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児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)
この条約は、1989年の国際総会で採択され、わが国
は1994年4月に批准しました。
子どもの最善の利益を考慮して作られ、子どもが、人格
を持った一人の人間として尊重され、調和のとれた発達
をすることができるよう、その保護と援助を促進するこ
とを目指し、大きく、
「生きる権利」
「育つ権利」
「守られる
ひ じゅん
権利」
「参加する権利」の4つに分けられています。
この条約の批准後、日本でも、2000年の「児 童 虐 待
の防止等に関する法 律」
(児 童 虐 待防止 法)など、子ど
もの人権を保障するための法律整備がなされています。
千葉市では、この条約を尊重し、子どもの人権に配慮
しながら、子どもが健やかに育つための環境づくりに努
めています。
子ども虐待に関する法律
●児童虐待防止法
●児童福祉法
次代を担う子どもたちの心身の健康を損ない、子どもの
人権を著しく侵害する児童虐待を防止する法律です。児童
虐待の定義や、児童虐待を受けたと思われる子どもを発見
した場合の通告義務、虐待を受けた子どもの保護などが定
められています。国や市区町村の役割を明確化し、社会全
体で子どもたちを守る仕組みを示した法律です。
子どもが心身ともにすこやかに育つように、保育・母子
保健・児童虐待防止対策を含むすべての子どもを支援する
法律です。児童相談所を設置して児童福祉司を配置するこ
とや、要保護児童対策地域協議会の設置に努めること、要
保護児童を発見した人は福祉事務所や児童相談所などへ通
告することなどを定めています。
社会全体で子ども虐待を防止していくために
千葉市
要保護児童対策及び
DV防止地域協議会
児童虐待防止
推進月間
里親って
なぁに?
虐待を受けた子どもをはじめとする要保護児童等に関し、関係者間で情報の
交換と支援を行う機関として法的に位置づけられています。千葉市では、関係
機関が適切な連携の下で、虐待の発生防止・早期発見からその後の見守りやケア、
親子の再統合の支援に至る取り組みを進めています。
児童虐待防止法が施行された11月を「児童虐待防止推進月間」と定め、国や
自治体、関係団体などが啓発のためのさまざまな取り組みを集中的に実施して
います。
里親とは……
子どもの福祉を目的としています
さまざまな理由により家庭で暮らせない子どもを自らの家庭に家族として迎え入れ、温かい
家庭のぬくもりの中で生活できるよう、愛情を持って養育してくださる方のことです。
里親には4つの種類があります!
養 育 里 親
親 族 里 親
専 門 里 親
養 子 縁 組
委託された子どもが親
もとに帰れるまで、また
は満18歳になって独立す
るまで養育していただく
里親です。
扶養義務のない親族が
子どもの養育を行う場合
も含まれます。
両親や監護する者が死
亡、行方不明等で、養育
が期待できない子どもを、
扶養義務のある親族に養
育していただく里親です。
養育里親として、また
は児童福祉事業に従事し
た経験があり、専門里親
認定研修を受講した方が
なれる里親です。
里 親
里 親 に
支給される
費用は
生活費、教育費、子どもの医
療費等が支給されます。また、
これとは別に、養育里親・専門
里親については、里親手当が支
給されます。
里 親 に
なるため
には
委託された子どもを養
子縁組し、養親となるこ
とを希望される場合の里
親です。
里親になるためには登録が必要です。また、経済状況や
養育環境など、一定の条件があります。
里親になることを希望される方は、児童相談所へご相談
ください。
☎043-277-8880