土木部長賞 (作文 中学生の部) 「土砂災害について」 私立金光 学園

土木部長賞
「土砂災害について」
(作文
こんこうがくえん
中学生の部)
私立金光学園中学校1年
きむら
木村
そうげん
蒼弦
僕は、比較的に災害の少ない岡山に住んでいますが、全国的に局地的な集中豪
雨が増加しているように思います。そこで、岡山県が発行している「防災対策総
合ガイド」と倉敷市が発行している「洪水・土砂災害ハザードマップ」を使って
調べようと思いました。
土砂災害とは、大雨による災害で主に三つあって山崩れ・がけ崩れ、土石流、
地すべりです。まず、山崩れ・がけ崩れは地面にしみ込んだ水分が土の抵抗力を
弱め、弱くなった斜面が突然崩れ落ちるというものです。これは日本で最も多い
土砂災害です。次に地すべりは脆弱な地質の土地に豪雨が降り、ゆるくなった斜
面の一部が地下水の影響と重力で下方へ移動する現象です。一度に広範囲で発
生するために、住宅や道路、鉄道などに大きな被害をおよぼします。最後に土石
流です。土石流は谷や斜面にたまった土や石、砂などが大雨による水と一緒に一
気に流れ出し、強大な威力と圧倒的なスピードで、進行方向にあるものを次々と
のみ込み、壊滅させていくというものです。また、土砂災害がおきやすい所も三
つあって造成地、扇状地、山岳地帯があります。造成地は丘陵を切り崩してつく
られた造成地は、地質や地形が不安定なため、豪雨で地盤がゆるむと崩れる危険
があります。扇状地は山間部への集中豪雨で土石流が発生し、山のふもとの扇状
地を直撃する可能性があります。山岳地帯は傾斜30度以上、高さ5m以上の急
傾斜地は、雨でがけ崩れを起こす危険性がある。また樹木が少ない山間部は土石
流にも注意が必要です。
次に土砂災害の前兆ですが、がけ崩れがおきる場合は、がけからの水がにごっ
たり地下水やわき水が止まったりなど斜面のひび割れ、変形があるようです。土
石流の前兆は山鳴りがしたり雨が降り続いているのに、川の水位が下がったり
するようです。また、川の水がにごったり、川に流木が交ざったりすることがあ
るようです。地すべりの前兆は、地面にひび割れができたり、井戸や沢の水が、
にごったりします。がけや斜面から水がふき出したり、家やよう壁に亀裂が入っ
たり、家やよう壁、樹木、電柱が傾いたりします。長く雨が降ったり、一度に大
量の雨が降ったりした場合に、このような現象を確認したら、早めに避難した方
がよさそうです。
次に倉敷市が発行している「倉敷市洪水・土砂災害ハザードマップ」を見て、
僕が住んでいる玉島地区について調べて見ました。
まず、ハザードマップとは平成24年8月に作成された洪水・土砂災害に備え
るための情報が載っています。主に載っているのは、避難場所、想定される親水
の範囲と深さ、土砂災害のおそれのある場所、平成16年の高潮被害範囲です。
そのほかに載っているのは、浸水想定区域について、土砂災害のおそれのある場
所について、避難場所一覧表、広域避難場所一覧表、浸水の目安について、避難
に関する情報についてです。このハザードマップは国土交通省が定めた基準に
基づいて、次のような危険箇所を表示しています。また、「土砂災害警戒区域」
の指定があった場所は、この区域を表示しています。
「急傾斜崩壊危険箇所」
(が
け崩れのおそれのある所)
「土石流危険渓流(氾濫想定範囲)」
(土石流被害のお
それのある場所)
「地すべり危険箇所」
(地すべりのおそれのある場所)などが記
されています。
このハザードマップを見て僕の家の付近を調べたら家は急傾斜地崩壊危険箇
所には入ってなかったが、近くに三つほど入っていた場所がありました。その場
所は、長尾小学校の裏と前の長尾小学校の裏側です。そして、僕おばあちゃんの
家に行くとちゅうにも一つありました。これを見て僕は近くにあるのは少し怖
いと思いました。次に玉島全体で見ると、全部で77個ありました。僕はこの結
果を見て岡山にも意外にたくさんあるんだと思いました。
僕はこの土砂災害について調べてよかったと思いました。なぜならどんな土
砂災害があるかどんな所が危険か土砂災害の前兆など土砂災害の危険性がよく
分かりこれから将来、新しい土地に住むかもしれない時は前もってその場所を
調べておこうと思います。そして大雨が降った時に土砂災害の前兆があれば、す
ばやく避難し自分の身は自分で守ろうと思いました。