写 議 会 改 革 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書(案) し 本委員会に付託の事件は、下記のとおり調査が終了したので、会議規則第72条の規定に より報告します。 記 調 査 事 件 区民に身近な議会の実現及び議会機能の充実について 調 査 結 果 本委員会は平成25年5月の第一回臨時会において設置され、上記調査事件に関する調査・ 研究を開始した。 以来、二箇年に渡り、区民に身近な議会の実現及び議会機能の充実について論点を絞り、議 論を進めた。議会改革は一朝一夕に進めることができず、様々な項目を多角的に議論していく 必要がある。板橋区議会としても、平成22年度に議会改革勉強会を開催し、また平成23年 度から二箇年に渡り、議会改革調査特別委員会を設置するなど多くの議員の参加のもとに精力 的に活動してきた。 平成25年度は、各委員より調査項目を募り、本特別委員会の調査項目として議会の情報公 開に関する事項や子ども議会の実施に関する事項など16項目を選定した。それら1つ1つに ついて議論をし、「実施すべき方向」「実施しない方向」「将来的課題として認識し、現状維持 とするもの」「引き続き継続して調査すべきもの」に分類した。実施すべき方向とされた「ホ ームページ上での議員ごとの表決態度の公開」については、議会運営委員会に申し送りを行い、 平成26年第3回定例会から実施することができた。また、調査事件の参考に資するため、飯 能市議会におけるタブレット端末の活用について及び練馬区議会における子ども議会の実施 について視察を行った。様々な項目に対し、現状の再認識と課題整理を行い、実施に至った事 項もあることから、板橋区議会の改革は前進しているものと考える。 平成26年度は、平成25年度から引き続き継続して調査すべきものと決定した項目につい て活発な議論を行った。中でも、緊急時における議会のあり方検討については、春日部市議会 における災害発生時の対応について視察を行うなど、他の自治体での取り組み状況の調査等を 通して、委員間の共通認識を深めることができた。いつ起こるかわからない災害を想定し、早 期に取り組む必要性があることや、早急に部会等を設け、指針等の早期策定を実現するべきな ど様々な意見が出された。 議論の結果、なお結論に至らなかった項目もあり、議会改革の難しさを議員自ら肌で感じた ところではあるが、合意できた事項、また、それにより得られた成果は非常に大きい。 今後も、「議会改革」は外部からの視点も忘れず、常に前進させるよう、議員一人ひとりが心 がけなければならない。また、区民からも議会の一層の活性化が期待されており、丌断の議会 改革が求められていることを申し添え、本委員会の調査を結了する。 平成27年2月24日 議会改革調査特別委員長 山 田 貴 之 議長 茂 野 善 之 様
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