和歌山県公共施設等総合管理計画(案)の概要(1) 1 公共施設等の現況と将来の見通し ○人口減少・少子高齢化に伴う需要変化 ○膨大なストック ○公共施設等の老朽化 [現在] [20年後] ・建物:約3,500棟、約161万㎡ ・30年超の公共建築物 約55%→約88% ・インフラ施設:道路197路線、ダム5基等 ・50年超の道路橋梁 約40%→約72% [S60年] [H52年] ・県人口 約109万人→約81万人 ※和歌山県長期 人口ビジョンに ・高齢化率 約13.2%→約35.0% よる ○公共施設等の更新・大規模修繕経費 【公共建築物】※現状規模を維持した場合の総務省ソフトに基づく粗い試算額 【インフラ施設】※一定の耐用年数設定等に基づく粗い試算額 ※③ 今後30年間に必要な更新・大規模修繕費は約3,969億円となり 年平均では、約100億円から約132億円に増加 今後30年間に必要な更新・大規模修繕費は約4,315億円となり 年平均では、約99億円から約144億円に増加 財源確保が可能な予算規模を単年度100億円とした場合、 平成35~58年で累計1,061億円の財源確保の見通しが立たない 財政負担の増加が現時点で見込まれる 現状と同規模の単年度100億円を超える財政負担は抑制することを目標とする 和歌山県公共施設等総合管理計画(案)の概要(2) 2 管理に関する基本方針 ○取組方針 ①点検・診断の実施方針 ○公共施設等の管理に関する基本的な考え方 ・点検マニュアル整備、保全情報データベース化、施設アセスメント実施等 (1)公共施設等の実態把握 ②維持管理・修繕・更新等の実施方針 ・老朽化、利用・運営実態、人口動態や社会情勢 ・固定資産台帳に基づくベンチマーキング比較、環境負荷低減の取組等 変化による需要見通しを踏まえ、トータルコストを ③安全確保の実施方針 含めた実態把握を行う ・法定・日常点検の実施、速やかな応急・修繕措置、老朽化施設の撤去 (2)公共施設等の長寿命化 ④耐震化の実施方針 ・予防保全により長寿命化を推進し、 中長期的な ・東海・東南海・南海3連動地震・津波に備えた耐震化等 維持修繕費用等の最小化、財政負担の平準化 ⑤長寿命化の実施方針 を図る ・予防保全型の維持管理、ライフサイクルコストの縮減、中長期保全計画 ⑥統合や廃止の推進方針 (3)公共建築物のスリム化 ・施設アセスメントに基づく統合・廃止等の検討、更新時の集約化・複合化 ・役割低下した施設等についてあり方を検討し、廃止、 ⑦未利用財産の有効活用 譲渡、集約化、複合化、転用、 縮小等を行う ・未利用スペースの活用、未利用財産の貸付け・売却 ⑧民間活力の活用 ・民間ノウハウ等の活用を検討 具体的な取組 3 施設類型に基づく個別計画の策定 (1)公共建築物 ・個々の施設ごとに 施設カルテを作成 ・建物性能、ニーズ 等に基づく 「施設アセスメント」 を実施 平成32年度までに 個別施設計画を 策定 庁舎等施設 171施設 警察施設 83施設 公共 学校教育施設 建築物 (7類型) 県営住宅 481施設 文化・体育・ 3,430棟 社会教育等施設 保健福祉施設 病院施設 75施設 69施設 79施設 3施設 1施設 (2)インフラ施設 ・橋梁、トンネル等、 計画策定済みの施設 については、計画に 基づく取組を推進 ・計画未策定の施設に ついては、新たに計画 を策定 平成32年度までに すべての個別施設 計画を策定 道路 197路線 河川・ダム 450河川・5基 治山 治山ダム工3,436基、 集水井工49基等 農業水利施設 729km 農地防災施設 砂防 インフラ 施設 下水道 (14類型) 公園 海岸保全施設20箇所、 農地地すべり指定区域28箇所等 砂防指定地1,275箇所、急傾斜地 崩壊危険区域1,123箇所等 2処理区 12公園 海岸 84海岸 港湾 15港湾 空港 1空港 漁港 7漁港 工業用水道施設 有田川第1工業用水道等 交通安全施設 信号制御機、信号柱、信号灯器等
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