数理統計学 西山 第2章の要点 ① ゲタの公式 EaX b aE X b V aX b a 2V X SDaX b a SDX 合計の公式 E X Y E X E Y XとYが独立なら、 V X Y V X V Y 分散の求め方 2 2 V X EX EX 【図解】ゲタの公式: Y X 1 Y マイナス値をかけても標準偏差はプラス V Y 1 V X SDY SDX 1 2 E[Y] Y = -X+1 0 E[X] 1 X 練習問題 1.𝐸 𝑋 = 2、𝑉 𝑋 = 4のとき、𝑌 = 3𝑋 + 1とする と𝑌の平均と標準偏差はいくらになりますか。 2.𝐸 𝑋 = 2、𝑉 𝑋 = 2のとき𝐸 𝑋 2 を求めなさい 3.互いに独立な確率変数𝑋と𝑌について、 𝐸 𝑋 = 1、𝑉 𝑋 = 9、および𝐸 𝑌 = −1、 𝑉 𝑌 = 16がわかっている。このとき、 𝐸 𝑋+𝑌 2 前回 25 ここまで はいくらになるか。 小テスト(5/8)問1 下のような5個のデータがある。このデータから平均値と 分散、標準偏差を求めると、[①]、[②]、[③]になる。 データ: 2、4、6、8、10 上にある5個のデータのすべてに−2をかけ、次いで10を加 える。すると平均値は[④]、標準偏差は[⑤] に変わる。 ① 6 ② 8 ③ 8 ④ −2 ⑤ 2 8 小テスト(5/8)問2 確率変数Xの分布は以下の表のとおりである。 確 率 0 2 9 6 2 3 9 1 9 値 1. P 𝑋 > 5 =[⑥] である。また、P 𝑋 ≤ 6 =[⑦] である。 2. E[X]=[⑧]であり、V[X]=[⑨] である。分散は、まず E[X2]=[⑩]を求めてから計算するほうが簡単であろう。 ⑥ 7 9 ⑦ 8 9 ⑧ 5 ⑨ 8 ⑩ 33 小テスト(5/8)問3 確率変数XについてE 𝑋 = 2、V 𝑋 = 9がわかっ ている。いまY = X − 2によって変数Yを定義す ると、E 𝑌 = [⑪] 、SD 𝑌 = [⑫] となる。 ⑪ 0 ⑫ 3 小テスト(5/8)問4 正しいサイコロを振って出る目の数をXとおくとE 𝑋 = [⑬] である。故に、4個の正しいサイコロを同時に振っ て出る目の数の合計を求めるとすれば、その合計の期待 値は[⑭] である。 ⑬ 3.5 ⑭ 14 小テスト(5/8)問5 互いに独立な確率変数𝑋と𝑌について、𝐸 𝑋 = 1、 𝑉 𝑋 = 9、および𝐸 𝑌 = −1、𝑉 𝑌 = 16がわかっている 。このとき、 𝐸 𝑋+𝑌 2 25 は[⑮] になる。 二乗の平均 ⑮ 1 E X Y 2 平均の二乗 分散 EX Y 2 V X Y 0 25 今日はワンポイント: 連続型のX 1. 2. 3. これまでの変数は離散型 連続型の変数が大半を占める 連続型の分布のポイントは「面積で 確率を表す」 身長、体重、血圧、高さ、強さ、速さ、etc すべて連続型です Xがとる値の数が増えると・・ 確率分布図は、最後には、作れなくなります!! 確率計は常に1 0から1まで任意の値となると 連続型の確率分布 確率密度 1 面積で確率を示す 一様分布 離散型も連続型も本質は同じ 期待値=値×確率の合計、に違いなし Xの値を0から1までベターっと、値×確率を合計すると・・・ 高さ=1 1 1 幅=dx 0 0.5 x 1 X 斜線部の面積 はX=xくらいの 確率 x2 1 EX x 1dx 0 2 0 2 1 EX 2 1 x3 1 x 1dx 0 3 0 3 1 2 V X E X E X 2 SDX 1 0.29 12 2 2 1 1 1 3 2 12
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