子ども・子育て支援新制度に係る施設や事業に関する基準を;pdf

夢たち 21 プラン推進協議会
第1回幼児教育・保育部会資料① H26.5.22
子ども・子育て支援新制度に係る施設や事業に関する基準を定める条例等について
新制度の導入にあたって、新たに創設される地域型保育事業の認可基準や、認定こども園、幼稚園、
保育所などの教育・保育施設及び地域型保育事業の運営基準、保育の必要性の認定に関する基準等を条
例で定める必要があります。内閣府等から示される省令等に基づき、地域性を考慮した基準を条例とし
て定める必要があります。
(基準条例は、26 年9月議会で制定し、27 年4月施行予定)
□立川市で定める基準条例
1.立川市地域型保育事業の認可基準を定める条例(家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準)
2.立川市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例
(特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の運営に関する基準)
3.立川市保育の必要性に関する認定基準を定める条例
4.立川市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例
(放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準)
※条例名は仮称、()内は対応する政省令
□子ども・子育て支援に係る施設及び事業と認可・確認主体
対象となる施設のなかで立川市による認可が必要な施設は、地域型保育事業の 4 事業の施設であるこ
とから、当該事業の認可基準について市の条例を定めます。
一方、確認については、教育・保育施設、地域型保育事業ともに市町村が実施することになっている
ことから、運営基準については、どちらも市の条例として策定します。
施設・事業
教育・保育施設
地域型保育事業
認可
認定こども園
都道府県
政令指定都市等
幼稚園
都道府県
保育所
都道府県
家庭的保育事業の 4 事業
市町村(立川市)
確認
給付※
市町村
市町村
(立川市)
(立川市)
(※施設型・地域型保育に係る給付費及び利用者負担等については、国から示される公定価格に基づき、
規則等で定めるものとする。)
□従うべき基準と参酌すべき基準
・各基準に関しては、順次、内閣府等より「府省令・告示」が示されており、
「従うべき基準」について
は、国の準拠に従って定め、
「参酌すべき基準」については、本市の地域性を考慮して定めます。
基準設定の類型
従うべき基準
参酌すべき基準
考え方
・適合しなければならない基準
・当該基準に従う範囲内で、地域の実情に応じた内容を定めることは許容される。
・十分参照した上で判断しなければならない基準
・
「参酌すべき基準」を十分参照した結果であれば、地域の実情に応じて、異なる
内容を定めることは許容される。
□基準の概要
種 別
基準の概要
①立川市地域型
新制度では、多様な施設や事業の中から利用者が選択できるよう、以下の 4 事業
の保育を、市町村による認可事業(地域型保育事業)として、児童福祉法に位置付
けた上で、地域型保育給付の対象とします。
認可基準については、国が定める基準(厚生労働省令)を踏まえ、
「職員の資格、
員数」
、
「乳幼児の適切な処遇の確保、安全の確保、秘密の保持並びに児童の健全な
発達に密接に関連するもの」等の基準を市町村が定めます。
■家庭的保育事業(利用定員5人以下)
■小規模保育事業(利用定員6人以上 19 人以下)
※次の3つの類型に区分されます。
A型-保育所の分園型(保育従事者:保育士)
B型-A型とC型の中間型(保育従事者:1/2 以上は保育士)
C型-複数の家庭的保育者が自宅外の施設で保育するグループ型
(保育従事者:家庭的保育者)
■事業所内保育事業(従業員の子ども+地域枠の設定)
■居宅訪問型保育(1対1保育)
新制度では、学校教育法、児童福祉法の認可等を受けていることを前提に、施設・
事業者からの申請に基づき、市町村が、対象施設・事業として確認し、給付による
財政支援の対象とします。
具体的には、給付の実施主体である市町村が認定区分ごとの利用定員を定めた上
で給付の対象となることを確認し、給付費(委託費)を支払うこととなります。
運営基準については、国が定める基準(内閣府令)を踏まえ、「利用定員に関す
る基準」
、
「運営に関する基準」等を市町村が定めます。
保育事業の認可
基準を定める条
例
②立川市特定教
育・保育施設及び
特定地域型保育
事業の運営に関
する基準を定め
る条例
③立川市保育の
必要性に関する
認定基準を定め
る条例
④放課後児童健
全育成事業の設
備運営基準
新制度では、保護者の申請を受けた市町村が客観的基準に基づき、保育の必要性
を認定した上で給付を支給します。
保育の必要性の認定基準は、国が定める基準(内閣府令)を踏まえ「事由(保育
が必要となる理由)」
、
「区分(保育の必要量)」
、
「優先利用(入所判定における優先
度)
」等の基準を市町村が策定します。
認定基準については、現行制度や各市町村における運用の実態等を勘案するとと
もに、現在の利用者の移行に留意しながら進めます。
新制度では、地域子ども・子育て支援事業の一つである「放課後児童クラブの設
備及び運営に関する基準」について、国が定める基準を踏まえ、市町村が条例で定
めます。
「従事する者」「員数」については、国の基準に従い、「規模」や「施設・設備」
「開所日数」
「開所時間」等については国の基準に基づき、地域性を考慮して定め
ます。