2015年3月23日あおぞら投信株式会社『都市一つ 1000万人超えて住む新たな国の歴史なのかと』 2月単月の海外からの訪日客は、138万人を超えて過去最高を記録しました。なかでも、春節（旧正月）の休みを利用して中国（香港含む）から訪れた観光客の数は、45万人にも上り、昨年の倍以上とのこと。一方、日本人の海外渡航（2月）は、126万人と前年同月比で10%減。これは両国の経済活力差を示す数字でもあります。日本の経済成長率は1%に満たない一方、中国は全国人民代表者会議で示された通り、7%の成長率。今後の両国の関係はどのように展開するのでしょうか。中国からの観光客45万人は、約1200億円のお金を使ったと推定されています。一人30万円弱の消費であり、日本経済に大きなプラスをもたらしています。例えば、訪日客の1割は北海道を訪れており、地方経済にとっても貴重な経済効果であることは間違いありません。観光客のみならず、日本企業、国内不動産への投資も活発です。現在の中国は、新体制になり政治的な浄化に努めており、明らかに変化の時を迎えています。中国4000年の歴史は、5年に一度の内戦の歴史でした。だからこそ、国外に自らの資産分散を図ってきたことが、世界の各都市に中華街を作ってきたとも言えます。今年、中国の人口は14億人とピークを迎えます。そして、これまで伸びてきた都市人口が、地方人口とほぼ同数に並び、今後はさらに都市化が進むと予想されています。戦後70年を迎えて、日本にとって、中国経済の重要性はさらに増しつつあります。過去を認識しつつ、次の関係に進む時なのではないでしょうか。都市部・農村部別中国の人口推移（2005 中国の人口推移（2005年～ 2005年～2013 年～2013年 2013年) （千万人） 140 120 農村部都市部 131 131 132 133 133 134 135 135 136 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 100 80 60 40 20 0 （年）出所：中華⼈⺠共和国国家統計局本資料は情報の提供を目的としており、何らかの行動を勧誘するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示された意見などは、本資料作成日現在の当社の見解であり、事前の予告なしに変更される事もあります。投資信託の取得に当たっては、投資信託説明書（交付目論見書）等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。商号：あおぞら投信株式会社金融商品取引業者：関東財務局長（金商）第2771号加入協会：一般社団法人投資信託協会ホームページ・アドレス： http://www.aozora-im.co.jp/