とりのーと六十六号 今月のトリ「ベニマシコ」 ベニマシコは冬鳥として飛来し、葦原や草原、農耕地などで見ら れます。 冬に見られる赤い鳥として人気がありますが、赤いのは♂だけで、 ♀は全体的に淡い褐色です。 夏の北海道では真っ赤になった♂の夏羽が見られますが、冬羽で は換羽の進行に個体差があるので、赤味についてはさまざまです。 「紅猿子」という名前は、♂の赤い顔を猿に見立てたものと言われ ています。 尾が長く、嘴が小さくて丸いのが特徴ですが、より目立つ特徴と して、翼に白い翼帯が2本出るところだと思います。 セイタカアワダチソウなどの実を好んで食べるので、そういう場 所では出現が期待できる鳥です。 牛久自然観察の森では、バッタの原や観 察舎の周辺などで見られることが多いよ うです。 「フィッ、フィッ」「フィッホ」「ピッポ」 などと聞こえる声で鳴くので、その声を 頼りに探すといいでしょう。 ベニマシコ スズメ目アトリ科 牛久自然観察の野鳥通信 平成 27 年 2 月発行 文・写真:牛久とりの会 編集:蓮尾亮 森からのたより 【観察できた野鳥】 カワウ、オオタカ、 「1/18(日)定例バードウォッチング」 ハイタカ、ノスリ、 キジバト、コゲラ、 ヒバリ、ハクセキレイ、 セグロセキレイ、タヒバリ、 ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、 シロハラ、ツグミ、エナガ、 ヤマガラ、シジュウカラ、 メジロ、ホオジロ、カシラダカ、 アオジ、カワラヒワ、シメ、 カケス、ハシボソガラス、 ハシブトガラス ビートルズトレイルにて観察 計27種 日差しは暖かかったものの、冷たい強風が吹き付けてくる中での探鳥会となりました。 バッタの原ではジョウビタキのメスがヌルデの実を食べていました。 モズの飛ぶ姿やメジロの声など、小鳥の影は見えるのですが、風が強すぎるためか中々出てきてくれ ません。鳴き声もあまり聞こえませんでした。そんな中、カケスが姿を見せてくれました。 観察舎では風に流されながら上空を飛ぶカワウを発見。 コブナの流れでは、ちょうど上空が開けたところで空を舞うハイタカが見られました。 風に煽られて何度も身を翻していて、頑張ってるハイタカには申し訳ないけど見応えは抜群。 ビートルズトレイルではカラスに追い立てられたノスリも飛んでいまし た。そのほかハクセキレイやセグロセキレイ、タ バードウォッチング ヒバリ、モズにツグミ、そしてシメなど、こ こでようやくしっかり鳥を見られました。 川沿いには猛禽による食痕もありました。コ 平成 3 月 15 日(日) 27 年 9:00〜11:00 ガモであろうとのこと。次列風切の光沢のある緑 シメ が美しかったです。 種数は27、あまりじっくり観察はできませんでしたが、それでも強風の 中で思ったより見ることができました。 次回の牛久自然観察の森の ホオジロやウグイスの元気なさ えずり。春、本番です。 □参加費無料 事前申込不要 □ネイチャーセンター集合 □双眼鏡の無料貸出がございます。 □強風・雨天時中止 ※中止の際は、開始 1 時間前に HP にて掲載。
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