マーケットコメント(No.37)を掲載しました。

2015年3月30日
あおぞら投信株式会社
『味わいは 口に広がる 喜びと
世界の人の 心に沁みるや』
全国の農業人口の平均年齢が66歳、耕作放棄地が約40万ヘクタール(滋賀県面積とほぼ同
じ)となった現在の姿を改めて考えると、この日本では、農業への新たな取組みが必要なのだと
思います。戦後制定された食糧管理制度に基づき導入となった“コメの減反(生産調整)”も、あと
3年後の2018年を目途に廃止される方針です。ここから、全国700の地域農業協同組合にとって
は、農家の今後であり、これからの日本農業の発展にいかに寄与することが出来るかということ
が改革のカギとなるでしょう。
“改革”という言葉はよく使われますが、そもそもの意味は、『あるべき姿に戻す』ということです。
では、あるべき姿とは何なのでしょうか。農業政策にとって一番大切なことは、人類の食を支える
良い農産物を作ることでしょう。地球全体の環境を保ちながら、大地を育むことで人類のみなら
ず生きとし生けるものを大切にすることが、食を支えることだと思います。必ずしも自給自足が最
終目標ではないでしょうが、多様な食文化を満たすことも、消費者にとっては大切なことです。日
本が世界に誇れる、もしかしたらもっとも誇れることが、日本の食文化です。美味しくて、健康的
で、安心感がある食を発信していくこと、それが日本農業の“改革”の目的だと考えます。
日本の食料自給率の推移(1960
日本の食料自給率の推移(1960年度~
1960年度~2013
年度~2013年度
2013年度)
年度)
1960年度
79%
2013年度(概算)
39%
出所:農林⽔産省「⾷糧需給表」
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商 号: あおぞら投信株式会社 金融商品取引業者: 関東財務局長(金商)第2771号
加入協会:一般社団法人投資信託協会 ホームページ・アドレス: http://www.aozora-im.co.jp/