平成２７年度入札・契約制度について１．概数設計入札の試行＊本年度試行内容といたしましては、しゅん工期限前に工事完了期限を設定し、変更契約にかかる期間を確保いたします。２．施工体制台帳の作成および提出＊施工体制台帳の作成、提出の対象が、下請契約を締結するすべての工事に拡大されました（「公共工事の品質確保の促進に関する法律」の改正によるもの）。３．入札額内訳書の提出＊すべての工事に、入札時の内訳書の添付が義務付けられました。内訳書の書式は、入札案件ごとに提示します（「公共工事の品質確保の促進に関する法律」の改正によるもの）。４．入札参加要件の継続運用＊工事の品質確保を図るため、発注工種における経営事項審査の完成工事高が、３00万円未満の事業者について、入札参加を制限する要件設定を引き続き運用いたします。《該当ランク》ランクはＣランクに登録されている業者《対象工事：(税込み)》土木一式・建築一式の工種＝設計金額1,800万円以上2,200万円未満の工事電気・ほ装・造園の工種＝設計金額800万円以上1,200万円未満の工事 ※ほ装は、ほ装若しくは土木一式の実績で可 5．「地域建設業経営強化融資制度」の期間延長＊工事請負代金の債権を譲渡し、工事出来高額を基本に融資を受ける制度・工事出来高が２分の１以上であること。・融資窓口：(株)建設経営サービス（東日本建設業保証(株)の100％子会社）・工事出来高額の範囲内で融資東日本建設業保証(株)〈前払金と(株)建設経営サービスの融資が前提〉・工事出来高を超える部分についても融資・実施期間：融資期間を201６年(平成2８年)３月３１日まで延長（地域建設業経営強化融資制度における債権譲渡承諾に関する事務取扱要領の施行期間を平成２８年３月３１日まで延長いたします） 6．総合評価競争入札本年度の試行概要＊協力雇用主登録業者への加点を追加しました。＊「公共工事等低入札価格調査要領」を適用した入札を試行平成25年度に実施した藤沢市公共工事等総合評価競争入札試行実施要領等の改正に基づき、昨年度に引き続き「公共工事等低入札価格調査要領」を適用した入札を試行的に実施します。なお、低入札調査が必要となった入札においては、「公共工事の入札及び契約の適正化を図るための措置に関する指針」に基づき、調査に係る事務において、通常の低入札調査を見直し、総合評価においては軽減された調査方法を検証いたします。＊総合評価入札の落札制限の設置総合評価入札における受注機会の均等を図るため、同一開札日の同種工事については、1件落札後は無効とする落札制限を設けていますが、さらに徹底を図るため、総合評価入札による工事に限り、落札制限を設定します。件数上限総合評価入札により落札した工事の手持ち件数は、 3件を限度とします。カウントされる期間落札決定からしゅん工検査終了日まで ※総合評価入札による工事の手持ち工事（落札決定～しゅん工検査日）が３件に達した場合、以降の総合評価入札による工事の入札は無効といたします。ただし、しゅん工検査（基準日：募集日の前日）が完了することによって、その工事はカウントから除かれ、３件に達するまで落札することができるようになります。 7．前払金の適用範囲拡大の継続＊適用範囲 ①工事･･･契約金額３００万円以上 → １５０万円以上 ②コンサル･･･契約金額３００万円以上 → ５０万円以上 ③適用期限･･･ 201６年(平成2８年)3月31日までの時限的措置として延長 ※平成22年度から前払金の適用範囲を拡大しましたが、回復の兆しが見られるものの、現在の経済状況を鑑み、さらに1年間継続することとします。 8．その他 (1)工事施工実績の対象期間の延長平成2７年度発注する工事の入札参加要件としての工事の施工実績の対象期間「平成１２年度以降に完成した工事」 (2)市内業者への優先発注について藤沢市からの各種発注は、市内業者を基本とします。また、藤沢市の経済活性化及び市内企業の育成のため、下請業者の選定、資機材の購入や機械・機器類を調達する場合は、市内企業を優先するようにご協力をお願いいたします。 (3)疑義申し立て期間における、金額入り設計書の確認について著作権保護の観点から、土木工事等の閲覧範囲を一部変更します。 (4)参考設計図書の添付入札公告時に、参考設計図書（図面等）をイメージ添付する場合があります。 (5)測量業務の専任配置技術者の設定測量業務の配置技術者を、専任とする場合があります（導入する案件については、個別の入札公告に記載します。※専任の取扱は、建設業法における技術者制度に準じて運用します）。 (6)社会保険の加入について今後、社会保険等の加入を入札参加資格要件とする予定です（実施時期未定）。社会保険適用事業所等においては、早期に加入手続きを行ってください。