ソーシャル活用売上ランキング

特集 | Feature
ソーシャル活用売上ランキング
1位はスターバックス、Facebookのリーチ数半減をいかに乗り越えたのか
消費行動スコアランキング上位企業は、
「主力プラットフォームをLINEやTwitterにシフト」
「Facebook活用を深化」に対応が割れた。その取り組みを追う。(降旗 淳平、小林 直樹、中村 勇介)
消費行動スコア1∼20位(スコアは偏差値)
2015
2014
企業・ブランド名
消費行動スコア
1
9
スターバックス
75.7
2
6
無印良品
75.5
3
7
ユニクロ
74.7
4
10
ミスタードーナツ
73.2
5
4
オルビス
70.6
5
3
マクドナルド
70.6
7
8
セブンイレブン
68.5
8
25
ハーゲンダッツ
67.6
9
85
ミニストップ
65.8
10
21
ファミリーマート
63.1
調査はまさにソーシャルメディア公
11
2
モスバーガー
61.6
12
48
イオン
60.9
式アカウントの売り上げ貢献度を明
12
−
ピーチ・ジョン
60.9
14
−
セブンネットショッピング
59.7
費者アンケートを基に、ソーシャル
メディア上で各企業・ブランド発の
た」ではもはや通用しないだろう。
「で、売れたの?」と多くの企業で売
り上げへの寄与を問われている。本
らかにするものだ。1万5880人の消
15
17
ローソン
59.2
16
15
サブウェイ
58.2
17
5
ケンタッキーフライドチキン
58.0
18
−
プレミアムバンダイ
57.0
19
66
カップヌードル
56.7
加えた」
「購入・利用した」
「繰り返し
20
−
カゴメ
56.5
20
83
Kit Kat
56.5
購入・利用するようになった」と回答
20
13
チキンラーメン
56.5
情報に接触した人(=ソーシャル接
触者)のうち、
「購入や利用の候補に
した人の割合を算出し、偏差値化し
たものを「消費行動スコア」としてラ
ンキングしている。
ーシャルメディア戦
げ貢献でも成果を上げていた。本誌
前年まではもう1つ、Facebook
略 活用の主役はまだ
がここで発表する「第4回ソーシャル
ページのファン数やTwitterのフォ
Facebookなのか、あ
活用売上ランキング」から見えてき
ロワー数、LINEの友だち数などか
るいはLINEやTwitterに譲るのか
た結論である。
──。もちろん、正解はない。企業
ら情報発信力を数値化した「リーチ
ランキング上位企業や大きく順位
スコア」を集計し、両スコアから総
が開設するFacebookページからの
を上げた企業の具体的な取り組みに
合スコアを算出して総合ランキング
無料投稿がファン登録者の何%に表
ついては後述する。まずランキング
を作成していた。だが今回は「消費
示されるかを示すリーチ率が年々下
の趣旨、概要を説明しておこう。
行動スコア」に絞り、売り上げ貢献
降する中、この難問に正面から向き
ソーシャルメディア活用の成果を
ランキングに純化することにした。
合い、自社なりの解を見いだして新
報告する際、
「ファン数が増えまし
たな取り組みをした企業が、売り上
た」
「いいね!がたくさん付きまし
ソ
4
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