特集 | Feature ソーシャル活用売上ランキング 1位はドミノ・ピザ、LINEの新たな活用施策を見いだした企業が躍進 LINEで注文を完結させたり、オウンドメディアと位置づけたりする新たな取り組みが広がり 上位の顔ぶれは大きく変わった。活用巧者の取り組みを追う。 (降旗 淳平、小林 直樹、中村 勇介) 2016年 2015年 企業・ブランド名 消費行動スコア 1 24 ドミノ・ピザ 71.2 2 38 GU(ジーユー) 69.6 3 5 マクドナルド 69.1 4 8 ハーゲンダッツ 68.9 5 4 ミスタードーナツ 68.8 6 7 セブン-イレブン 68.1 7 3 ユニクロ 66.5 8 16 サブウェイ 66.4 2016年消費行動スコア ランキング・トップ2 0 (スコアは偏差値) LINE@も併設して地域特性に合っ た情報を発信する」など。そうした 9 2 無印良品 66.3 ひと工夫加えた企業が、売り上げ貢 10 1 スターバックス 64.0 11 ─ ファンケル 62.5 献の面でも成果を上げていた。これ 12 ─ 明治 62.2 13 17 ケンタッキーフライドチキン 61.9 14 56 任天堂 61.2 た結論である。 15 5 オルビス 60.0 16 40 ANA(全日本空輸) 59.5 ランキング上位企業や大きく順位 17 59 ネスカフェ 59.1 18 ─ ロクシタン 58.7 19 15 ローソン 58.4 ソーシャルメディア活用の成果に 20 ─ 西友 58.2 ついて社内で経営陣に報告する際、 が今回で第5回を迎える「ソーシャル 活用売上ランキング」から見えてき を上げた企業の紹介の前に、まずラ ンキングの概要を説明する。 ファン数の増加や「いいね!」がたく さん付いてエンゲージメント率が向 INE活用はクーポンの を闇雲に乱発することは、ユーザー 上といった内容では今どきなかなか バラまき型からワン・ から飽きられたり、年中安売りをし 理解されない。本調査は企業が開設・ トゥ・ワン対応へ──。 ているように見られたりと、おトク 運営するソーシャルメディアの売り 一定の知名度を持つ企業・ブランド 感よりもネガティブな印象を与えて 上げ貢献度を明らかにするものだ。 にとってLINE活用といえば、公式 ブランド毀損につながりかねない懸 Facebookのファン数やTwitterの アカウントの開設と同時にスタンプ 念も強まってきた。 フォロワー数、L I N Eの友だち数、 を配信して一気に数百万人単位の そんな中、バラまき施策から一歩 YouTubeのチャンネル登録者数・ 「友だち」をかき集め、一斉に割引ク 先に進んで、新しい取り組みに挑む 再生回数などを調査し、業種バラン ーポンを配信する。それが王道だっ 企業も登場している。 「LINEで注文 スも考慮して企業・ブランドをノミ た。だがLINEアカウント開設企業 まで完結する」 「コンテンツマーケテ ネート。昨年12月から年明けにかけ が増えてユーザーが友だち登録する ィングでWebマガジンに誘導するツ て1万7233人の消費者アンケートを ブランドも増えるにつれ、クーポン ールとして活用する」 「店舗単位で 実施した。 L 4
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