第7回講義 小テスト (Aコース) 図に示すように,3 × 4 [cm] の長方形の均一な物体が傾斜 q の 斜面に置かれているとするとき,中立な座りとなるときの q について,sin q を求めよ. 第7回講義 小テスト (Aコース) 考え方 物体の転倒方向は反時計回りである. 物体が傾くときの回転中心は,図の点 A となる.よって, その際の重心 G の移動軌道は図の赤い円弧となる. 軌道が水平になるのは G が A の真上に来るときで,この とき中立の座りとなる. 従って,G が A の真上にある ときの q を求めればよい. 2 第7回講義 小テスト (Aコース) 解答例 転倒方向は反時計回りで,その際の回転中心は図の点 A であ るから,中立の座りの時,重心 G は点 A の真上にある. この際,点 A から鉛直上方向に引いた直線は長方形の対角線 5 [cm]. となり,その長さは三平方の定理から 32 42 よって,sin q = 0.6. 5 [cm] 3
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