＊グローバル投資環境 No.926＊ご参考資料髙木証券投資情報部韓国金融政策会合～市場予想に反して利下げ 2015年3月13日作成＊今月12日の金融政策会合において韓国中央銀行は、市場予想に反し政策金利を2.0%から史上最低の1.75%に引き下げて景気支援を行った。 2014年4月におきた旅客船の事故により景況感が落ち込んだ昨年は、8月と10月にそれぞれ25bp の利下げを実施している。＊中銀は足元の経済情勢について、内需関連の経済活動の回復は弱く、個人消費や設備投資などが低迷しており、景況感の回復も明確にはなっていない旨を述べている。＊2月の輸出額は前月比、前年同月比ともに2ヶ月連続してマイナスとなったが、中銀は世界的な原油価格の低下の影響を受けたためとしており、輸入額も縮小していることから貿易黒字を維持した。＊今後について中銀は、先進国の景気回復と安い原油価格が韓国経済に寄与することを期待しながらも、中国経済の減速が景気の下押し圧力となる可能性には懸念を示している。＊更なる景気対策としては、追加の金融緩和や通貨安誘導による輸出支援が考えられる。インフレ率は1999年以来の低水準に位置していることから緩和余地はあると思われ、通貨ウォンは当面、上値が限られる状況が続くことだろう。 ▼GDP成長率(%) 前期比 +0.4% ＊ (円) ▼為替前年同期比 ← +2.7% ▼政策金利と物価[前年比,%] 政策金利 1.75%↓ ↑消費者物価 ▼輸出入額推移(億米$) 輸出輸入 ↓ｳｫﾝ/米ﾄﾞﾙ(右軸) (ウォン) ▼株価(韓国総合指数) ウォン高 ↑円/ｳｫﾝ(左軸) 期間：2014年1月～2015年3月11日期間：2013年4月～2015年3月11日（韓国中央銀行及びBloombergのﾃﾞｰﾀより髙木証券作成）（文責：佐野） 1/1 《ご注意いただきたいこと》当資料は投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資の最終決定はご自身でなさるようお願いいたします。当資料は信頼できると思われる各種データに基づいて作成されていますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。株式への投資は、価格の変動や発行者の信用状況の悪化等により投資元本を割り込むおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引をご利用いただく場合は、所定の委託保証金または委託証拠金をいただきます。また、信用取引ではその損失額が差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。国内株式取引の委託手数料は、約定代金に対して最大（税込）1.19664%【2,700円に満たない場合は2,700円（現物取引買付および信用取引売買）】になります。株式を募集等により取得する場合には、購入対価のみをお支払いいただきます。外国株式を委託取引により購入する場合は、所定の委託手数料をいただきます。外国株式の委託手数料は国や市場により異なります。外国株式を店頭取引により購入する場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。債券をご購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。（経過利子をお支払いいただく場合があります）。債券は、市場の金利水準の変動等により価格が変動しますので、損失が生じるおそれがあります。また、発行体の信用状況や財務状況によっても価格が変動し、利金や償還金の支払遅延や不履行となる場合があります。また、倒産等により元本損失が生じる場合があります。投資信託は、主に国内外の株式や債券を投資対象としているため、基準価額は組み入れた株式や債券の動き、為替相場の変動等の影響により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。投資信託はファンドごとに設定された購入時手数料をご負担いただきます。また、投資信託を保有期間中に間接的にご負担いただく費用として、ファンドごとに設定された運用管理費（信託報酬）のほか、運用成績に応じて成功報酬をご負担いただく場合があります。外国株式や外国債券、外国投資信託への投資は、上記に加え為替相場の変動等により損失が生じる場合があります。また、通貨発行国の国情の変化により投資元本割れや途中売却ができなくなるおそれがあります。当社で取り扱う商品等へのご投資には、当該商品等の契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目論見書、お客様向け資料等をよくお読みください。商号等：髙木証券株式会社金融商品取引業者近畿財務局長（金商）第20号【広告審査済】加入協会：日本証券業協会髙木証券ｲﾝﾀｰﾈｯﾄﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ：http://www.takagi-sec.co.jp/