56 40 歳代の男性。腹痛と嘔吐を主訴に来院し,緊急精査となった。腹部造影 CT(動脈優 位相)を示す。 原因として考えられないのはどれか。1 つ選べ。 a 小腸癌 b 腸管脂肪腫 c 大腸ポリープ d 悪性リンパ腫 e Peutz-Jeghers 症候群 造影 CT(横断像) 造影 CT(再構成冠状断像) ― 53 ― 57 60 歳代の女性。腹部超音波検査および CT で右腎の異常を指摘され,精査を目的に入院 した。右腎動脈造影像を示す。 徴候として起こりにくいのはどれか。1 つ選べ。 a 血 尿 b 発 熱 c 側腹部痛 d 外頸静脈怒張 e 労作時呼吸困難 右腎動脈造影像 ― 54 ― 58 30 歳代の男性。下血を主訴に来院し精査となった。腹部 CT を示す。 考えられるのはどれか。1 つ選べ。 a 結節性硬化症 b 神経線維腫症 1 型 c von Hippel-Lindau 病 d Peutz-Jeghers 症候群 e Cronkhite-Canada 症候群 単純 CT 造影 CT(動脈相) ― 55 ― 59 50 歳代の女性。高血圧の精査を目的に入院した。2 本の右腎動脈造影を示す。 同様の異常所見が見られやすいのはどれか。2 つ選べ。 a 頸動脈 b 椎骨動脈 c 冠動脈 d 肝動脈 e 脾動脈 右腎動脈上枝造影 右腎動脈下枝造影 ― 56 ― 60 CT ガイド下肺生検を示す。 施行手技による合併症として頻度が高いのはどれか。2 つ選べ。 a 気 胸 b 血 胸 c 空気塞栓 d 腫瘍播種 e 肺胞内出血 CT ガイド下肺生検 ― 57 ― 61 40 歳代の男性。検診の腹部超音波検査で肝内病変を指摘され,精査を目的に来院した。 腹部単純 CT を示す。 考えられる疾患について誤っているのはどれか。1 つ選べ。 a 常染色体劣性遺伝である。 b 囊胞構造内に門脈索が認められる。 c 超音波ドプラ法が診断に有用である。 d 肝内胆管と非交通性の囊胞を形成する。 e 肝内胆管癌の発生頻度が通常より高い。 単純 CT(横断像) 単純 CT(冠状断像) ― 58 ― 62 30 歳代の男性。下血を主訴に来院し精査となった。大腸内視鏡検査で 100 個を超える 多発ポリープを認めた。腹部ダイナミック CT を示す。 腸管外病変として考えられるのはどれか。1 つ選べ。 a 神経鞘腫 b デスモイド c 悪性リンパ腫 d 孤発性線維性腫瘍 e 悪性線維性組織球腫 単 純 動脈優位相 平衡相 ― 59 ― 63 60 歳代の女性。上腹部痛を主訴に来院し精査となった。超音波検査で膵内に多発結節 を認めた。単純 MRI の拡散強調像と脂肪抑制 T1 強調像,並びに脂肪抑制併用下造影 MRI の動脈優位相と平衡相を示す。 考えられる疾患について正しいのはどれか。1 つ選べ。 a MUC 1 陽性である。 b 卵巣様間質を認める。 c 腺房細胞由来である。 d 花筵状線維化が特徴である。 e 好酸球の著明な浸潤が見られる。 拡散強調像 脂肪抑制 T1 強調像 造影 MRI 動脈優位相 造影 MRI 平衡相 ― 60 ― 64 20 歳代の男性。食欲不振を主訴に来院し精査となった。超音波検査にて肝脾に異常を 指摘された。腹部ダイナミック CT と胸部単純 CT を示す。 考えられるのはどれか。2 つ選べ。 a 結 核 b 悪性リンパ腫 c 伝染性単核球症 d サルコイドーシス e 急性骨髄性白血病 単 純 動脈優位相 門脈優位相 平衡相 胸部 CT(右肺野) ― 61 ― 65 60 歳代の男性。記銘力低下と見当識障害とを主訴に来院した。長谷川式簡易知能評価 スケールでは 8 点である。123I-IMP を用いた脳血流 SPECT を示す。 可能性が高いのはどれか。1 つ選べ。 a 脳腫瘍 b 正常圧水頭症 c 前頭側頭型認知症 d Lewy 小体型認知症 e Alzheimer 型認知症 ― 62 ― 123 I-IMP 脳血流 SPECT ― 63 ― 66 50 歳代の女性。パーキンソン病の診断で加療中である。患者の脳 SPECT(A) と,同一放 射性医薬品による正常例の SPECT(B)を示す。 放射性医薬品として用いられたのはどれか。1 つ選べ。 a 99m b 99m c 123 I-IMP d 123 I-ioflupane e 123 I-iomazenil Tc-ECD Tc-HMPAO A:患 者 B:正常例 ― 64 ― 67 80 歳代の女性。進行性の認知機能障害や転倒などを主訴に来院し精査となった。 123 ! ! I-MIBG シンチグラムを示す(Early H M:1.62, Delay H M:1.14) 。 可能性が最も高いのはどれか。1 つ選べ。 a 正常圧水頭症 b 前頭側頭型認知症 c Lewy 小体型認知症 d Alzheimer 型認知症 e 脳血管性パーキンソニズム 123 I-MIBG シンチグラム ― 65 ―
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