概要版 - 守口市

平成 26 年度
守⼝市公共施設等総合管理計画
基本⽅針編
-概要版-
守⼝市
企画財政部財産活⽤課
守口市の現状と課題
将来人口の推計
年少人口(0~14歳)
79 114 116 116 108 口(65 歳以上)が増加すると予測されています。
32 25 23 21 19 18 16 15 13 12 11 11 将来像に大きな影響を及ぼしていくことが考えら
H12年
H7年
H2年
S60年
S55年
S50年
S45年
S40年
S35年
S30年
~64 歳)、年少人口(0~14 歳)が減少し、老年人
42 ○このような生産年齢人口、年少人口の減少は、市の
40
0
40 95 92 87 84 81 77 70 63 60
20
○将来人口の年齢構成をみると、生産年齢人口(15
歳入の推移
H52年
80
29 36 41 41 39 39 H47年
100
23 102 H42年
120
H37年
140
年)には、約 11.6 万人まで減少すると予測されて
います。
13 15 18 139 H32年
人口
160
老年人口(65歳以上)
166 H27年
184 178 180
H22年
200
○本市の将来人口は減少傾向にあり、平成 52 年(2040
生産年齢人口(15~64歳)
H17年
(千人)
れます。
○本市の財政規模は、480~610 億円程度で推移して
います。
○平成 25 年度(2013 年度)の歳出を見ると、固定的
に支出される義務的経費(人件費、扶助費、公債費)
の割合は約 54%で、扶助費が増加傾向にあります
○投資的経費は、道路・橋梁、公園、公共建築物(学
校、公営住宅等)の建設等の整備に要する経費で年
財政
平均約 21.4 億円となっています。
投資的経費の推移
歳出の推移
一般会計
(億円)
水道事業
下水道事業
平均
90
84.7
80
8.7
5.4
70
60
50
40
30
20
10
35.0
26.9
14.6
3.8
36.3
平均約33.3億円
8.1
4.9
4.6
3.9
24.3
10.9
4.0
16.6
36.6
12.0
0
23.3
8.9
23.6
5.4
9.0
21.4
16.4
6.1
4.1
6.2
4.0
5.0
12.3
29.1
3.1
3.7
6.6
4.0
17.5
18.5
70.6
27.8
H16年度 H17年度 H18年度 H19年度 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度
市有施設の現状
公 共 建 築 物 174 施設 延床面積 353,469 ㎡
インフラ資産 道路 201km 橋梁 50 橋
公園 184 公園 上水道管 311km
下水道管 350km など
公共施設
公共施設の築年別整備状況
○本市の公共建築物は、人口の増加に伴い昭和 40 年
代前半(1960 年代後半)に学校教育施設系施設や公
営住宅など多くの施設が整備されており、築年数 30
年以上の施設が約 80%と大規模改修が必要となっ
ています。
築年別延床面積の割合
公共施設等(公共建築物・インフラ資産)の更新にかかる将来コスト
○公共施設等(公共建築物・インフラ資産)の修繕・更新費の 30 年間の見通しでは、平均すると年間 68.5 億円
の修繕・更新費が必要となり、平成 16~25 年度(2004~2013 年度)までの投資的経費(一般会計+公営企業会
計)の平均 33.3 億円の約 2.1 倍となります。
○すべての施設を現状のまま保有し続けた場合、将来費用(修繕・更新費)と投資可能額(投資的経費)を比較
すると、今後 10 年間では約 488 億円の財源が不足し、将来費用を約 59%削減する必要があります。また、今
後 30 年間では約 1,056 億円の財源が不足し、将来費用を約 51%削減する必要があります。
将来費用の推計
年
修繕・更新費
将来費用と投資可能額の比較
1年あたり
今後 10 年間
今後 30 年間
H27~H36
821 億円
82 億円
将来費用 (A)
821 億円
2,055 億円
H37~H46
671 億円
67 億円
投資可能額 (B)
333 億円
999 億円
H47~H56
563 億円
56 億円
財源不足額 (C):(B)-(A)
△488 億円
△1,056 億円
2,055 億円
69 億円
将来費用削減率 (C)/(A)
△59%
△51%
30 年計
公共施設等(公共建築物・インフラ資産)の修繕・更新費の見通し(30 年)
2,500
100
90
2,000
80
将来費用平均68.5億円
70
(
(
1,500
60
単 50
年 40
)
)
累
1,000 計
30
20
500
投資的経費平均33.3億円
10
0
公園
道路
橋梁
下水道
上水道
公共建築物
将来費用累計
H56年
H55年
H54年
H53年
H52年
H51年
H50年
H49年
H48年
H47年
H46年
H45年
H44年
H43年
H42年
H41年
H40年
H39年
H38年
H37年
H36年
H35年
H34年
H33年
H32年
H31年
H30年
H29年
H28年
H27年
0
投資可能額累計
公共施設等マネジメント方針
基本方針1
公共施設等の最適化 ~施設を持ち続けることに執着しない~
■人口の減少や少子高齢化の進展、市民ニーズの変化、財政状況等を踏まえ、総合的な評価のもと、適正な施設
保有量とします。
基本方針2
長寿命化の推進 ~ムダをなくす~
■日常的及び定期的な点検・診断を実施し、計画的な維持管理による施設の長寿命化の推進及び財政負担の縮減
を図ります。また、公共建築物及びインフラ資産の長寿命化計画と財政計画を連動させ、改修費等の財政負担
の平準化を図ります。
基本方針3
「官」から「民」へのシフト ~効率的な行政をめざす~
■民間でも提供できるサービスか行政にしかできないサービスかを見極め、民間企業等の持つノウハウや資金の
活用も視野に入れ、財政負担の軽減やサービス水準の向上を図ります。
計画の位置づけ・マネジメント
-計画の位置づけ-
○本計画は、最上位計画である「第五次守口市総合基本計画」と整合を図り、公共建築物及びインフラ資産等の各
分野計画と連携・包括した計画となります。
○本計画は、平成 26 年度(2014 年度)から平成 55 年度(2023 年度)までの 30 年間を計画期間とし、平成 26 年
度(2014 年度)から平成 35 年度(2023 年度)までの 10 年間を第 1 期計画として、以後、10 年期間ごとに見直
しを行います。
○本計画は、基本方針編、施設別方針編、計画推進編の 3 編構成で、平成 26 年度(2014 年度)は基本方針編、平
成 27 年度(2015 年度)は施設別方針編、平成 28 年度(2016 年度)は計画推進編を策定します。
-計画のマネジメント-
○計画の実効性の確保と着実な推進のため、PDCAサイクルに基づく進行管理により、計画の推進と継続的な改
善を図っていきます。
PLAN:計画の立案
・
「守口市公共施設等総合管理計画」に基づき、
計画を進める
DO:計画の推進
・「3つの基本方針」に基づき、施策を推進
CHECK:進捗状況把握及び評価
・「必要性の視点」
「官・民の役割分担の視点」
「有効性の視点」「効率性の視点」で評価
ACTION:計画の見直し
・評価結果を踏まえ、計画を見直し
-計画の推進体制-
○本計画を推進するにあたり、各施設の所管課との調整を図り、これまで各施設の所管課で分散管理していた施設
の維持管理・運営費や利用状況など公共施設に関する情報や計画の進捗状況を一元管理しながら計画を推進して
いきます。
-進行管理のスケジュール-
○本計画の進行管理は、計画策定後の平成 29 年度(2017 年度)から毎年行います。
○進行管理の手順については、計画に定める取り組みの実績を調査・集計し、庁内委員会における評価を踏まえ、
適宜、見直しや改善を図ります。
「守口市公共施設等総合管理計画
発行:守口市
〒570-8666
基本方針編
-概要版-」 平成 27 年3月
企画財政部財産活用課
守口市京阪本通2丁目2番5号
TEL:06-6992-1386
FAX:06-6992-1691
※表紙の写真は、左上から「守口文化センター」「桃町緑道公園」
「もりぐち歴史館」
「守口市民体育館」
「守口市駅周辺」「守口小学校」
「児童センター」「生涯学習情報センター」「梶第一団地」となります。