「新技術の活用」 ソリューション推進室推進役 森山

JS技術開発情報メール №160 号掲載
◇ ソリューション推進室からのお知らせ ◇
禁無断転載
「新技術の活用」
ソリューション推進室推進役
森山
正美
昨年4月にソリューション推進室が発足して、早 いもので1年が経ちました。発足当初
は、全国の県庁訪問などでJSへの期待や要望などを聞かせていただき、内部的には各地
域の総合事務所のバックアップ組織として、ソリューションの提供に努めて参りました。
また、年度当初に各県を訪問した際にお聞きした課題などから、ソリューション推進室
独自に新技術を活用したソリューションを提供するという活動も行いましたが、まだまだ
システム的な新技術に関しては認知度が高いとは言えませんでした。
JSは新技術の普及活動として新技術導入制度を定め、その開発経緯などから新技術を
Ⅰ~Ⅲ類に分類して登録し、一定の品質を保証するものとして公表しています。また、 国
土交通省が新技術の研究開発及び実用化を加速するために実施しているB -DASH事業
にもメーカー等と共同研究体を構成して参加しています。
新技術の中でも「脱水汚泥の低含水率が図れる脱水機」などは、もともと脱水汚泥の含
水率のように注目度が高く改築更新時に単体で導入できるということもあり普及が比較的
進みやすいのですが、システム的な導入を要する新技術については、認知度が低いという
状況でした。これらの新技術の中には、今の下水道が抱える“10年概成で施設は増設す
る必要があるが、将来的には人口が減少して施設が余ってしまう”というような相反する
課題を克服する可能性のある技術もあります。
ソリューション推進室では、今後もいろんな機会をとらえて、単なる技術紹介ではなく、
出来るだけ個別の課題に対応した事例などを紹介する活動を続けていきたいと考えており
ます。これらの技術にご興味がありましたら、お近くの総合事務所またはソリューシ ョン
推進室までご連絡いただければと思っております。
来年度もソリューション推進室をよろしくお願いいたします。
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