特別活動

平成26年度
備前市教育研修所研修のまとめ
部会名( 小学校特別活動部会
部長名(
三宅 勝己
)
)
1 研究テーマ
「望ましい人間関係づくりをめざした特別活動」
2 研修計画と研修経過
○ 4月30日(水)
第1回備前市教育研修所 小学校特別活動部会 (於 備前市立伊里中学校)
・役員選出 部 長…西鶴山小 三宅勝己
副部長…伊 里 小 渡邊 誠
・研究テーマ及び事業計画について
○ 8月 5日(火)
第2回特別活動部会研修会 (於 備前市立西鶴山小学校)
・講演「よりよい人間関係を築く特別活動」
講師 岡山市立清輝小学校 太田 隆行 教頭
○11月20日(木)
第3回特別活動部会研修会(岡山県小教研特別活動部会研究会)
(於 吉備中央町農業振興センター)
・実践発表
・講演「楽しく豊かな学級・学校生活を創る特別活動~基礎的・汎用的能力の育成を目指し
て~」
講師 文部科学省初等中等教育局 杉田 洋 視学官
3 研修内容及び成果
第2回特別活動部会研修会(8月5日)では、岡山市立清輝小学校教頭太田隆行先生をお
招きし、「よりよい人間関係を築く特別活動」と題 して、「話合い活動」を中心に、次の様な
内容のお話をしていただいた。
・特別活動は日本独特のカリキュラムであり、新しい学習指導要領から「人間関係」と
いう文言が入った。
・
「話合い活動」は、計画委員会があるかないかで左右される。
・特別活動は為すことにより学ぶものであるので、「運動会のスローガンを決めよう」
という議題ではいけない。そのスローガンを実現するためにできることは何かを話合
い実践しなくてはいけない。
・多数決の前に十分な議論を行わなくてはいけない。多数決をする時は、絞り込んでか
ら行う。10の意見から一つを選ぶのではなく、5つ、3つ、2つと話合いで意見を
絞り、最後は二者択一の形にする。
・話合いにより集団決定を行う際に大切なことは、折り合いをつけることである。
・低学年は教師がすることを真似る段階である。学級会とはどういうものかということ
や個別決定、集団決定について教えていく。
・中学年は議長を立て、役割分担をしながら話合いができるようになる段階である。児
童に任せながらも、話がそれるような場合には教師がアドバイスを行う。
4 まとめ(反省と課題)
「代表委員会」での「話合い活動」を取り上げた第2回目の研修会では、実践事例を
多く紹介していただいた。具体的にどのような話合いを行えばよいのかをイメージする
ことができ、2学期以降の各校での「代表委員会」に生かすことができた。
第3回目の研修に位置づけた県小教研特別活動部会研究会では、杉田視学官のお話を
お聴きし、特別活動がいかに児童の人間関係力の育成に大切であるかということを改め
て実感した。
今後、特別活動主任が、児童の人間関係力の育成のために「行事」や「委員会」等で、
いかにリーダーシップを発揮していくかということが課題である。
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