『物動き 価格は競争 今昔 その中光るは 本物の価値』

2015年10月12日
あおぞら投信株式会社
『物動き 価格は競争 今昔
その中光るは 本物の価値』
TPP(環太平洋経済連携協定:Trans-Pacific Partnership)の合意は、さらなるグローバル経済の
連鎖を強めることで、世界各国の発展を求めるものですが、そのプラス面とマイナス面を理解する必
要があると思います。プラス面は、関税引き下げにより供給側の自由度が高まり、消費者は安価な
ものが入手可能になるということがあげられます。欧州で見られた域内統一のプラス部分である、物
流や人の動きの容易さなどを想像することが出来ます。
一方マイナス面は、各国の独立性を保つことで機能している調整力が低下する可能性です。参加
各国間の壁が低くなることにより、相互の行き来は容易になり輸出入の活発化というプラス面がある
ものの、各国独自の産業への影響は否めません。もちろんこれからの企業は、すべからくグローバ
ル経済の競争の中で勝ち抜かなくては生き残れない、ということになり、また物事の価値は価格が
全てではないことを守れるか、あるいは自らその価値を示せるか、といった価値の証明が重要に
なっていくのではないでしょうか。すなわち、日本の畜農産物の優れた品質は世界で認められ始め
ており、今後もその価値は変わらないものです。変わらないだけではなく、これからはさらにその価
値を広めていくことを考えねばならないのだと思います。厳しい環境の中でこそ本当の姿があらわれ
ていくものなのです。
日本の農林水産物の輸出額推移(
日本の農林水産物の輸出額推移(2004
の農林水産物の輸出額推移(2004年~
2004年~2014
年~2014年)
2014年)
(億円)
7,000
農産物
6,000
林産物
+11.1%
(前年⽐)
水産物
5,505
5,000
2,337
4,000
3,000
2,000
1,000
0
6,117
1,748
2,038
88
1,482
92
2,168
2,040
90
2,359
2,378
104
2,678
2,077
119
2,883
1,724
93
2,637
1,950
106
2,865
2,216
1,736
1,698
123
118
2,652
2,630
152
3,137
211
3,570
2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年
出所:財務省「貿易統計」を基にあおぞら投信作成
本資料は情報の提供を目的としており、何らかの行動を勧誘するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、当社は
その正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示された意見などは、本資料作成日現在の当社の見解であり、事前の予告なしに変更される事もありま
す。投資信託の取得に当たっては、投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
商 号: あおぞら投信株式会社 金融商品取引業者: 関東財務局長(金商)第2771号
加入協会:一般社団法人投資信託協会 ホームページ・アドレス: http://www.aozora-im.co.jp/