外国語活動の きほん の「き」 (その4) 今回の質問は、 Q 外国語活動における「文字指導」はどのようなものですか? A 外国語活動における「文字指導」は、あくまでも、アルファベッ トに慣れ親しむことを目的としたもので、実際にアルファベットの書 き方、筆順や単語のつづりを指導して正しく書かせることではありま せん。 「文字指導」は、児童が文字に興味を持ち始める時期に、以下の 段階を意識して文字遊び等を通して指導するとよいと思います。 第1段階 文字に慣れる 第2段階 大文字・小文字の識別をする 第3段階 文字の組合せに慣れる 具体的な活動として、 第1段階 文字に慣れる アルファベットポインティングゲーム、アルファベットカードカルタ、 アルファベットを順につなぐ活動など 第2段階 大文字・小文字の識別をする 文字カードでのカード合わせゲーム(大文字・小文字のマッチング) 第3段階 文字の組合せに慣れる (慣れ親しんだ単語を使った)ビンゴ、単語探しパズル、 文字カードカルタなど などが考えられます。 ”Hi, friends!”においても、5年生 Lesson6 から、文字を意識した活動が取り上げら れています。内容も上記の第1段階~第3段階が意識されています。 各学校においては、日ごろ使う絵カードなどに、さりげなく文字が添えられていま す。これも、自然に文字に慣れさせるよい方法の一つだと思います。 ※ ローマ字は、国語の第3学年で指導されていますが、外国語にはローマ字にはない文字(l,q,x) もある点に注意してください。
© Copyright 2024 ExpyDoc