高野町緊急捕獲等計画

(別紙8)
計画作成年度
計画主体
平成26年度
高野町
高野町緊急捕獲等計画
(注)1
共同で作成する場合は、すべての計画主体を掲げるとともに、代表となる計画主体
には(代表)と記入する。
2
計画の作成に当たっては、別添留意事項を参照の上、記入等すること。
-1-
1.対象鳥獣の種類、実施計画の期間及び対象地域
対象鳥獣
イノシシ、シカ(カモシカ含む)、ニホンザル、アライグマ
計画期間
平成26年度
対象地域
高野町全域
(注)1
~
平成27年度
計画期間は、原則として平成24年度から平成27年度の4年間とする。
2
対象地域は、単独で又は共同で本計画を作成する全ての市町村名を記入する。
2.被害の現状及びこれまで講じてきた被害防止対策
(1)被害の現状(平成24年度)
鳥獣の種類
被害の現状
品
目
イノシシ
水稲、ジャガイモ等根菜類
シカ(カモシカ含む)
雑穀類、花木、タケノコ
(注)
被害数値
471千円
66a
40千円
37a
主な鳥獣による被害品目、被害金額、被害面積(水産業に係る被害面積を除く。)等を記
入する。
(2)被害の傾向
高野町では、イノシシ、シカ(カモシカを含む)を中心とした野生鳥獣による農林産物
の食害が発生している。
平成24年度の被害面積は103aで被害額は511千円であるが、本町は専業農家が少な
く自家用の農作物を生産することが目的の農家が大半を占めることから、正確な被害
状況を把握できていないものと思われる。しかしながら、小さな被害であっても高齢
の農業者にとっては大きな痛手であり耕作意欲を減退させる要因となっている。
また、家庭菜園や境内地への侵入が報告されており、今後、農林産物の被害だけでなく、
生活被害や町民・観光客への人的被害の発生が危惧される。
(注)1
近年の被害の傾向(生息状況、被害の発生時期、被害の発生場所、被害地域の増減傾向
等)等について記入する。
2
被害状況がわかるようなデータ及び地図等があれば添付する。
(3)従来講じてきた被害防止対策
従来講じてきた被害防止対策
課題
捕獲に関す
地元猟友会の協力体制下で有害捕獲 1、有害捕獲実施体制
る取組
を実施している。
●猟友会の高齢化や会員数が減少し
捕獲数の増加に向けた効率的な捕獲 従事者が不足している。
体制の確立を図る取り組み。
2、捕獲効率の向上
1、有害捕獲実施体制の強化
●鳥獣の生息状況や、被害状況の把
●町村合併前の地域単位で組織化し 握による分析の遅れ。
ていた猟友会を一つの組織に統合。 3、捕獲意欲の向上
(平成24年度)
●食肉加工など捕獲鳥獣を資源とし
●狩猟免許取得者に地元猟友会へ
て活用する仕組みづくり。
の入会を奨励。
-2-
●アライグマ捕獲従事者の育成を目
的に、町内でアライグマ防除講習会
を開催。(平成25年度~)
●イノシシ、アライグマ捕獲檻の貸
し出し制度を創設。
●県補助事業を活用しながら、捕獲
報奨金額の引き上げ。
2、有害捕獲許可条件の見直し
●有害捕獲の実施期間を水稲収穫ま
での一ヶ月程度から、通年での実施
に変更。(平成25年度~)
●狩猟期間においては、特別鳥獣保
護区内での有害捕獲を実施
防護柵の設
●侵入防止柵等の設置による自主防 ●農家の高齢化が進む中、侵入防止
置に関する
衛を奨励し、県の補助事業を活用し 柵の適正な設置と維持管理が困難に
取組
た支援事業を実施。
なってきている。
●県の補助事業を活用できない条件 ●個別に圃場を囲う防護柵の設置に
に対応する町単独の補助制度を創設 は限界があり、地域全体の被害対策
。
に至らないことから、集落の外周に
柵を設置するなど、取り組みの拡大
を図る必要性がある。
(注)1
計画対象地域における、直近3ヶ年程度に講じた被害防止対策(捕獲及び防護柵設置に
関する取組)と課題について記入する。
2
「捕獲に関する取組」については、捕獲体制の整備、捕獲機材の導入、捕獲鳥獣の処理
方法等について記入する。
3
「防護柵の設置に関する取組」については、侵入防止柵の設置・管理等について記入す
る。
3.取組内容
(1)緊急捕獲活動に関する事項
①対象鳥獣の捕獲体制
イノシシ、ニホンジカ、ニホンザルについては、既存の捕獲隊(猟友会)による捕獲
体制を継続するとともに、有害捕獲の担い手確保ため、農家や一般住民の狩猟免許取
得を推進する
アライグマについては、従来の特定外来生物防除実施計画に基づく捕獲従事者による
捕獲を推進する。
(注)捕獲計画及び捕獲目標の達成に向けて十分な体制となっているか精査した上で、鳥獣被害対
策実施隊のうち対象鳥獣捕獲員、狩猟者団体等による対象鳥獣の捕獲体制を記入するととも
に、緊急捕獲活動に関わる者のそれぞれの取組内容や役割について記入する。
-3-
②活動方法
有害鳥獣捕獲制度に基づく捕獲許可について、イノシシ、ニホンジカは年間を通して
被害自治区からの申出により許可を行い、被害状況に見合った捕獲体制を確立する。
なお、捕獲は高野町全域で行い、銃、わなを使って実施する。また捕獲後は埋設、若
しくは獣肉の地域資源として有効利用に取り組むよう検討していく。
(注)1
捕獲計画及び捕獲目標の達成に向けて十分な体制となっているか精査した上で、緊急捕
獲活動の実施予定時期、捕獲予定場所、わな等の捕獲手段、捕獲鳥獣の処理方法等につい
て記入する。
2
捕獲等の実施予定場所を記した図面等を作成している場合は添付する。
③捕獲計画(捕獲目標)
捕獲計画数(捕獲目標)設定の考え方
和歌山県鳥獣保護事業計画や特定鳥獣保護管理計画を踏まえ、適正な捕獲を実施してい
く。
●イノシシ、ニホンジカ
近年、出没数は増加の一途を辿っており、農地周辺に出没する個体を中心に捕獲を行い、
着実な個体数減少を目指す。
●カモシカ
文化財保護法において天然記念物に位置づけられているため、捕獲ができない。侵入防
止柵の適切な設置並びに強化を図り被害軽減に努める。
●ニホンザル
近年、周辺市町にて出没しているため、本町においても被害が発生した場合、銃器、箱わ
な及び大型箱わなを組み合わせた効率的な捕獲を行う。
●アライグマ
特定外来生物防除実施計画に基く防除については、従事者個々で実施してきたが、地
域ぐるみで取り組むことで地域内全防除を目指す。
対象鳥獣
有害捕獲実績
(23年度~25年度の平均)
イノシシ
15頭
ニホンジカ
6頭
ニホンザル
0頭
アライグマ
0頭
(注)1
2
捕獲計画数
26年度
27年度
28年度
合計(捕獲目標)
50頭
30頭
60頭
40頭
70頭
50頭
180頭
120頭
被害額の50% 被害額の50% 被害額の50%
10頭
20頭
被害額の50%
20頭
50頭
有害捕獲実績には、直近3ヶ年の有害捕獲頭数の平均値を記入する。
捕獲計画数及び捕獲目標は、有害捕獲実績を上回り、かつ、被害防止計画における捕
獲計画数を超えない範囲で設定する(狩猟による捕獲は含めない。)。
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(2)侵入防止柵の機能向上整備計画
対象鳥獣
整備内容
26年度
27年度
合計
28年度
イノシシ
電気柵、ワイヤーメッシュ 電気柵、ワイヤーメッシュ 電気柵、ワイヤーメッシュ 電気柵、ワイヤーメッシュ
ニホンジカ
柵、防護ネット
柵、防護ネット
柵、防護ネット
柵、防護ネット
ニホンザル
延長1,000m
延長2,000m
延長2,000m
延長5,000m
アライグマ
(高野町全域)
(高野町全域)
(高野町全域)
(高野町全域)
(注)1
2
設置する柵の種類、設置規模、既存の柵との関係等について記入する。
侵入防止柵の設置予定場所を記した図面等を作成している場合は添付する。
4.その他対策の実施に関し必要な事項
着実な被害軽減のためには、防護・捕獲・環境整備を基本とした対策が重要であり、地域
ぐるみで取り組めるよう推進していくことが重要である。
(注)
その他対策の実施に関し必要な事項について記入する。
5.その他の留意事項
(1)各事業年度ごとに、捕獲計画の達成状況、被害の発生状況等から、対策の効果が得
られているか検証を行うとともに、十分な効果が得られていない場合には本計画を見
直し、捕獲体制や活動方法の改善等を行うものとする。
(2)本計画と高野町被害防止計画、和歌山県鳥獣保護事業計画及び特定鳥獣保護管理計
画の整合性を確保するため、事業の進捗状況に合わせ、必要に応じて本計画及び高野
町被害防止計画の見直しを実施するものとする。
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