<日銀取引編(フェーズ1)> 【9.担保<(9-3)期日

<日銀取引編(フェーズ1)>
【9.担保<(9-3)期日担保返戻、振替社債等の定時償還に伴う担保価額の減額>】
<利用先用>
RT(フェーズ1)第1回用
(実施時間帯:8:30~9:00、13:00)
(留意点)
1.本手順書は、
「(9-3)期日担保返戻、振替社債等の定時償還に伴う担保価額の減額」のテストで使用する手順書です。
2.「(9-3)担保(国債、振替社債等)の差入・受戻」では、期日担保返戻、振替社債等の定時償還に伴う担保価額減額に関
する事務を行います。本手順書は、RT(フェーズ1)第1回で使用します。
3.「日本銀行金融ネットワークシステム利用細則(担保関係事務)」の暫定版(以下「利用細則(担保関係事務)
」といいま
す。)をご覧いただきながら、テストを行ってください。
4.担保差入金融機関等が日本銀行に差入済の担保のうち、各テスト日付が受戻期日または定時償還債・一部繰上償還債の担
保価額減額実行日(いずれも、新日銀ネット全面稼動開始後の方法により期日が計算されます(注))となるものについて
は、本手順書に記載されているテスト項目とは別に、それぞれ期日担保返戻または定時償還・一部繰上償還に伴う担保価
額の減額が行われるほか、期日管理のための各種通知等が出力されます。
(注)証書貸付債権の受戻期日については、2014 年 11 月「日本銀行に担保として差入れられた証書貸付債権の受戻期日の変更につ
いて」(日本銀行ホームページの「業務上の事務連絡」-「日銀ネット関連」-「新日銀ネット関連」に掲載)も合わせてご
確認ください。
<ヘルプデスク(RT当日の照会先)>
① 日銀ネット端末の基本操作およびCPU接続に関する照会先: 042-351-1127(直通)
── 端末認証・入出力グループの設定・電文送受信方法等に関する問合わせなど。
② 上記①以外に関する照会先: 042-351-1207(直通)
── 業務の内容、日本銀行作成のRT実施手順書・参考資料の記載内容等に関する問合わせなど。
1
●「(9-3)期日担保返戻、振替社債等の定時償還に伴う担保価額の減額」においてご参加いただくテスト項目は、差入れる担保の種類に応じて異なります。担保差入先または国債決済代行先は、
下表により、自店の分類を確認のうえ、ご参加ください。なお、国債決済代行先に事務を委託している担保差入先(国債代行決済委託先)は、事前に、国債決済代行先のテストの実施スケジュ
ールを調整したうえで、テストにご参加ください。
差入れる担保の種類
振決国債※1
分
類
1
(参考)
振替社債等※2
担保差入先が国債
担保差入先が機構
代行決済委託先で
加入者である場合
ある場合(○)
(○)
○
○
(9-3)においてご参加いただくテスト項目
RTへの参加希望調査
における分類(注)
担保差入先
○
――
担保差入先 A-1
2
○
3
○
4
○
5
○
6
○
7
9-3-1、9-3-2、9-3-3、9-3-4、9-3-7
○
○
○
○
――
○
担保差入先 A-2
9-3-1、9-3-2、9-3-3、9-3-4、9-3-8
担保差入先 B-1
9-3-3、9-3-4、9-3-7
担保差入先 B-2
9-3-3、9-3-4、9-3-8
9-3-8
○
○
○
――
9-3-8
○
――
担保差入先 C
8
国債決済代行先
9-3-1、9-3-2、9-3-3、9-3-4
○
9
――
担保差入先 D
9-3-3、9-3-4
――
(注)2014 年 5 月に「新日銀ネット全面稼動開始に向けた総合運転試験への参加希望調査」の実施にあたって、日本銀行から金融機関等店舗ごとにお示しした分類です。
※1
振決国債を差入れることができる先は、「振決参加者に属する先」または「国債決済代行者に事務を委託している先(国債代行決済委託先)」です。
※2
振替社債等を差入れることができる先は、「振替社債等を共通担保として受払する旨を日本銀行に届け出ている先」です。
2
(9-3)期日担保返戻、振替社債等の定時償還に伴う担保価額の減額(8:30~9:00、13:00)
テスト回
時刻
項番
対象
第1回
8:30
9-3-1
担保出力
指定店舗
テスト実施手順
確認事項
定時償還債である振替社債等について、担保価額減額実行日(定時償
還日の3営業日前<業務開始時>)が到来したことを想定して、新日銀 ・次の電文を受信したこと。
ネットにおいて担保価額の更新(減額)処理が行われた後、
「振替社債等
担保価額減額実行日通知」を受信します。
<EX一方通知電文>
── 本処理に用いられる架空銘柄は、別紙のとおりです。
帳票コード
チェック
●
5411-02500
□
受信電文
振替社債等担保価額減額実行日通知
▼
なお、稼動開始後に実際に行う事務においては、
「本日減額分」のほか
に、担保価額減額実行日の前営業日に「翌営業日減額分」が出力されま
す。担保出力指定店舗においては、当該通知を用いて担保価額減額実行
日を把握し、担保差入金融機関等全体として、実行日に担保不足が生じ
ないように適切に担保価額の管理を行ってください。
【利用細則(担保関係事務)第1編Ⅳ.参照】
9-3-2
担保出力
指定店舗
●
振替社債等(一般債)について、受戻期日(償還日の3営業日前<業
務開始時>)が到来したことを想定して、日本銀行において期日担保返 ・次の電文を受信したこと。
戻が行われた後、「担保受戻日管理表」を受信します。
── 本処理に用いられる架空銘柄は、別紙のとおりです。
<EX一方通知電文>
帳票コード
▼
なお、稼動開始後に実際に行う事務においては、
「本日受戻分」のほか
に、受戻期日の前営業日に「翌営業日受戻分」が出力されます。担保出
力指定店舗においては、当該通知を用いて受戻期日を把握し、担保差入
金融機関等全体として、受戻期日に担保不足が生じないように適切に担
保価額の管理を行ってください。
□
5411-02800
受信電文
担保受戻日管理表
【利用細則(担保関係事務)第1編Ⅲ.参照】
9-3-3
担保出力
指定店舗
●
邦貨手形および証書貸付債権について、受戻期日(邦貨手形(当所払
手形)
:満期日の前営業日、証書貸付債権:返済期日の3営業日前<いず ・次の電文を受信したこと。
れも業務開始時>)が到来したことを想定して、日本銀行において期日
担保返戻が行われた後、
「担保領収証書および担保受戻日管理表」を受信
<EX一方通知電文>
します。
帳票コード
受信電文
── 本処理に用いられる架空の支払人等は、別紙のとおりです。
5411-02900
担保領収証書および担保受戻日管理表
── 担保取引店への「担保領収証書および担保受戻日管理表」の提
出は省略します。
▼
なお、稼動開始後に実際に行う事務においては、
「本日受戻分」のほか
に、受戻期日の前営業日に「翌営業日受戻分」が出力されます。担保出
3
□
テスト回
時刻
項番
対象
テスト実施手順
確認事項
チェック
力指定店舗においては、当該通知を用いて受戻期日を把握し、担保差入
金融機関等全体として、受戻期日に担保不足が生じないように適切に担
保価額の管理を行ってください。
【利用細則(担保関係事務)第1編Ⅲ.参照】
9-3-4
担保出力
指定店舗
●
分割返済の証書貸付債権について、一部受戻日(返済期日の3営業日
前<業務開始時>)が到来したことを想定して、日本銀行において分割 ・次の電文を受信したこと。
返済期日にかかる期日担保返戻が行われた後、
「担保証書貸付債権等一部
受戻日管理表」を受信します。
<EX一方通知電文>
──
本処理に用いられる架空の支払人等は、別紙のとおりです。
帳票コード
5411-03200
□
受信電文
担保証書貸付債権等一部受戻日管理表
▼
なお、稼動開始後に実際に行う事務においては、
「本日一部受戻分」の
ほかに、一部受戻日の前営業日に「翌営業日一部受戻分」が出力されま
す。担保出力指定店舗においては、当該通知を用いて一部受戻日を把握
し、担保差入金融機関等全体として、一部受戻日に担保不足が生じない
ように適切に担保価額の管理を行ってください。
【利用細則(担保関係事務)第1編Ⅲ.参照】
9:00
9-3-5
証券保管
振替機構
●
日本銀行において、項番 9-3-2 の期日担保返戻が行われた振替社債等
について、「振替申請」を受信します。
・次の電文を受信します。
── 本処理に用いられる架空銘柄は、別紙のとおりです。
<EX一方通知電文>
帳票コード
5421-02000
9-3-6
証券保管
振替機構
受信電文
振替申請
●
証券保管振替機構において、項番 9-3-5 の振替申請に基づく振替が行
われた後、
「担保返戻(振替社債等)結果」
(業務処理区分コード 542103) ・次の電文を受信します。
を送信します。
<RES電文>
帳票コード
5421-00300
13:00
9-3-7
担保出力
指定店舗
受信電文
振替社債等電文受信通知
●
振決国債について、受戻期日(償還日の前営業日<15 時>)が到来し
たことを想定して、日本銀行において期日担保返戻が行われた後、
「担保 ・次の電文を受信したこと。
受戻日管理表」を受信します。
── 本処理に用いられる架空銘柄は、別紙のとおりです。
4
□
テスト回
時刻
項番
対象
テスト実施手順
確認事項
チェック
<EX一方通知電文>
▼
なお、稼動開始後に実際に行う事務においては、
「本日受戻分」のほか
に、受戻期日の前営業日に「翌営業日受戻分」が出力されます。担保出
力指定店舗においては、当該通知を用いて受戻期日を把握し、担保差入
金融機関等全体として、受戻期日に担保不足が生じないように適切に担
保価額の管理を行ってください。
帳票コード
5411-02600
受信電文
担保受戻日管理表
【利用細則(担保関係事務)第1編Ⅲ.参照】
振決出力
(担保差入金融機関等の行(社・庫)内体制に合わせ、必要に応じて確認
指定店舗
を行います。)
・次の電文を受信したこと。
<EX一方通知電文>
帳票コード
7411-00200
受信電文
国債振替決済受入済通知
【利用細則(担保関係事務)第1編Ⅲ.参照】
9-3-8
国債決済
●
代行者の
担保出力
指定店舗
振決国債について、受戻期日(償還日の前営業日<15 時>)が到来し
たことを想定して、日本銀行において期日担保返戻が行われた後、
「担保 ・次の電文を受信したこと。
受戻日管理表」を受信します。
── 本処理に用いられる架空銘柄は、別紙のとおりです。
<EX一方通知電文>
帳票コード
▼
なお、稼動開始後に実際に行う事務においては、
「本日受戻分」のほか
に、受戻期日の前営業日に「翌営業日受戻分」が出力されます。担保出
力指定店舗においては、当該通知を用いて受戻期日を把握してください。
5411-02700
□
受信電文
担保受戻日管理表
【利用細則(担保関係事務)第1編Ⅲ.参照】
国債決済
代行者の
振決出力
指定店舗
(国債決済代行者の行(社・庫)内体制に合わせ、必要に応じて確認を行
います。)
・次の電文を受信したこと。
<EX一方通知電文>
帳票コード
7411-00200
受信電文
国債振替決済受入済通知
【利用細則(担保関係事務)第1編Ⅲ.参照】
担保差入
金融機関
等の担保
出力指定
●
振決国債について、受戻期日(償還日の前営業日<15 時>)が到来し
たことを想定して、日本銀行において期日担保返戻が行われた後、
「担保 ・次の電文を受信したこと。
受戻日管理表」を受信します。
── 本処理に用いられる架空銘柄は、別紙のとおりです。
5
□
テスト回
時刻
項番
対象
テスト実施手順
確認事項
店舗
<EX一方通知電文>
▼
なお、稼動開始後に実際に行う事務においては、
「本日受戻分」のほか
に、受戻期日の前営業日に「翌営業日受戻分」が出力されます。担保出
力指定店舗においては、当該通知を用いて受戻期日を把握し、担保差入
金融機関等全体として、受戻期日に担保不足が生じないように適切に担
保価額の管理を行ってください。
帳票コード
5411-02600
受信電文
担保受戻日管理表
【利用細則(担保関係事務)第1編Ⅲ.参照】
上記のほか、利用細則(担保関係事務)をご参照のうえ、照会および照会データファイル取得の機能確認も、適宜、行ってください。
以
上
で 、
本
手 順
6
書
は 終
了
で
す
チェック
(別紙)
「(9-3)期日担保返戻、振替社債等の定時償還に伴う担保価額の減額」のテストで使用する架空のコード等
1.振決国債の銘柄
名称
国庫短期証券第9903回
コード
JP1749031F20
備考
期日担保返戻のための架空銘柄
2.振替社債等の銘柄
名称
コード
備考
貸付債権担保第 200 回住宅金融支援機構債券
JP339170HF26
定時償還のための架空銘柄
テスト用銘柄(地方債)
JP2999991F28
期日担保返戻のための架空銘柄
3.支払人等
名称
コード
テスト用債務者B
500050
テスト用債務者C
500099
7
備考
手形および証書貸付債権の期日担保返戻(一部返戻
日の期日担保返戻を除く)のための架空の支払人等
証書貸付債権の一部返戻日における
期日担保返戻のための架空の支払人等