先 訪問先学校名 進 校 視 報 告 書 新潟県立国際情報高等学校 訪問日時 平成27年1月13日(火) 訪 問 者 小松 知彦 打矢 泰之 報 告 者 小松 知彦 打矢 泰之 学校の環境 察 生徒数/クラス数 進 国公立大65 路 その他 14:30~16:30 422名/12クラス 私立大49(私立短大を含む) 25 先 面 談 者 校 長 玉木 正巳 進路指導主事 山﨑 教 尚之 諭 小山 教 健太 頭 竹内 進路指導部 正宏 金子 将人 進路指導の方針と進路実績 国際情報高校は、県が大学進学実績を向上させるため平成4年に設立され、各学年国際文化科2ク ラスと情報科学科2クラスからなる進学校である。設立当初、専門学科は全県から生徒を募集するこ とができたため、全県から生徒が集まったが、学区制がなくなった現在は地元の生徒が多くなってい る。創立以来、東大合格が続いていたが2年前初めて東大合格者がいなかった。新潟県内最後の新設 校。100名ほどが寮生活を送っている。新幹線で通学している生徒もおり時間の制約があるため、 48分授業を行っている。進路指導に対する教師間の共通認識として次の10項目を挙げている。 KJスピリット基本姿勢 ( 「KJ進路指導の手引き」から原文のまま) 1 決めたことは、やる。やれないことは、決めない。何ごとも皆で! 2 声をかけ合う、話し合う。新たにやりたいことがあれば周囲を説得する。 3 チャレンジ精神を持つ。(チャレンジ・ウォーク、登山、スキー) 4 日本一面倒見の良い学校にする。わかるまで教える。最後は自立させる。 5 全国的な視点に立つ。(県内の視点にとらわれない) 6 「前任校では・・・」、「他校では・・・」という発想を捨てる。 (新しい学校を創っているという気概、プラスの思考) 7 自宅学習4時間以上の指導。( 「自宅学習の記録」による指導) 8 KJの学習の根幹を支える「小テスト」。 9 学年を主体とした学習指導と生徒指導。(何かあったら直ちに集会) 10 学校行事開始宣言は、大声で「ガンバルゾ!コール」。 昨年度の進路実績は次の通りである。(合格者数/受験者数) 北海道0/2 東北7/11 東京1/5 名古屋1/2 京都0/2 大阪0/1 九州1/1 一橋1/3 北見工業0/3 北海道教育1/2 弘前1/1 秋田1/4 山形0/2 福島1/4 筑波2/4 宇都宮1/1 群馬0/3 埼玉1/1 千葉0/2 お茶の水1/1 東京海洋1/3 東京外語2/2 東京学芸1/2 東京農工0/1 上越教育1/3 新潟21/37 富山2/8 金沢3/7 福井1/1 長岡技術科学1/1 山梨2/2 信州0/1 和歌山2/3 鹿児島0/1 名古屋工業1/3 琉球0/1 釧路公立2/2 岩手県立1/2 はこだて未来1/2 群馬県立女子0/1高崎経済3/11 前橋工科1/2 埼玉県立2/2 首都大学東京1/4 横浜市立1/2 新潟県立5/13 富山県立0/1 福井県立0/1 山梨県立1/2 静岡県立1/1 大阪市立1/1 鳥取環境0/1 進路指導の特色と指導方法 ・入学後2泊3日で宿泊研修を行っている。自習時間を多く取り、時間や取り組み姿勢について管理 を徹底する。特色である「小テスト(5教科)」を行いKJ生としての意識を持たせる。 ・習熟度学習を実施している。他校に比べ教員数は1.5倍と加配されている。 ・キャリア教育について 1年次・・・職業研究 大企業から出された課題に取り組み、企業活動について学ぶクエストエデュケーションプロ グラムに参加。 2年次・・・大学訪問、学問研究 東京大学,東北大学などを訪問し、大学の雰囲気に触れることで学びの目標を明確にし意欲 の向上を図る。また、大学から講師を招いて大学の講義体験を行っている。 ・部活動は、月、火、水、木曜日の週4日で17:35までに終わり、17:50には完全下校。週 末は行わない。 ・朝自習を行っており(月曜日は毎週学年集会を行っている)、朝自習の時間で行う「小テスト」が成 績の6割を占める。 ・模擬試験について模試対策には1ヶ月くらいかけて行う。 ・海外大学進学コースがあり、2年次から希望者(10名程度)が所属する。 その他 ・担任2名+副担任1名でHRなどには教員3名が教室に行くことが多い。 ・PTA活動が盛んでPTA総会などの参加率は100%に近い。
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