第8号 - 岡山県の県立学校ホームページリンク集(www.okayama

一高サポーター募集!
銀杏通信
第8号
岡山一宮高等学校
平成27年10月6日
関東・東北豪雨災害から学ぶ防災対策の必要性?!
「無災害県
岡山」という安心は禁物!
一高周辺のリスクを考えて
銀杏祭が終わった頃、関東や東北地方を襲った豪雨は各地
に甚大な被害をもたらしました。茨城県常総市では鬼怒川の
堤防が決壊し大規模な洪水が発生し、記録的な大雨から10日
余り、冠水の被害を受けたり土砂崩れの危険性があったりし
て自宅に戻れず、今も避難所生活を余儀なくされている人た
ちがいます。9月22日現在で、栃木県内では、栃木、小山、
日光、鹿沼の4市の九つの小学校や公民館などに、計213人
が身を寄せているそうです。家に戻っても、使える家財は何
一つない。緊急事態の際、学校は避難所に早変わりします。
小学校体育館の避難所には食料や飲料水
災害経験の少ない岡山県民は、災害への危機意識が乏しいと言われます。本当に岡山県は大丈夫な
のでしょうか?昨年度は広島県で大規模な土砂災害が起こりました。私自身、東日本大震災の起こっ
た4年前(芳泉高に勤務)に苦い教訓があります。台風12号が13年ぶりに岡山を直撃した9月3日、T
Vでは「笹ヶ瀬川が氾濫危険水位を超え、南区全域が避難対象地域に」というテロップが流れていま
した。「高校を開放する必要はないのか?」と心配する校長に「南ふれあいセンターか、浦安小が避
難場所です。」と回答しました。翌日、「避難勧告での対応は?」という県教委からの問い合わせで、
学校が住民の応急避難場所に校舎の2階以上をあてると岡山市と協定を結んでいることを初めて知り
ました。隣の中学校は、教頭が鍵を開けて地域住民を受け入れていました。
本校でも備えを怠るわけにはいきません。突然の集中豪雨で学校の前を流れ
る笹ヶ瀬川が氾濫したら、どうなるか? シミュレーションし、地域との連携
も考えておく必要があります。そこで、他校を参考にして、防災備蓄計画を厚
生課に作成してもらいました。年度途中ですが、災害は待ってくれません。全
学年用に保存食を用意し、備蓄しておくことにしました(5年間保存可能、3
年生は卒業時に各自に渡します)。保護者の皆様にはご負担をおかけしますが、
是非ご理解ください。
ますよう、お願いいたします。
備蓄用保存食
先日の山陽新聞社説に「まずは地域のリスクを知ろう」とありました。まずは、浸水想定値を地図
で示した岡山市の洪水ハザードマップを校内に掲示して生徒・教職員ともに再確認したいと思いま
す。今回、大雨をもたらした線状降水帯はどこででも発生するといわれています。一高の周辺は洪水
被害の可能性が指摘されています。一高周辺の状況を的確に知ったうえで、避難場所や経路について
情報共有を進るとともに、効果的な避難訓練を計画します。ご協力を宜しくお願いいたします。
岡山市
洪水・土砂災害ハザードマップ
http://www.city.okayama.jp/contents/000163659.JPG