経営事項審査の審査項目及び基準の改正等について 公共工事の品質確保の促進に関する法律(品確法)の改正を踏まえ、建設業法施行規則の一 部改正と併せて経営事項審査の審査項目及び基準が改正されました。主な改正内容は以下のと おりです。 (1)審査項目及び基準の改正内容 ①若年の技術者及び技能労働者の育成及び確保の状況の新設 ○若年技術職員の継続的な育成及び確保の状況 審査基準日時点で、若年技術職員の人数が技術職員の人数の合計の15%以上の場合、 W 点において一律1点の加点 ○新規若年技術職員の育成及び確保の状況 審査基準日から遡って 1 年以内に新たに技術職員となった若年技術職員の人数が技術 職員の人数の合計の1%以上の場合、W 点において一律1点の加点 ※技術職員とは、主任技術者や監理技術者の資格要件を充足している職員や登録基幹技能 者の登録を受けた職員で、経営規模等評価のうち「技術力」において加点評価の対象と なるものを指し、若年技術職員とは、技術職員のうち審査基準日において満 35 歳未満の ものを指します。 ②評価対象となる建設機械の範囲の拡大 現行の評価対象であるショベル系掘削機、トラクターショベル、ブルドーザーに加えて、 災害時に使用され、定期検査により保有・稼動が確認できるものとして、新たに次の3機種 が加点評価の対象となりました。いずれの機種も1台につき W 点において1点、合計で最大 15点(現状維持)まで加点されます。 ○モーターグレーダー ○大型ダンプ車 ○移動式クレーン (2)一般建設業の営業所専任技術者(=主任技術者)の要件の見直し 建設業法施行規則が次のとおり改正され、経営事項審査においても、加点対象となる業種が 追加されます。 ①職業能力開発促進法による技能検定のうち、型枠施工の試験に合格した者を大工工事業の 主任技術者の要件に追加 ②職業能力開発促進法による技能検定のうち、建築板金(ダクト板金作業)の試験に合格し た者を管工事業の主任技術者の要件に追加 (3)申請様式の改正 経営規模等評価申請書の別紙二及び別紙三が改正されました。平成27年4月1日以降は、 改正後の様式で申請してください。
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