仕様書(PDF形式:180KB) - 資源エネルギー庁

仕様書
1.事業名
平成27年度原子力発電施設広聴・広報等事業(立地地域原子力教育セミナー)
2.事業目的
本事業は、原子力発電所立地道県等(以下「立地道県等」という)の教育職員等を対象
に、学校教育の場での原子力を含む我が国のエネルギー・放射線等に関する授業等の実践
を意識した知識の習得が図られる内容構成のセミナーを開催することにより、原子力を含
む我が国のエネルギー・放射線等に対する知識の習得、思考力・判断力を育成するための
環境を整備して、原子力を含む我が国のエネルギー・放射線等に対する理解の促進を図る。
3.事業内容
3-1 セミナーの実施
(1)受講対象者(教育職員等)
①
立地道県等の小学校、中学校、高等学校、高等専門学校及び特別支援学校の教育
職員
②
教育職員に準じる者(大学院生、大学生とこれらの教育職員)及び教育委員会指
導主事、教育行政に係る地方公共団体職員等
(2)開催数
①
学校別に開催する場合は1回当たり25人程度の規模とし、立地14道県にて各
2回以上及び周辺府県にて7回以上、延べ35回以上とする。
②
上記以外の方法による場合は、立地道県にバランス良く開催することを原則とす
るが、開催希望等により、開催方法、開催回数等に配慮することは差し支えない。
③
セミナーは、参加費等が無料であることを原則とすること。
④ 1回のセミナーへの講師派遣は、原則1人とし、2人までの派遣とすること。
⑤
1回のセミナーの旅費は、1泊2日を基本とすること。
⑥ 講師謝金、会場にて配布する資料代及び会場費は、35回分を積算すること。
⑦
本事業受託者のセミナー開催に係る事前打ち合わせに係る旅費は、各1回、1人
とすること。
⑧
講師は、原子力を含む我が国のエネルギー・放射線等に対する十分な知識、講師
経験を有する者とすること。
なお、上記(2)①から⑧のセミナー開催に伴う経費については、立地道県等に
おいて均等に開催した場合を想定して積算すること。
(3)受講者数
上記(2)①及び②のいずれによる場合でもセミナー受講者総数は、875人以上を
目途とする。
(4)モデル事業
上記(2)①及び②による開催のうち2回は、小学校あるいは中学校での出前授業
として開催するものとする。有効な開催方法等については、提案すること。
(5)実施の留意事項
セミナーの実施に当たっては、以下の点に留意し、より多くの教育職員等がセミナー
に参加し、内容を理解できるよう工夫すること。
① 小学校・中学校・高等学校等の児童及び生徒の発達段階に応じた区分を設けること。
② 立地道県等の教育委員会、教育センター、学校、教育研究会等との連携や立地地
域の地域性なども考慮すること。
③ 原子力を含む我が国のエネルギー・放射線等に関する基礎的な知識の習得を図るこ
とができるカリキュラム(授業形式だけでなく、ワークショップなどの理解促進を
促す授業)を提案すること。
④ 原子力を含む我が国のエネルギー・放射線等に関する副読本、簡易な放射線測定器
など各種コンテンツを活用し、学校教育の場での実践を考慮した内容構成とするこ
と。なお、簡易な放射線測定器は、10台程度の購入費を計上すること。
⑤ 平成20年告示及び平成21年告示により改訂された学習指導要領において、内容
の充実が図られた社会科や理科、総合学習等の教科で原子力を含む我が国のエネルギ
ー・放射線等に関する項目を取り入れること。
⑥ セミナー受講者に対し、疑問点の解決等のための積極的なアフターフォローを行
うこと。
⑦ 受講者のセミナー受講後の原子力を含む我が国のエネルギー・放射線等に関する授
業など学校教育の場での実践状況等について調査すること。
⑧ 予算の範囲内において、授業等の実践に必要な副教材(霧箱など)等を支援する。
これらの実施に当たっては、資源エネルギー庁と協議すること。
3-2 周知活動の実施
セミナーへの参加の促進を図るため、立地道県・市町村教育委員会、学校、各学校長
会、各教科教育学会、各教科教育研究会、教育職員等に対し、直接的な周知活動等を行
う方法を提案すること。
なお、上記の実施に当たっては、資源エネルギー庁と協議すること。
4.事業評価委員会の開催
(1)評価の実施
定量的な目標・指標等を設定した上で、セミナー受講者等へのアンケート調査等によ
り、本事業による理解促進に係る効果や今後の課題等を評価すること。
(2)評価委員会の開催
事業評価委員会を年2回、東京にて開催し、評価委員は事業の実施状況を評価する。
なお、委員の選定及び委員会の開催の具体的内容は原則提案によることとし、詳細は
資源エネルギー庁と協議するものとする。
また、委員会開催に係る経費(謝金、旅費、会議費等)を計上すること。
5.報告書等の作成
上記3.の事業実施内容の報告書を作成すること。
6.事業期間
委託契約締結日から平成28年3月31日まで。
7.納入物
事業の実施内容及び評価を記載した報告書の電子媒体(CD-R又はDVD-R)2
枚
8.納入場所
経済産業省資源エネルギー庁
対策・広報室
原子力立地・核燃料サイクル産業課
原子力発電立地