「川辺町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等 に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例(案)」 及び「川辺町地域包括支援センターの運営及び職員の基準を定める条例(案)」 の概要 1.趣旨 「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に 関する法律」において介護保険法が改正され、これまで厚生労働省令等で定められてい ました介護予防支援、地域包括支援センターに関する基準について町が条例で定める こととなりました。 2.条例を制定する基準 ① 指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介 護予防のための効果的な支援の方法に関する基準(平成 18 年厚生労働省令第 37 号) ② 地域包括支援センターの包括的支援事業を実施するために必要なものに関する 基準(介護保険法施行規則第 140 条の 66) 3.基準の類型 条例を定めるにあたり、現行の基準は、厚生労働省令により「従うべき基準」「参酌す べき基準」に分類されます。 基準の類型 内容 従うべき基準 条例の内容を直接的に拘束する、必ず適合しなければならない基準 であり、当該基準に従う範囲内で地域の実情に応じた内容を定める 条例を許容されるもの、異なる内容を定めることは許されないもの 参酌すべき基準 地方自治体が十分参酌した結果としてであれば、地域の実情に応じ て、異なる内容を定めることが許容されるもの 4.制定条例の方針 (1) 「川辺町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係 る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例(案) 」について ・原則として「指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等 に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準」に基づき条例を制定 します。 ・参酌すべき基準「記録の整備」については、現行基準では、記録の保存年限を「2 年」と定めていますが、地方自治法による地方公共団体の金銭債権の時効が「5 年」 と規定されていることから記録の保存期間を「5 年」とします。 ・項目ごとに次のように検討します。 第1章 総則 項目 基準の類型 条例の内容 1条 趣旨 - - 2条 定義 - - 3条 一般原則 従うべき基準 - 国基準のとおり 町独自 第2章 基本方針 4条 基本方針 参酌すべき基準 国基準のとおり 第3章 人員に関する基準 5条 従業員の員数 従うべき基準 6条 管理者 従うべき基準 国基準のとおり 第4章 運営に関する基準 7条 内容及び手続の説明及び同意 従うべき基準 国基準のとおり 8条 提供拒否の禁止 従うべき基準 国基準のとおり 9条 サービス提供困難時の対応 参酌すべき基準 国基準のとおり 10条 受給資格等の確認 参酌すべき基準 国基準のとおり 11条 要支援認定の申請に係る援助 参酌すべき基準 国基準のとおり 12条 身分を示す証明書の携行 参酌すべき基準 国基準のとおり 13条 利用料等の受領 参酌すべき基準 国基準のとおり 14条 保険給付の請求のための証明書の交付 参酌すべき基準 国基準のとおり 15条 指定介護予防支援の業務の委託 参酌すべき基準 国基準のとおり 16条 法定代理受領サービスに係る報告 参酌すべき基準 国基準のとおり 17条 利用者に対する介護予防サービス計画等の書類の交付 参酌すべき基準 国基準のとおり 18条 利用者に関する本町への通知 参酌すべき基準 国基準のとおり 19条 管理者の責務 参酌すべき基準 国基準のとおり 20条 運営規程 参酌すべき基準 国基準のとおり 21条 勤務体制の確保 参酌すべき基準 国基準のとおり 22条 設備及び備品等 参酌すべき基準 国基準のとおり 23条 従業者の健康管理 参酌すべき基準 国基準のとおり 24条 掲示 参酌すべき基準 国基準のとおり 25条 秘密保持 従うべき基準 国基準のとおり 26条 広告 参酌すべき基準 国基準のとおり 27条 介護予防サービス事業者等からの利益収受の禁止等 参酌すべき基準 国基準のとおり 28条 苦情対応 参酌すべき基準 国基準のとおり 29条 事故発生時の対応 従うべき基準 国基準のとおり 30条 会計の区分 参酌すべき基準 31条 記録の整備 参酌すべき基準 国基準のとおり 町独自 ・2年→5年に延長 第5章 介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準 32条 指定介護予防支援の基本取扱方針 参酌すべき基準 国基準のとおり 33条 指定介護予防支援の具体的取扱方針 参酌すべき基準 国基準のとおり 34条 介護予防支援の提供に当たっての留意点 参酌すべき基準 国基準のとおり 参酌すべき基準 国基準のとおり 第6章 基準該当介護予防支援に関する基準 35条 準用 (2) 「川辺町地域包括支援センターの運営及び職員の基準を定める条例(案) 」について ・原則として「地域包括支援センターの包括的支援事業を実施するために必要なもの に関する基準」のとおり条例を制定します。 ・項目ごとに次のように検討します。 第1条 趣旨 項目 基準の類型 - 第2条 基本方針 参酌すべき基準 第3条 職員に係る基準及び当該職員の員数 従うべき基準 第4条 委任 5.条例の施行 平成 27 年 4 月 1 日施行予定 - 条例の内容 - 国 基準どおり 国 基準どおり -
© Copyright 2024 ExpyDoc