「再審査の手引き」(PDF:295KB)

参考(再審査申し立ての手引き)
平成27年4月の経営事項審査基準改正に係る再審査の申し立てについて
(埼玉県知事許可業者)
建設業法施行規則第20条第2項
法第27条の23第3項の経営事項審査の基準その他の評価方法(経営規模等評価
に係るものに限る。)が改正された場合において、当該改正前の評価方法に基づく(略)
審査の結果の通知を受けた者は、(略)当該改正の日から120日以内に限り、再審
査(当該改正に係る事項についての再審査に限る。)を申し立てることができる。
以下の場合に、上記規定に基づく再審査を受けることができます。
① 改正前の基準で受けた経営事項審査(総合評定値)の結果通知書が有効期間内であ
ること。
② 今回の改正により、経営規模等評価の結果(X,W,Z点)が変動すること。変動し
ない場合は再審査の申し立てはできません(なお、公共発注機関からの指示等で特に
再審査の申し立てを必要とする場合は、事前に建設管理課まで御相談ください)。
※ 再審査の受審は義務ではありません
(改正前の結果通知書は無効とはなりません)
。
※ 埼玉県は、「平成27・28年度建設工事請負等競争入札参加資格者」について、
今回の経営事項審査の改正に伴う再格付は行いません。
国および各自治体等については、各契約担当部局に御確認ください。
※ 再審査では、改正項目以外の部分についての変更は認められません。
例)技術職員名簿の技術職員を追加(削除)する。
⇒ 認められません
例)ショベル系掘削機を新たに建設機械に追加する。 ⇒ 認められません
したがって、改正に伴い経営規模等評価の結果(X,W,Z点)が変動した
場合、または、公共発注機関等から改正基準に基づく結果通知書の提出を求
められた場合などに限り、再審査を受けることになります(改正前の結果通
知書が無効となるものではありません)。
以上を踏まえて、再審査の要否を御検討下さい。
1.改正事項(再審査に該当する事項)
(1)若年技術者及び技能労働者の育成及び確保の状況について(新設)
○ 技術職員名簿(20005 帳票)に掲載されている技術職員のうち、審査基準日現在で
満35歳未満の職員が全体の15%以上の場合に、W点を1点加点します。
○ 若年技術職員のうち、新規に技術職員名簿に掲載された者が全体の1%以上の場合
に、W点を1点加点します。
(2)建設機械の保有状況について(拡充)
○ 以下の要件を満たし、審査基準日現在で保有し、かつ、法定点検を適正に実施して
いる建設機械について、新たに加点の対象とします。(W点1点。なお、上限の15
点については変更ありません。)
種類
要件
保有の確認
法定点検
モータグレーダ 自重5トン以上のもの
特定自主検査記録
ー
(建設機械抵当法施行 以下のいずれか
表(写し)
令別表)
(審査基準日含む)
審査基準日時点で
○ 売買契約書
有効なもの。
○ 販売証明書
※要件については
○(以上で証明でき 特定自主検査記録
ない場合)減価償却 表の性能欄やカタ
資産明細等、所有の ログ等で確認。
大型ダンプ車
車両総重量8トン以上 蓋然性が確認でき 自動車検査証(写
または最大積載量5ト るもの。
し)
ン以上で事業の種類と
「初度登録年月」が
して建設業を届け出、 ○自動車検査証(大 審査基準日以前で
表示番号の指定を受け 型ダンプ車、移動式 あること(リースの
ているもの(土砂等を クレーン)「初度登 場合はリース開始
運搬する大型自動車に 録年月」と「有効期 時点も確認)。
よる交通事故の防止等 間の満了の日」の間 最大積載量又は車
に関する特別措置法第 に審査基準日が含 両総重量が要件を
まれていること。
2条第2項)
満たすこと。
移動式クレーン
○リース契約書(リ
ース期間が1年7
か月超のもの)
※ リース期間の
終期が審査基準日
つり上げ荷重3トン以 から1年以内に到
上(労働安全衛生法施 来する場合は、期間
行令第12条第1項第 終 了 後 に 買 い 取
り・更新等をする旨
4号)
の申出書を添付
※労働安全衛生法に基
づく「登録(製造時等)
検査機関」による検査
を受けていること。
備考の「その他検査
事項」欄で「建○○
号」の表示番号が確
認できること。
移動式クレーン検
査証(写し)(製造
時検査、性能検査)
「つり上げ荷重」が
3トン以上である
こと。
有効期間内に審査
基準日が含まれる
こと。
(3)有資格区分コードの追加・変更について
※ 詳細については、末尾(4.そのほか)の記載を御参照ください。
2.再審査の申し立て方法
(1)再審査の申し立ては、原則として郵送(配達証明郵便)により行います。
※ 持参も認めますが、その場では受付審査は行いません(受付印を押した副本
はお返しできません)ので、あらかじめ御了承下さい。
(2)申請書、添付書類および返送用封筒(角2号、切手貼付、宛先記入)を同封し、
配達証明郵便で送付してください。
(3)受付期間は120日間(H27.4.1~H27.7.29)です。
※ 郵送の場合は当日消印有効としますが、郵便事情を考慮し、余裕をもって発
送するように御協力をお願いします。
(4)申請の処理は順次行いますが、経審の事務処理システムの改修の関係で、
結果通知の発送は早くても4月下旬以降となる見込みです。
3.再審査に必要な書類
ホームページに掲載している「チェックリスト」を打ち出して、
必要な書類をチェックした上で、書類の一番上に同封してください。
(1)必須の書類は以下のとおりです。
① 申請様式 20001 ないし 20005 帳票(原本3部)
※ 表題の「総合規模等評価申請書」については、二重線等で消してください。
※ 表紙(20001 帳票)の項番5「申請等の区分」欄は「4」と記入してください。
※ 代表者印を押してある原本が3部必要です。1組ずつまとめてホッチキスで
綴じてください。
※ 20004 帳票(その他社会性)及び 20005 帳票(技術職員名簿)は新様式です。
※ 改正事項以外については、申請内容を変更することはできません。
② 現在有効な結果通知書の写し。
③ 上記②の申請書の副本(県の受理印のあるもの)の写し。
④ 建設業許可変更届の写し(商号、所在地、代表者に変更がある場合のみ)。
⑤ 委任状(代理申請の場合のみ)。
※ 代理人の住所あてに結果通知等を返送する場合は、受任事項に「結果通知書
の受領」が含まれていることが必要です。
⑥ 140円分の切手を貼付し宛先を明記した、角2号の返信用封筒。
※ 受付済みの申請書(写し)を返送するために必要となります。
(2)改正にかかる確認書類は、以下のとおりです。(該当するもののみ提出)
① 建設機械一覧(新様式)
※ 新基準用の様式を用いてください。
※ 既存の機種(ショベル系掘削機、ブルドーザー、トラクターショベル)を追加することはできません。
② 建設機械について保有(所有・1年7月以上の長期リース)を確認できる書類
※ 所有:売買契約書、販売証明書、減価償却資産明細(いずれも写しを提出)
※ 保有:リース契約書(写しを提出)(リース契約の終期が審査基準日から1
年7月より前に到来する場合は、参考様式の申出書の提出が必要)
③ 各機械の審査基準日現在で有効な法定検査の記録表(写しを提出)
大型ダンプ:現在の自動車検査証(写し)(備考欄の届出事業の種類が「建」
となっていて、
総重量 8t または最大積載量 5t 以上のものに限る)
移動式クレーン:労働安全衛生法に基づく製造時検査又は性能検査証(写し)
(つり上げ荷重3t以上のものに限る)
モータグレーダー:特定自主検査記録表(写し)(自重 5t 以上に限る。自重が
自主検査記録表の性能欄等で確認できない場合は当該機械のパ
ンフレット(写し)も添付すること。)
④ 若年技術職員(審査基準日現在で満35歳未満)が技術職員名簿(20005 帳票)
の15%以上いる場合、年齢を確認できる書類(写し)。
※ 社会保険標準報酬決定通知書(写し)、技術職員の資格者証・合格者証等
(写し)または監理技術者資格者証(生年月日が明瞭になるようにコピーす
る)のうち何れか。以上で確認できない場合は、運転免許証(写し)、健康
保険証(写し)等、公的証明書で生年月日が確認できるもの。
⑤ 新規に技術職員名簿に掲載された者が全体の1%以上になる場合は、④に加え
て、前回の審査基準日の 20005 帳票(県の受理印の日付が明瞭に分かるようにコピー)(写しを提出)。
※ 前回申請時の名簿に掲載されていない者は「新規掲載者」として取り扱い
ます。
※ 現在の経営事項審査の受審が初めての場合は、その旨の申出書を添付して
ください(様式は任意。代表者記名・押印)。
上記の再審査申請書類を、平成27年4月1日~平成27年7月29日ま
でに郵送(配達記録郵便)又は持参により申請してください。
※ 申請期限および郵便料金の不足に御注意ください。
封筒に朱書きで「経審再審査」と記載してください。
提出先 〒330-9301 さいたま市浦和区高砂3-15-1(埼玉県庁第2庁舎3F)
埼玉県 県土整備部 建設管理課 総務・経営事項審査担当
※ 他の行政庁(都道府県・地方整備局等)の取り扱いについては、当該
行政庁に御確認ください。
申請書(新様式 20004/20005 帳票および建設機械一覧 等)の記入方法
については、当ホームページ上の記載要領を御参照ください。
4.そのほか(有資格区分コードの追加・変更について)
(1)平成27年4月から「職業能力開発促進法に基づく「とび・とび工・型枠施工・
コンクリート圧送施工」」のうち「型枠施工」について、従来の「とび・土工工事
業」に加え「大工工事業」としての技術職員資格も認められるようになります。
(2)平成27年4月から「職業能力開発促進法に基づく「建築板金(ダクト板金作業
に限る)」について、新たに「管工事業」の技術職員資格として認められるように
なります。
コード
164
264
170
270
資格区分
型枠施工(1級)
型枠施工(2級)[実務経験3年]
建築板金「ダクト板金作業」
(1級)
建築板金「ダクト板金作業」
(2級)[実務経験3年]
点数 加点業種
確認書類
2点 大工(新規)、 合格証書
1点 とび・土工
※実務経験を要
2点
管(新規)、 する場合は技術
屋根、板金 職員略歴書も必
1点
要
(3)再審査の申し立てが認められるのは、改正事項に関わる部分のみです。
【具体例】
○ 「03(大工)」の結果通知を有している業者の技術職員名簿に、新たに「型枠
施工」の技術職員を追加する
○ 「09(管)」の結果通知書を有している業者の技術職員名簿に、新たに「建築
板金「ダクト板金作業」」の技術職員を追加する。
○ 「03(大工)」および「05(とび・土工)」の結果通知を有している業者の
技術職員名簿に「型枠施工」の技術者がいた場合に、技術職員名簿の業種を「0
5(とび・土工)」から「03(大工)」に振り替えたり、「03(大工)」を
業種追加する。
○ 「09(管)」と併せて「07(屋根)」又は「15(板金)」の結果通知を有
している業者の技術職員名簿に、「建築板金「ダクト板金作業」」の技術職員が
いた場合に、技術職員名簿の業種を「07(屋根)」又は「15(板金)」から
「09(管)」に振り替えたり、「09(管)」を業種追加する。
※ いずれの場合も、現行の結果通知書の申請業種について、追加・変更することは
認められません。
(4)提出書類(上記3.の提出書類にあわせて添付)
○ 当該合格証書(職業能力開発法に基づく)(追加・変更分の写し)
○ 技術職員略歴書(実務経験を要する場合)