低学年部研究構想 平成26年度 岐南町立西小学校 低学年部で願う児童の姿 ・より楽しいくらしをめざして,身の回りの諸問題に関心をもち,みんなと仲よく活動しようとしている。 ・学級会などの話合い活動において,経験を基に考えたり,実際に活動して考えたりすることで,みんなとの 楽しいくらしを実現するための活動内容や方法を工夫していくことができる。 ・学級の集会や係などの核とする活動の過程において,自分の願いや考えを表現し,それらの活動を楽し くするために,進んで行動することができる。 児童の実態 ・みんなと仲よくし,学級を大切にしようという気持ちをもっている。 ・みんなの前で,自分の考えを話すことができる。 ・係活動の大切さや仲よくすることの大切さは理解している。 ・学級が楽しくなる活動を考え,係活動や集会に意欲的に取り組むことができる。 ・友だちの話が聞けない時がある。 ・自分から考えようとしなかったり,意識が持続しなかったりしてねばり強く活動することができないことが ある。 ・自分の姿を見つめることは難しい。 ・自分の意見を主張しようとして,友達の意見を取り入れることは難しい。 低学年部研究主題 みんなと仲よくし 楽しいくらしをつくり出す子どもの育成 研究内容 (1)「話合い活動」を中心とした指導構想の在り方 ① 各学年のめざす姿 第1学年 第1段階 第2段階 第2学年 第3段階 第1段階 第2段階 学校生活や集 団活動に慣れ る。 仲間と仲よく 活動する。 仲間と助け合 って,仲よく活 動する。 お誕生日集会(学級集会) ・係活動 遠足・運動会・半日入学 係活動・学級集会・掃除 遠足・運動会・社会見学・チャレンジスポーツ 自分のしたい みんなと一緒 ことを見つけ, に楽しく活動す 楽 し く 活 動 す る。 る。 ② 学級や学年の核とする活動 みんなと仲よ く助け合って学 級生活を楽しく する。 ② 学級や学年の核とする活動 ③ めざす姿に迫るための指導構想 (共通事項1) ・議題に対する自分の考えをもつことができる指導の在 り方の工夫。 ・集団決定したことを基に,全員で仲よく活動できた喜 びを味わえるような場の位置付け。 第3段階 (共通事項2) ・問題意識を共有化できるような指導の在り方の工夫。 ・自己決定したことを基に,努力している姿を価値付け る場の位置付け。 (2) 「話合い活動」における効果的な指導・援助の工夫 (共通事項1) (共通事項2) ① 話合いを焦点化し、よりよい集団決定や自己決定をするための適切な指導・援助の在り方 (A)価値付け ・最後まで話を聞く姿 ・経験を生かして話す姿 (B)意図的指名 ・めあてや提案理由に沿った意見をもった児童 (C)問い返し ・活動の様子や気持ちを想起させ,思いを引き出させる ための問い返し (A)価値付け ・思いを素直に語ることができた姿 (B)意図的指名 ・みんなと活動するよさに気付いた児童 ・問題に気付いている児童 (C)問い返し ・活動の様子や気持ちを想起させ,思いを引き出させる ための問い返し ・仲間の姿から自分の姿を見つめるための問い返し ② 話合いに対する意欲を高揚させるための効果的な指導・援助の在り方 (D)効果的な資料 ・自分たちの姿を具体的にとらえたり,新しい考えをも たせたりするための実物や写真・実演 (D)効果的な資料 ・問題意識を共有化できる第一資料 ・解決策を見つけ出せる第二資料
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