御所湖冬鳥観察会

定例 森の観察会
御所湖冬鳥観察会
開催日時: H27年 3月 22日 10:00~12:00
天
気: 晴れ
参加人数: 39名
講
師: 嶋田和明氏
日本野鳥の会もりおか会員の皆さん
共
催: 岩手県御所湖広域公園
冬鳥観察会を御所湖広域公園と共同で開催しました。毎年晴
天に恵まれる御所湖冬鳥観察会ですが、今年も例にもれず、春の
日差しの中、39名のご参加をいただきました。集合場所の野菊
公園ではハシブトガラスが求愛給餌を行い、飛び立ったかと思え
ばトビに盛んにモビングを繰り返していました。近くに巣でもあ
るのかなと見渡すと、野菊公園前のシンボルツリーのドロノキに
巣があり、巣材も運んだり、抱卵の様な姿勢になったりする姿を
観察出来ました。梢ではホオジロがさえずり、春を感じさせます。
今年は御所湖の氷がとけ
るのが早く、水面が広いため、
まずは安庭橋の上から定点観察
例年のように安庭橋の上か
らの観察は難しそうに思わ
れましたが、まずは橋の上か
ら観察を開始しました。疎ら
ではありましたが、ミコアイ
サやカンムリカイツブリ、ヨ
コガモの群れ
ヨシガモもちらほら
シガモやコガモの群れ、対岸
付近を飛ぶミサゴを観察。
1時間ほど観察した後、ま
だ氷が残っているポイント
下久保方面を目指して湖畔
の遊歩道を北に移動しまし
た。遊歩道沿いは針葉樹と広
葉樹が混じり、森林性の鳥た
ちも賑やかです。カケスが鳴
きながら頭上を飛び回り、カ
カンムリカイツブリ。ほぼ夏羽。
ラ類やコゲラの混群にはキ
クイタダキが混じっていま
した。
氷が残るポイントまで進むと、ミコアイサ、オナガガモ、ホシ
ハジロ、マガモなどが氷の縁に集まって休息していました。誰も
が「今日はこれくらいかな」と思いつつさらに進むと、百羽ほど
のカモが一斉に飛び立ちました。
「猛禽がいるのか・・・?あ!オジロ!」
1
ミコアイサの群れ。オスが多め。
トビにちょっかいを出さ
れながら舞う大きな鷲は
確かにオジロワシ。もう
北へ帰ったものだとあき
らめていたオジロワシの
登場に参加者の皆さんか
らは歓喜の声。氷の上に
佇む姿をじっくりと観察
出来ました。
オジロワシ!
遊歩道を移動しながら観察
最後にオオタカ飛翔
終了時間となり、閉会を迎えよう
としたところ、こちらも見てくれと
言わんばかりにオオタカが頭上を
舞いました。天気や氷の状態が心配
されましたが、終わってみれば今年
も見どころたっぷりの観察会とな
りました。
トビに邪魔されて樹上に移動
*
今回観察できた鳥
40種*
アオゲラ・アオサギ・アカゲラ・オオタカ・オオハクチ
ョウ・オオバン・オシドリ・オジロワシ・オナガガモ・
カイツブリ・カケス・カルガモ・カワアイサ・カワウ・
カワラヒワ・カンムリカイツブリ・キクイタダキ・キジ
バト・キンクロハジロ・コゲラ・コガモ・ゴジュウカラ・
シジュウカラ・スズメ・ダイサギ・ツグミ・トビ・ノス
リ・ハクセキレイ・ハシブトガラス・ハシボソガラス・
ヒドリガモ・ヒヨドリ・ホオジロ・ホシハジロ・マガモ・
ミコアイサ・ミサゴ・ムクドリ・ヨシガモ
★次回は4月19日(第3日曜日)に「自然の宝物見つけ隊」を滝沢森林公園開催予定!
草花や木々が芽吹き始めた早春の森で、野鳥がさえずり、虫たちも活動を始めます。
9:50 までにネイチャーセンターへお集まりください。
★「ゴールデンウイーク探鳥会」(5/3 9:00-11:00)滝沢森林公園で開催予定!
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