No.45 - あおぞら投信

2015年5月25日
あおぞら投信株式会社
『目の前の 値段で心は 動くもの
この先決めるは 今日の一仕事』
過去、東京証券取引所の上場株式全体での時価総額のピークは、1989年12月末の約611兆円で
した。一方、バブル崩壊後の最低は2003年3月末の約233兆円、そしてリーマンショック後の最低は、
2009年2月末の約251兆円となります。今年2015年4月末には約592兆円にまで回復してきており、
日経平均株価が20,400円程度まで上昇すると、時価総額で過去最高に並ぶところまできました。こ
の時価総額の内容は、過去のピーク時と現在とどのように異なるのでしょうか。
まず、上場会社数を比較すると、東証上場の企業数が、1989年の1597社に対して、現在(2015年4
月30日時点)は3492社と2倍以上となっています。また、時価総額上位の企業を比較すると、1989年
当時、上位10社中7社が銀行と証券でした。それが、現在はトヨタ、ソフトバンク、ホンダなどの製造
業や新たな産業の顔が並んでいます。これは、第二次世界大戦後10年を経て、1955年(昭和30年)
からの高度成長で内需を牽引した産業とそれを支えた金融がピークをつけた1989年と、国際的な競
争力をもった企業の集合となりつつある現在の日本企業群へ、大きな変化を示しています。一方、
今年4月末時点での世界の株式時価総額は約9000兆円と過去最高を更新(日本経済新聞5月5日
付)、世界各国の国内総生産合計と並ぶレベルまで様々な資金が流入しています。これにより、世
界での日本の時価総額の比率は現在6.8%と、1989年当時の約30%という比率とは大きく異なります。
ここからの株式市場は、常に各企業の世界の中での評価とそれに伴う資金流入により推移していく
のでしょう。日本の企業に対しても、世界の動きの先を見る力が試されます。
(兆円)
東京証券取引所の株式時価総額の推移 (1987年
1987年12月末~
12月末~2015
月末~2015年
2015年4月末)
700
600
2015年4月末
591.9兆円
1989年12月末
611.1兆円
500
400
300
200
100
0
1988
2003年3⽉末
232.9兆円
1991
1994
1997
2000
2009年2月末
250.8兆円
2003
2006
2009
2012
2015
(年)
出所:東京証券取引所
※1999年12月からマザーズ、2013年7月からTOKYO PRO Market、JASDAQスタンダード、JASDAQグロースを含みます。(2012年7⽉〜2013年6月まではマザーズに
Tokyo Pro Marketを含みます。)
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