平 成 2 7 年 2 月 2 6 日 お 知 ら せ 課名 生活衛生課 担当 木尾・難波 内線 2694・2679 直通 226-7338 有毒植物による食中毒が発生しました 平成27年2月25日(水)16時頃、高梁市内の医療機関から備北保健所へ有毒植物 が原因と疑われる食中毒患者について通報がありました。 同保健所が調査したところ、高梁市内の女性が、2月24日(火)と25日(水)に、 近くの土手に自生していたヒガンバナ科の植物をニラと間違えて採取し、自宅で調理して 食べたところ、本人と家族1名が嘔吐の症状を呈していたことがわかりました。 残っていた植物はスイセンであり、検査したところ、130mg/kg(130ppm)のリコリンが 検出されました。 患者1名は入院中ですが、快方に向かっています。 つきましては、次の事項を県民に対して啓発をお願いします。 記 1 スイセンには、リコリン等のアルカロイドやシュウ酸カルシウムといった有毒成分 が含まれており、誤って食べた場合、短い潜伏期間の後に嘔吐、下痢、頭痛などを引 き起こす場合があります。 2 スイセンは、色や形の異なる多くの種類がある多年草で、冬から春にかけて白や黄 の花を咲かせるものが多く、葉はニラ、ノビルによく似ており、花が咲いていないと 間違える例が多く、鱗茎はタマネギと間違えやすいので注意が必要です。 3 次のことにも十分注意してください。 ・ 種類の判定ができない植物は、「採らない」、「食べない」、「人にあげない」 ・ 新芽や根だけで、種類を見分けることは難しい ・ 山菜と有毒植物が混生することがありますので、採るときはよく確認し、調理前にもう一 度確認する。 ・ 野草を食べて体調を崩したら、医療機関に受診しましょう。(その際、原因となった植物を 持参すると治療の参考になる場合があります。) 厚生労働省ホームページでは、更に詳しい説明が掲載されています。 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/yuudoku/ 参考(食中毒の発生状況) (1)昨年(1月~12月)1年間の発生状況 4件 46 名(うち死者 0 名) (2)今年(1月から今回までの事件を含む)の発生状況 4件 52 名(うち死者 0 名)【うち岡山市 1 件 25 名(うち死者 0 名)】
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