大阪医科大学 2015年度(前期)入学試験 解答速報 英語

大阪医科大学 2015年度(前期)入学試験 解答速報 英語
2015年2月10日 実施
問題Ⅰ
(1) 悪行を正直に認めることで処罰を受ける可能性があるとはいえ、人を欺いた
ことによるそのような深刻な罪悪感から解放されたいという思いは、自白す
る動機となるかもしれない。
(2) 一度の嘘では事足りない、つまりその嘘を何度も繰り返し、最初の嘘がばれ
ないようにするためにさらに話をでっちあげなければならない場合もよくあ
るということを、嘘をついた人が思い知るのは、しばらく時が経ってようや
くのことなのだ。
[別解] 時が経って初めて、一度の嘘では事足りず、その嘘を何度も繰り返し、
最初の嘘がばれないようするためにさらに話をでっちあげなければならない
場合もよくあるということを、嘘をついた人は思い知るのかもしれない。
(3) 罪悪感を覚えるのに他者の存在は必要なく、他の誰かが事実を知っている必
要はない。というのも、自分に罪があると判断するのは、罪を犯した当人で
あるからだ。
(4) 相手が敵ではなく、嘘をつく側と価値観を共有している場合でも、欺くこと
が正当化される場合がある。
問題Ⅱ
(1) 人類の過去について詳しく調査し、いくつかの手がかりを明るみに出すことで、
科学は今や、人々が常に問うてきた疑問に対する答えのいくつかを提供すること
ができるのだ。
(2) ヒトの頭蓋骨は非常に独特な形をしており、それはとりわけ我々の脳が体の大き
さの割に異常に大きいことに原因がある。また我々は、見たところ他のいかなる
種も用いないやり方で、その大きな脳を使っている。
(3) 骨や石器、そして我々の体内にある遺伝子を研究することで、我々の祖先につい
ての証拠、我々が何者であり、どこからやってきて、そして、どのようにして世
界中に広がる結果となったのかについての証拠が得られるのだ。
問題Ⅲ
(1) Like human beings, fish prefer to school with familiar individuals rather than with
strangers.
[別解] Like humans, fish prefer to make up groups with individuals they know well than
with ones they don’t.
(2) This gives some benefits, including [such as] higher growth and survival rates and
greater defense against predators.
[別解] This preference has the advantage of raising growth and survival rates or making it
easier to protect themselves from their enemies.
(3) Scientists have found that higher carbon dioxide levels caused by climate changes can
hinder the ability of fish to recognize one another and form a group.
[別解] Scientists have found that, if carbon dioxide increases owing to climate changes,
fish may be prevented from recognizing each other and making groups.
講評
形式・内容は例年通り。和訳は大問1が罪悪感についての抽象的な問題であり、内容把握・訳
出ともに難しい。大問2は構造・内容ともに標準的で取り組みやすい。大問3は、近年の大医の
問題を研究していればしっかり対応できたであろう。比較的取り組みやすい大問2、3で、どれ
だけ時間をかけられたかが勝負を分けるだろう。目標は6割。
医歯学部進学予備校
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