まちづくり調査特別委員会調査報告書 本委員会に付託の事件は、下記のとおり調査が終了したので、会議規則第72条の規 定により報告します。 記 調 1 2 査 事 件 大山駅周辺及び高島平地域のまちづくりについて 板橋駅前及び上板橋駅南口の再開発について 調 査 結 果 本委員会は平成25年5月の第一回臨時会において設置され、上記調査事件に関する 調査・研究を行ってきた。 平成25年度は、大山駅周辺地域のまちづくりについて、板橋駅前及び上板橋駅南口 の再開発について、平成26年度はこれらに加え高島平地域のまちづくりについて、課 題や改善策に関する議論を重ねてきた。 はじめに、大山駅周辺及び高島平地域のまちづくりについては、平成26年3月に大 山駅周辺地区全体のまちづくりを推進するための行政計画として、 「大山まちづくり総合 計画」が策定された。同計画の策定を受けて、東武東上線大山駅付近が連続立体交差事 業の「事業候補区間」に位置付けられ、板橋区の悲願である東武東上線立体化へ向けて の重要な一歩を踏み出した。本委員会においては、今後も都や鉄道事業者などの関係機 関に立体化の早期実現へ積極的な働きかけを行うことを求めた。また、大山のまちづく りは東武東上線立体化や都市計画道路補助26号線と一体的な事業であるため、事業計 画については地域住民へ与える影響を勘案して合意形成を十分図ることを提言した。 更に、高島平地域については、現在策定中である「高島平地域グランドデザイン」が、 誰もが住みたい、住み続けたい、訪れたいと共感できる基本構想となるよう様々な提言 を行った。 次に、板橋駅前及び上板橋駅南口の再開発については、現在、板橋駅において駅施設 改良計画が進められているが、バリアフリー設備はいまだ整備されておらず、区民から もバリアフリー化の早期実現を求める声が上がっており、本委員会も区から関係機関へ のさらなる働きかけを行うことを求めた。 一方、上板橋駅南口の再開発については、新たな地元検討組織が立ち上がり、再開発 に向けた計画案の検討が引き続き行われているが、さらなる機運醸成のため、住民の要 望や地域の実情を的確にとらえ、区として適切な支援を行うよう提言した。 さらに、調査事件の参考に資するため、平成25年度は、墨田区における京成電鉄押 上線連続立体交差事業について視察を行った。 本委員会では、調査事件について以上のように、現状の再認識と課題整理をしたこと で、様々な提言をすることができたと考える。 今後は、本委員会の提言を十分に斟酌しながら、区民・議会・行政が一体となり、積 極的に事業を推進していくことが求められていることを申し添え、本委員会の調査を結 了する。 平成27年2月24日 まちづくり調査特別委員長 佐 藤 康 夫 議長 茂 野 善 之 様
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