アナリストレポート:EIZO

2015 年 3 月 2 日
EIZO(6737)
担当 織田真由美
レーティング:NEUTRAL(2014/11/11)→
NEUTRAL
今期業績予想未達の可能性。NEUTRAL継続。
売上高
(百万円)
伸び率
(%)
連 11/3
65,204
-15.9
連 12/3
59,559
-8.7
連 13/3
58,270
-2.2
連 14/3
73,641
+26.4
連 15/3(予)
72,000
-2.2
第 3 四半期累計期間
連 13/4-12
55,281
+27.1
連 14/4-12
51,581
-6.7
株価(2015/2/27)
期末発行済み株式数(14/12 末)
期末自己株式数(14/12 末)
時価総額
企業価値(EV)
ROE(14/3 実績)
予想配当利回り
予想 PER
BPS(14/3 実績)
PBR
CFPS(14/3 実績)
PCFR
EV/EBITDA(14/3 実績)
営業利益
(百万円)
伸び率
(%)
経常利益
(百万円)
伸び率
(%)
当期利益
(百万円)
伸び率
(%)
EPS
(円)
1 株配
(円)
5,150
4,404
2,056
6,833
5,000
-42.9
-14.5
-53.3
+232.3
-26.8
5,258
4,479
3,101
7,998
5,200
-42.1
-14.8
-30.8
+157.9
-35.0
3,547
1,636
1,598
5,437
3,600
-28.0
-53.9
-2.4
+240.2
-33.8
158.93
74.08
74.96
255.05
168.85
50.00
50.00
50.00
55.00
60.00
5,588
2,961
2,693
22,731
1,410
61,215
42,998
8.3
2.2
15.9
3,245.70
0.8
219.8
12.3
4.5
+198.8
-47.0
円
千株
千株
百万円
百万円
%
%
倍
円
倍
円
倍
倍
6,890
3,540
+178.7
-48.6
4,693
2,592
+223.2
-44.8
220.15
121.58
-
株価チャート(週足)
出所:EIZO、ブルームバーグ、今村証券
「EIZO」ブランドで展開するパソコンなどのモニター専業メーカー。2013 年 4 月 1 日に社名
を「ナナオ」から「EIZO」に変更。高精度画像に強みがあり、出版関係等のグラフィックス市場
向けや医療市場向けで高いシェアを持っている。近年では航空管制(ATC)市場向け、産業市
場向けに参入し、映像に関するテクノロジーをコアに事業展開を図っている。
2015 年 3 月期第 3 四半期連結決算は減収減益。円安を追い風にコンピュータ用モニターの売
資料2:売上高と利益率(四半期)
資料1:部門別売上高(四半期)
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2015 年 3 月 2 日
上高が前年同期比 8.0%増の 315 億 76 百万円と堅調だった一方で、アミューズメント用モニター
が前年同期比 37.3%減の 115 億 66 百万円と大幅に減少、売上高は前年同期比 6.7%減の 515 億 81
百万円にとどまった(資料1参照)。利益面では人件費の増加や研究開発費の増加など販売費及
び一般管理費が増加したことで、営業利益、経常利益は 5 割近い減益となった。とはいえ、第 3
四半期会計期間の売上高は第 1 四半期、第 2 四半期に比べて大幅に増加し、売上高営業利益率が
9.0%と、第 1、第 2 四半期に比べて改善したことは好印象だ(資料2参照)。欧州での販売を代
理店から子会社に移管した効果が出てきており、ユーザーニーズの取り込みに成功している様子
だ。
第 3 四半期決算に改善傾向が見られたことは好印象ながら、通期見通しについては不透明感
が強い。会社発表の通期業績見通し達成には売上高営業利益率が 10%程度に向上する必要がある
が、今期の想定為替レートで対ユーロを 138 円、米ドルは 110 円としている中にあって、足元で
の対ユーロの円高、対米ドルでの円安が利益を圧迫しそうだ。対ユーロで 1 円の円高で約 1 億 5
千万円の経常減益要因、対米ドルで 1 円の円安が約 9000 万円の経常減益要因となるだけに、通
期業績は会社予想を下ぶれる可能性がある点には注意したい。
来期に向けては医療市場向けなどの特定用
途向けモニターの伸長に期待したい。足元でも
船舶や車両、セキュリティ用などの産業市場向
けが伸びており、企業の設備投資の増加によっ
て拡大が期待される。また、強みのある医療市
場向けでは米国での販売余地があると見られ
るほか、新たに開発した手術室用モニターなど
で市場拡大が期待される。
事業環境に目を移せば、国内企業の設備投資
が堅調なことに加え、海外では持ち直してきた
欧州経済、堅調な米国景気が支えとなりそうだ。
こうした中で、来期業績は堅調に推移すること
が期待できよう。
ただ、
株価のバリュエーションには割安感が
乏しく、アミューズメントのブレが懸念材料だ。
投資判断はNEUTRALを継続とする。
資料3:市場別モニター売上高(年度)
---------------------------------------------------------------------------------------------------------アナリストによる証明
本資料に示された見解は、言及されている発行会社とその発行会社等の有価証券について、各アナリストの個人的見解
を正確に反映しており、さらに、アナリストは本資料に特定の推奨または見解を掲載したことに対して、いかなる報酬
も受け取っておらず、今後も受け取らないことを認めます。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------レーティングの定義
O U T P E R F O R M:今後 12 ヶ月間のトータルリターンが TOPIX の予想リターンを 10%超上回ると予想される。
N E U T R A L:今後 12 ヶ月間のトータルリターンが TOPIX の予想リターンの+10%と-10%の間に入ると予想される。
U N D E R P E R F O R M:今後 12 ヶ月間のトータルリターンが TOPIX の予想リターンを 10%超下回ると予想される。
トータルリターン:株価変動率+配当利回り
目標株価は 12 ヵ月間の投資を想定しており、将来発行されるレポートで修正されることもあります。
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---------------------------------------------------------------------------------------------------------本資料に記載された意見及び予想は、記載された日付における今村証券の判断であり、これらは予告なく変更される場
合があります。今村証券は本資料の記載された日付以降に内容の変更・修正を行う義務を負いません。本資料はお客様
への情報提供のみを目的としたものであり、特定の有価証券売買に関する申込または勧誘を意図するものではなく、お
客様に対して投資の助言を提供するものでもありません。また、本資料に記載されている情報もしくは分析がお客様に
とって適切であると表明するものでもありません。投資に関する最終決定はあくまでもお客様ご自身の判断でなさいま
すようお願い申し上げます。
本資料に記載された内容は、信頼できると思われる情報、または信頼できる情報源から得た情報を基に今村証券が作成
しておりますが、機械作業上データに誤りが発生する可能性があります。当社はその内容の正確性や妥当性、適時性ま
たは完全性を保証するものではありませんし、本資料における過誤又は遺漏に対して何らの責任を負うものでもありま
せん。本資料でインターネットのアドレス等を記載している場合がありますが、当社自身のアドレスが記載されている
場合を除き、アドレス等の内容について当社は一切責任を負いません。本資料は、当然にお客様の投資結果を保証する
ものではございませんので、今村証券は、本資料の内容について第三者のいかなる損害賠償の責任を負うものでもあり
ませんし、お客様が本資料に依拠した結果としてお客様が被った損害または損失については一切責任を負いません。ま
た、今村証券は本資料に関するお客様からのご質問やご意見に対して、何ら対応する責任を負うものではありません。
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