体験教室普及 - 資源エネルギー庁

仕様書
1.事業名
平成27年度原子力発電施設広聴・広報等事業(体験教室普及)
2.事業目的
全国の科学館、博物館等(以下「科学館等」という。
)及び地域のイベントにおいて、主
に小学生、中学生及び高校生(以下「次世代層」という。
)を対象に、エネルギーや原子力、
放射線などの知識の普及等を目的とした体験型の教室(以下「体験教室」という。)を開催
するとともに、科学館等が独自に開催できるよう支援する。
3.事業内容
(1) 体験教室の実施等
① 体験教室の名称等
体験教室は、次世代層が直接見たり、触れたりしながら、エネルギーや原子力、放
射線等について理解を深めることができるものとすること。必要に応じ、次世代層に
分かりやすく親しみやすい名称を付すこと。
② 体験教室に必要な教材の制作等
体験教室に必要なカリキュラム、教材等については、提案すること。教材等の制作
に係る費用を計上すること。
③ 開催地の選定等
この体験教室を実施することにより、独自に体験教室を実施する可能性のある施設
を全国の科学館等の中から12カ所程度を選定すること。また、地域のイベントでの
開催はブース出展又は科学館等以外での開催形式(以下「出前教室」という。
)とし、
5カ所程度を選定すること。開催地の数及び選定の方法については、提案すること。
④ 開催方法等
ア 科学館等での開催は、1科学館等で1日3回以上2日間を原則とする。なお、1
回当たり20人程度の参加規模とし、1回当たり30~60分程度の開催時間とす
ること。
イ
地域のイベントでの開催は、ブース出展の場合、1日当たり100人程度の参加
規模を見込むこと。また、出前教室の場合、1日2回以上2日間を原則とする。な
お、1回当たり30人程度の参加規模とし、1回当たり30~60分程度の開催時
間とすること。
ウ
それぞれの開催形式においても、教室の規模は所要の人数が参加できる十分なス
ペースを確保すること。また、科学館等の意向や地域のイベントの特性に応じ、実
施内容や時間配分について創意工夫を提案すること。
⑤ 体験教室実施上の留意点
ア
体験教室の参加費は、無料とすること。
イ
保護者が子供の付き添いを行う場合は、保護者と同時に参加できる体制を整える
こと。
ウ
参加者の安全には万全を期し、保険の加入は必須とし、安全マニュアル等を整備
すること。
エ
授業での活用上の留意点等
学校の授業に活用する場合には、平成20年告示及び平成21年告示により改訂
された学習指導要領における社会科、理科、総合的な学習の時間などの教科で内容
の充実が図られた原子力を含めたエネルギーに関する項目を取り入れ、小学校、中
学校、高等学校等の発達段階に応じたものとなること。
オ
地域のイベントに係る出展費用、会場費、機材レンタル料等は計上すること。
⑥ 体験教室実施後のフォローアップ
体験教室の実施後、科学館等において体験教室が実施できるよう実施に当たって適
宜相談に対応できる体制を整備するなど、科学館等に対するフォローアップを行うこ
と。また、体験教室のインセンティブとなるような工夫を提案すること。
⑦ 事前広報
参加者向けの事前広報は、チラシ、ポスターその他費用対効果の高い方法を提案す
ること。科学館等向けの事前広報は、原則として開催する科学館等が行うこととする。
(2)科学館等職員向け研修会の実施
科学館等が独自に体験教室を開催できるよう支援するため、希望する科学館等職員に
対して研修会を行う。
① 研修会は3回程度開催し、開催地は資源エネルギー庁と協議すること。また、参加
者は公募等により1回20人程度募集すること。
② 研修会への参加費は無料とし、研修内容及び募集方法については提案すること。
③ 講師謝金、参加者の旅費等、会場・運営費、印刷・資料費を計上すること。
(3) 事業評価委員会の開催等
①
定量的な目標・指標等を設定し、参加者、科学館等職員のアンケート・意見等に
より、本事業による効果や今後の課題等を評価すること。
② 事業評価委員会を年2回程度開催し、評価委員は事業の実施状況を評価する。なお、
具体的内容は原則提案によることとし、詳細は資源エネルギー庁と協議すること。
4.無償貸付を行える物品
放射能測定装置(㈱テクノエーピー製TN100B-15ベクレルモニター)1台を無
償で貸与する。受託者は、当該物品の使用に当たって、資源エネルギー庁と適宜協議を行
い、適切な使用を行うこと。なお、当該物品の使用及び管理に要する費用は、受託者の負
担とするが、過失等によらない一定の修繕費については、本委託費により支出が可能なた
め、費用計上すること。
5.報告書の作成
上記3.の事業実施内容の報告書を作成すること。
6.事業期間
委託契約締結日から平成28年3月31日まで。
7.納入物
・事業報告書の電子媒体一式
(CD-R又はDVD-R)2枚
・記録画像(DVD等)2枚
8.納入場所
経済産業省資源エネルギー庁
原子力発電立地対策・広報室
原子力立地・核燃料サイクル産業課