平成26年度 学校評価 学校関係者評価書 (様式) 学校名 三木市立吉川中学校 1 学校教育目標 4 自己評価方法の適切さについての学校関係者評価 夢に向かって努力し 成長を実感する生徒の育成 ・自己評価結果は、概ね妥当である。 ・重点目標に沿って設定された評価の観点、評価およびアンケート項目は適切で、生徒、保護者、 教職員の声も的確に把握されていると考えられる。 ・アンケート結果より、ほぼ9割の生徒、保護者が、学校生活が楽しいと捉えていることは素晴らし く、高く評価できる。また、数年前のような目に見える生徒の「荒れ」がなくなったことは良いが、一 方で、元気のある、良い意味での「特徴や個性」がなくなってきているのではないか。今後も学校が 生徒にとって、安心できる、楽しい場所になるように、その取り組みを進めるとともに、決して画一 的になることなく、生徒達の個性を伸ばす指導もお願いしたい。 ・今後の生徒数減少に伴ういろいろな事象が心配されるが、本年度の取組からは、熱心さ、力強 さ、真剣さが強く感じられ、活気づいた学校経営が期待できる。 ・教職員は、研ぎ澄まされた感性を今後も磨いていってほしい。 2 本年度の重点目標 (1) めざす学校像4項目(①生徒・教師・保護者がこころ通い合う学校②学ぶ喜びと楽しさがある学校③規律とやすらぎのある学校 ④地域から愛され信頼される学校)の実現 (2) めざす生徒像4項目(①何事にも一生懸命取り組む生徒②知的好奇心をもつ生徒③思いやりのある生徒④体力や忍耐力のあ る生徒)の育成 (3) めざす教師像3項目(①温かさと厳しさで生徒の個性や能力を育てる教師②高い専門性と実践的指導力を培う教師③使命感と 高い倫理性を持った教師)の追求 3 自己評価結果(達成状況)【 A:達成している B:概ね達成している C:あまり達成していない D:達成していない 】 評価の観点 評価項目(取組内容) 取組(達成)の状況 学習指導 ①授業時間数は概ね確保できた ①授業時間数確保の工夫 ②基礎学力定着化事業等の結果は全 ②「学習タイム」や補充授業の実 国比を上回っており、基礎的学力は定 施による基礎・基本の定着 着している ③家庭学習の確立と充実 ③家庭学習の定着は不十分である 生徒指導 ①個々の生徒の状況に応じた指 導の充実 ②いじめ問題の早期発見と早期 解決 ③問題行動件数・不登校生徒数 の昨年度比削減 ①生徒指導委員会等で情報交換を密に 行い、個々の指導に活かした ②アンケート調査やカウンセリングを実 施し、早期発見に努めた ③問題行動は激減したが、不登校生徒 数の削減は実現できなかった 道徳教育 人権教育 ①道徳の授業時間数の確保 ②共通教材による道徳授業の実 施 ③いじめの未然防止に向けた人 権教育の充実 ①授業時間数は概ね確保できた ②学年会で共通理解を図り、共通の教 材を活用した授業に取り組んだ ③情報モラル講演会を開催する等、携 帯電話やインターネットに係るいじめや トラブルの未然防止に努めた 特別活動 ①生徒が主体的に取り組む学校 行事の充実 ②生徒会活動の活性化と地域 活動との連携 ③生徒数の減少に対応した学校 行事等の見直し ①生徒会や3年生が中心となって、体育 大会等の行事を盛り上げた ②生徒会が町民文化祭でボランティア 募金のためのバザーを開催した ③生徒数の減少を踏まえて行事の在り 方を検討し、部活動の整理を進めた 特別支援教育 ①学校生活支援教員等との連携を深 ①支援を要する生徒への支援の め、支援の充実を図った 充実 ②「ケース会議」を随時開催し、保護者 ②保護者・関係機関との連携 や関係機関との連携に努めた ①オープンスクールは目標回数を達 成、学校HPの更新は達成見込みであ る ②活動の時間を検討した上で、年間10 回開催した ③1年生が吉川音頭について保存会の 方々の指導を受けたり、町民文化祭に 生徒の美術作品を出展した ①研究授業を年間5回実施した ①年間5回以上の研究授業の実 ②8月に特別支援教育、10月に学習指 施 導に関する研修会を開催した ②学校の課題に則した、外部講 ③オープンスクールや学校支援ボラン 師を招聘しての研修会の開催 ティア活動の際のアンケート調査では、 ③接遇心の向上 肯定的な評価が多かった ①学校HP年間400回以上の更 新、年間9回のオープンスクール 家庭・地域との連 開催 ②学校支援ボランティア活動の 携 充実 ③地域と連携した教育活動の実 施、地域の教材や人材の活用 教職員の育成 5 評価の観点ごとの学校関係者評価 評価 改善の方策 B ①学校行事や行事準備に係る時間の更なる精選を図 る ②定期テスト期間中や部活動引退後の放課後を活用し て補充学習を行う ③「学習の手引き」の活用や、生徒会活動、保護者との 連携を進め、家庭での学習習慣の定着・充実を図る B ①生徒指導や不登校指導に係る指導の記録を共有し、 個々の生徒のきめ細やかな指導に活かす ②生徒に寄り添う指導体制を一層充実させ、生徒の状 況の把握や問題の早期発見に努める ③保護者や関係機関(不登校対策指導員・医療機関 等)との連携を一層密にし、不登校の解消を目指す ○学習指導 ・自己評価結果は概ね妥当である。 ・全生徒が学習内容を「わかりたい」と思っているので、今後も子供たちの学力の伸長のため、課題を明確に した補充学習等を積極的に行ってもらいたい。特に基礎基本の確実な定着を第一に考えた取り組みに期待 したい。 ・日頃の家庭学習については、引き続き低い評価となっているので、今後のあり方を家庭と連携しながら真 剣に検討され、より具体的な今後の方針・方策を示したうえで推進されたい。 ○生徒指導 ・自己評価結果は妥当である。 ・カウンセリングやアンケートの実施が指導に活かされており、高く評価できる。今後も予防的な生徒指導が なされるよう、日頃からアンテナを高くし、生徒の変化に敏感になってもらいたい。 ・不登校気味の生徒への関わりを重視し、学校だけで解決しようとするのではなく、関係機関とも十分連携し たうえで、その解消に向け全力を注いでほしい。 B ①年間指導計画を見直し、道徳の授業の充実を図る ②取組の成果を共有して今後の指導に活用するととも に、道徳の教科化に備えて、指導方法の工夫や評価に ついて研修を深める ③生徒会活動とも連携を図りながら、ネットモラルなど の人権意識の高揚に努める ○道徳教育・人権教育 ・人権作文発表会は、発表者と聴く側の態度もよかった。更に良いものになるよう継続して取り組んでもらい たい。 ・心と体が大きく成長する3年間で、心を動かされる教材と出会うことはとても大切である。地域教材も含め、 吟味された教材の提供を願うとともに、共に成長できる道徳授業を期待する。 ・現在の生徒は、インターネットと切り離した生活は不可能だと思われるので、保護者も含めたネットモラルの 研修の推進を進められたい。 ①平素の教育活動から、生徒が主体的に活動する機 会や場面を増やすように努める ②公民館活動や地域の各種団体との連携・交流を深 め、生徒会の活動機会を増やす ③小中連携や社会教育との連携を深め、生徒数の減 少に対応した学校行事や部活動の在り方を検討する ①生徒支援に係る指導の記録を共有し、個々の生徒の きめ細やかな指導に活かす ②特別支援教育推進会議を定期的に開催し、特別支 援教育コーディネータや学級担任を中心に、保護者や 関係機関との連携を深める ○特別活動 ・自己評価は概ね妥当である。 ・体育大会の縦割り組団に代表されるように、3年生が中心となってリードしながら、各行事に主体的な取組 ができたことは評価できる。 ・「吉川町文化祭」への参加など、地域の行事に中学生が参加することは、中学校を知ってもらう、また中学 生を知ってもらうことにつながる良い取組であると考える。 ○特別支援教育 ・自己評価結果は妥当である。 ・個々に応じた綿密な計画を作成し、生徒・保護者のニーズに応じた支援に努力されたい。 ・今年度、職員研修会を実施されているが、今後も全教職員が一体となり、すべての子供たちが共に学ぶこ とができる仕組みの充実を推進されたい。 B ①学級新聞や学年通信等で、生徒たちの様子や情報を きめ細かく発信する ②活動の内容や時間、時期などを再度検討して、活動 の一層の充実を図る ③学校通信等の回覧や配布など、地域住民への情報 発信を充実させるとともに、地域の教材や人材に係る情 報の収集に努める ○家庭、地域との連携 ・達成状況での学校HP,学校通信、オープンスクール、学校ボランティア等の実施は評価できる。 ・学級通信においては、発行部数よりも、よりタイムリーな内容のものを、ぜひ全クラス出す方向で努力され たい。 ・引き続き、家庭や関係機関との連携を重視した取組を期待するとともに、地域行事を活用し、中学生や教 職員が参加・交流できる場にしてはどうか。 B ①授業後に研修会を行い、研究成果の共有化を図る ②年度当初に学校の課題や研修内容、研修時期等を 充分検討し、計画的に研修会を開催する ③日々の職員朝礼や職員会議を通して、一層の意識向 上に努める A B 学校自己評価結果及び改善の方策の適切さについての評価 ○教職員の育成 ・自己評価結果は概ね妥当である。 ・改善の方策は適切であり、計画的に授業研究が進められたことは今後の取組に期待が持てる。 ・教職員の資質向上は永遠の課題ともいえる。改善の方策を具体化し、職員個々の人間性、社会性の向 上、そして指導力向上につなげてもらうよう強く希望する。また、「現代的教育課題への対策」については、そ の情報収集と提供などを管理職に期待する。
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