 法令事務に関する点検 平成26年度の目標及びその達成に

(別紙様式1)
平成26年度の目標及びその達成に向けた活動の点検・評価 (案)
都 道 府 県 名 :
農 業 委 員 会 名 :
青森県
弘前市農業委員会
Ⅰ 法令事務に関する点検
1 総会等の開催及び議事録の作製
(1)総会等の開催日・公開である旨の周知状況
ア 周知している
イ 周知していない又は周知していなかった
周知の方法
改善措置
ホームページ及び市役所掲示版
―
周知していない場合、
―
その理由
(2)総会等の議事録の作製
ア 作製している
イ 作製していない又は作製していなかった
作製までに要した
期間
改善措置
会議終了後3日程度
―
※ 作製までに要した期間については、議事録の作製の手続及びそれに要した平均日数を記入
(3)議事録の内容
ア 詳細なものを作製している
改善措置
―
(4)議事録の公表
ア 公表している
公表の方法
改善措置
イ 概要のみで作製している又は作製していた
イ 公表していない又は公表していなかった
ホームページ及び事務局(市役所)に備え付け
-
1
2 事務に関する点検
(1) 農地法第3条に基づく許可事務
(1年間の処理件数: 450件、うち許可 446件及び不許可 4件)
点検項目
具体的な内容
実施状況
事実関係の確認
是正措置
特になし
実施状況
農業委員による聞き取り調査及び書類審査における許可基準ごとの詳細な
結果報告、現地調査を行った担当農業委員の補足説明を基に、各案件ごとに
審議する。
是正措置
特になし
総会等での審議
申請者への審議結果
の通知
窓口での書類等の確認及び担当農業委員による現地調査に加え、必要に
応じて農業委員による聞き取り調査を実施する。
実施状況
申請者へ総会等での指摘や許可条件等を説明した
件数
0件
不許可処分の理由の詳細を説明した件数
4件
是正措置
特になし
実施状況
作成した議事録は、ホームページを利用して公表を行っている。
是正措置
特になし
審議結果等の公表
実施状況
処理期間
是正措置
標準処理期間
申請書受理から28日
処理期間(平均)
28日
特になし
(2) 農地転用に関する事務(意見を付して知事への送付)
(1年間の処理件数:58件)
点検項目
具体的な内容
実施状況
事実関係の確認
是正措置
実施状況
総会等での審議
是正措置
窓口での書類等の確認及び担当農業委員による現地調査に加え、必要に
応じて農業委員による聞き取り調査を実施する。
特になし
農業委員による聞き取り調査及び書類審査における許可基準ごとの詳細な
結果報告、現地調査を行った担当農業委員の補足説明を基に、各案件ごとに
審議する。
特になし
実施状況
作成した議事録は、ホームページを利用して公表を行っている。
是正措置
特になし
審議結果等の公表
実施状況
処理期間
是正措置
標準処理期間
特になし
2
申請書受理から28日
処理期間(平均)
28日
(3) 農業生産法人からの報告への対応
点検項目
実施状況
管内の農業生産法人数
農業生産法人からの報告について
45 法人
うち報告書提出農業生産法人数
33 法人
うち報告書の督促を行った農業生産法人数
22 法人
うち督促後に報告書を提出した農業生産法人数
14 法人
うち報告書を提出しなかった農業生産法人
8 法人
提出しなかった理由
提出を催促するも連絡なし。
罰則規定がある旨の文言を掲載した文書を送
付し、引き続き提出の催促を行う。
対応方針
農業生産法人の要件を欠くおそれがあるため農業委員会が必要
な措置をとるべきことを勧告した農業生産法人数
0 法人
農業生産法人の状況について
対応状況
―
(4) 情報の提供等
点検項目
具体的な内容
調査対象賃貸借件数 521 件
賃借料情報の調査・
提供
実施状況
公表時期
平成26年4月
情報の提供方法:ホームページでの公表及び広報紙に掲載。
是正措置 -
調査対象権利移動等件数 850 件
農地の権利移動等の
状況把握
実施状況
公表時期
平成26年4月
情報の提供方法:ホームページでの公表を行う。
是正措置 -
整備対象農地面積 16,862 ha
整備方法:電算処理システ
ムを導入し整備。
実施状況
農地基本台帳の整備
データ更新:農地の利用状況調査結果、相続等の届出、農地法の許可、農用地
利用集積計画に基づく利用権設定等、その他補足調査を踏まえ、毎月更新。
是正措置 -
3
4
Ⅱ 法令事務(遊休農地に関する措置)に関する評価
1 現状及び課題
現 状
(平成26年3月現在)
課 題
管内の農地面積(A)
遊休農地面積(B)
14,605ha 割合(B/A×100)
426.2ha 2.92%
農業従事者の高齢化と後継者不足から、耕作を断念する者や規模縮小せざるを得
ない農業者が増加しているが、それに伴って生じる余剰農地を引き受けできる農業者
も少ない中、指導だけでの解消は困難である。
また、樹園地の廃園には樹木の伐採等が必要であるが、労働力及び経費不足から
現状で放任する者も増加しており、対応に苦慮するケースも増えている。
※ 遊休農地面積は、農地法第30条第1項及び第2項に規定する農地の利用状況調査により把握した
同条第3項第1号又は第2号のいずれかに該当する農地の総面積を記入
2 平成26年度の目標及び実績
目 標①
実 績②
達成状況(②/①×100)
20 ha 37.0 ha ※1 目標欄には、別紙様式2のⅠの4の目標欄の目標値を記入
※2 実績欄には、1年間に1の遊休農地面積をどの程度減少させたかを記入
185.00%
3 2の目標の達成に向けた活動
調査実施時期
調査員数(実数)
調査結果取りまとめ時期
6月
47人
7月~10月
・管内を38の区域に分け、農業委員が各選挙区内で担当区
域を受け持つ。
活
・重点地区を設定し、地区の農業委員の他、選任の委員も
動 農地の利用状況
加え、調査を実施する。
計 調査
調査方法 ・毎年農作業着手が確認できる6月を「利用状況調査月間」
画
と位置付け、広報紙による調査の実施及び主旨を周知し、
協力を呼びかける。
・各担当地区内のすべての農地について、担当委員が図面
を基にパトロールを行い実施する。
調査実施時期
調査員数(実数)
調査結果取りまとめ時期
6月
66人
7月~12月
活 農地の利用状況
動 調査
実
績
6 月 広報紙により利用状況調査の実施の周知と耕作放棄前の相談を
呼びかけた。
6 月 管内を38地区に分け、それぞれの担当農業委員及び農地活用支
調査方法 援隊員が調査を実施した。
重点地区を設定し、地区の農業委員の他、選任の委員も加え、調査
を実施した。
随時 必要に応じ農業委員又は事務局職員による調査を実施した。
その他の取組状況
※ その他の取組状況欄には、農地の利用状況調査以外の遊休農地に対する監視活動を記入
4 評価の案
目標に対する評価の案
遊休農地の流動化は困難を伴うが、過去の実績を考慮し前年度の目標を5ha
上回る20haとしたのは妥当な設定である。
・地域的に耕作の有無が明らかになる6月に一斉農地パトロールを行うことは適当であ
る。
・重点地区を設けることで、遊休農地を正確に把握することができ、農林業センサスと
活動に対する評価の案
のかい離を解消するためにも重要である。
・耕作を放棄する前に所有者はあっせん等を申し出ることが、比較的流動化しやすい
条件であり、広報紙等で呼びかけることは重要である。
5
Ⅲ 促進等事務に関する評価
1 認定農業者等担い手の育成及び確保
(1) 現状及び課題
農家数
現 状
うち主業農家
(平成26年3月現在)
農業生産法人数
課 題
7,397戸 6,538戸 41法人 認定農業者
1,167経営 特定農業法人
特定農業団体
0法人 0団体 農業従事者の減少と高齢化が進み、農家戸数が減少傾向にある。今後の当市
農業の中心的な担い手として認定農業者の育成・確保を図る必要がある。
※ 農業者や農業経営体の把握時点が異なる場合には、欄外にそれぞれの把握時点を注記
(2) 平成26年度の目標及び実績
目 標 ①
認定農業者
特定農業法人
特定農業団体
97 経営 ―
―
実 績 ②
-2 経営
―
―
達成状況
-2.1%
―
―
(②/①×100)
※1 目標欄には、別紙様式2のⅡの1の(4)の目標欄の目標値を記入 ※2 実績欄には、1年間に(1)の認定農業者、特定農業法人及び特定農業団体をどの程度増加させたか
を記入
(3) (2)の目標の達成に向けた活動 活動計画
認定農業者
特定農業法人
特定農業団体
弘前市担い手育成総合支援
協議会が行う、担い手育成・確
保のための活動と連携しながら、
年間を通して認定農業者の掘
り起しを図る。また、更新予定
者への手続きを呼びかける。
―
―
認定農業者の掘り起しについ
ては、新規認定として36経営体
を確保したものの、高齢化などか
ら更新手続きを見送る農業者が
増加したため、総経営体が減少
する結果となった。
―
―
認定農業者
特定農業法人
特定農業団体
―
―
―
―
活動実績
(4) 評価の案
農業者の高齢化や担い手不
足などにより認定農業者の掘り
起こしは年々厳しくなってきてい
目標に対する評価の案 るが、地域農業を支える担い手
として1人でも多くの農業者が認
定農業者となることが重要にな
る。
担い手の高齢化などが進む
活動に対する評価の案 なか、新たな認定農業者の
確保は難しくなっている。
6
2 担い手への農地の利用集積
(1) 現状及び課題
現 状
(平成26年3月現在)
課 題
管内の農地面積
これまでの集積面積
14,605 ha 集積率
9,003 ha 61.64%
農作物の価格低迷が続いていることから、若年層の農業離れも続いており、農業従事者の高
齢化、後継者不足から耕作放棄地が増加している。
また、後継者のいる担い手農家でも相次ぐ災害や価格低迷により、経営規模拡大に消極的
な傾向にある。
※ これまでの集積面積は、把握時点において担い手へ利用集積されている農地の総面積を記入
(2) 平成26年度の目標及び実績
目 標①
実 績②
74 ha 達成状況(②/①×100)
74 ha 100.00%
※1 目標欄には、別紙様式2のⅡの2の(4)の目標欄の目標値を記入 ※2 実績欄には、1年間に(1)の集積面積をどの程度増加させたかを記入
(3) (2)の目標の達成に向けた活動 活動計画
・通年 利用集積に向けた農地の掘り起し活動
・通年 利用集積に向けた農地の受け手の掘り起し活動
・通年 利用権設定等促進事業の積極的な実施
・通年 農地利用集積円滑化団体との連携による利用集積の推進
活動実績
・4月以降…毎月農地の出し手情報等をホームページに掲載し、新たな情報を広報紙に
掲載して受け手の掘り起しを図った。
・4月…広報紙で農地流動化とあっせんに関する記事を掲載し周知を図った。
・農地中間管理事業を活用し、農業委員によるマッチングを行った。
(4) 評価の案
目標に対する評価の案
基本構想に定める平成27年の目標である集積率60%を達成するための年次目標を定め
ており、それを基にしたことから、実績に比べて低い設定となった。
耕作の継続ができない、または止めようとしている農地所有者に対し、広く受け手を探す
活動に対する評価の案 ため、出し手情報として、市広報紙や市ホームページに掲載するよう呼びかけ、一定の効
果はあった。
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3 違反転用への適正な対応
(1) 現状及び課題
現 状
(平成26年3月現在)
課 題
管内の農地面積(A)
違反転用面積(B)
14,605 ha 割合(B/A×100)
18.5 ha
0.13%
過去において、公共工事等に伴う残土等による水田の埋立が行われたものなど、農
地への復元が困難な土地に対する資材置き場等が多かったため、耕作の目的に供す
ることが困難な土地が多くなっている。
また、近年は是正指導の呼びかけに応じない違反者も出てきており、農業委員会に
よる是正指導での早期是正が非常に困難となっている。
※ 違反転用面積は、把握時点において管内で農地法第4条第1項又は第5条第1項の規定等に違反して
転用されている農地の総面積を記入
(2) 平成26年度の目標及び実績
目 標①
実 績②
4.5ha 達成状況(②/①×100)
0.03 ha 0.67%
※1 目標欄には、別紙様式2のⅡの3の(4)の目標欄の目標値を記入 ※2 実績欄には、1年間に(1)の違反転用面積をどの程度減少させたかを記入
(3) (2)の目標の達成に向けた活動
活動計画
活動実績
6月 無断転用防止を呼びかけるための広報紙による周知
6月 無断転用等の発見のため、管内農地の一斉パトロールの実施
9月 新たに発生した無断転用地への是正指導及び過去の指導において
未だに解消していない無断転用地への是正の継続指導の実施
7月及び1月 広報紙に転用手続きを行うよう未然防止の周知を行った。
6月 広報紙に無断転用地も含め、利用状況を調査していることを掲載し、注意
喚起を図った。
6月 管内農地の一斉パトロールを実施し、新たな無断転用が3件発見された。
12月 農業委員3人づつの2班体制で新たな無断転用の現地調査及び是正指導
を試みた。
(4) 評価の案
目標に対する評価の案
無断転用は早期発見と早期是正が基本であり、すべての解消は難しいが、継続
的な指導に努め、解消を図る。
活動に対する評価の案
一斉パトロールの時期は、発見された無断転用等の早期是正を図るのに適当な
ものと考える。早期是正のため、引き続き指導に努める。
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