■ 外観寸法図新製品魚用品質状態判別装置〈アタッチメントなし〉特許出願中ＦｉｓｈＡｎａｌｙｚｅｒ TM 〈アタッチメントあり〉 79 DFA100 189 175 魚の脂肪を簡単・迅速・高精度に測定 44 79 36 79 商品名／型式測定方 ■ 仕様魚表示式種方式 36 魚用品質状態判別装置「Fish AnalyzerTM」／ DFA100 生体電気インピーダンス法（4電極方式）アジ、サバ、イワシ、サンマ、ブリ、マグロ（背、腹、尻、切り身）、オリジナル６魚種「水揚げ当日」「水揚げ翌日以降」の魚種で選択（切り身は除く）有機EL 脂肪率測定範囲 1∼70%（1%単位）外観寸法／自重（H）189㎜ ×（W）79㎜ ×（D）36㎜／約220g（乾電池、アタッチメント込み）材質／防塵・防水保護等級 ABS樹脂／ IP65準拠定格電圧乾電池（単3乾電池×2本付属）、DC3V 使用温湿度範囲 −10℃∼ + 40℃、85% R.H.以下（内部結露無きこと）外部出力（オプション） BluetoothTM無線通信※ ※Bluetooth はBluetooth SIG.Inc.の登録商標です。 TM （注１）本製品は鮮魚専用の測定機です。一度冷凍した後、解凍した魚を測定した場合、脂肪率は表示されず、「解凍品」と表示されます。（注２）本製品は、新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業として、長崎大学、長崎県総合水産試験場、千葉県水産総合研究センター、（独）水産総合研究センターとの共同研究により開発されたものです。 ●商品のカラーは印刷のため実物とは多少異なります。改良のため予告なくデザイン・仕様を変更する場合があります。 CAT.NO.CO352JA02A00 2015033000Ry 簡単に水産物の品質を管理できる。 Fish AnalyzerTM は、高品質な水産物を消費者に提供するとともに、優れた魚のブランド化を実現するために開発された製品です。計６魚種（アジ、サバ、イワシ、サンマ、ブリ、マグロ）の脂肪率を測定できるとともに、検量線モードにてあらゆる魚の脂の乗り具合を測定することができます。以下の様々な機能にて、漁業・水産業、食品加工業など多くの水産現場で活用できる製品です。 1 6 ボタンひとつで脂肪率を簡単に測定できます。魚種を選択して所定の位置に電極を軽く当て、あとは（測定キー）を押すだけで魚を傷つけずにわずか3秒で脂肪率が表示されます。また、小魚もアタッチメントを装着することで簡単かつ確実に測定することができます。高精度を実現したマルチ周波数測定を採用。 Fish AnalyzerTM では、複数の周波数で電気を流す多周波測定方式を採用しています。魚体に低い周波数で電気を流した場合、電気は主に細胞の外を流れ、逆に高い周波数で電気を流した場合は細胞の中にも電流が流れます。このように、電気の流れ方を変え、細胞内外の状況から脂肪を分析しますので、高精度な脂肪率測定を実現しています。筋肉細胞魚を傷付けずに測定できます第１背びれと第２背びれの間に電極を軽く当てるだけで、３秒以内に脂肪率が表示されます。小魚も測定できます付属のアタッチメントを装着することで、イワシなど魚の厚みが3cm以下の小魚も確実に測定することができます。解凍品を見極めます冷凍後、解凍した魚を測定した場合は、脂肪率は表示されず解凍品と表示します。３高い周波数低い周波数図. 周波数毎の電流経路について（低い周波数では電気は細胞の外を流れ、高い周波数では細胞の中も流れます）なお、魚を冷凍した後、解凍すると細胞膜が破壊されるため、電気の流れ方に違いが（注意）本製品は鮮魚専用の測定機です。２筋肉細胞見られなくなります。解凍品の見極めも、多周波測定方式により電気の流れ方の違いを見ることで実現しています。６種類の魚の脂肪率が測定できます。 7 アジ、サバ、イワシ、サンマ、ブリ、マグロ（背、腹、尻、切り身）の脂肪率が測定できます。各種実測値との比較品質状態判別では、魚の脂肪量を求める基準である、ソックスレー抽出法や比重６種類以外の魚も目安で脂肪判定ができます。法との相関を高めた独自の方式を採用しています。 Fish AnalyzerTM には、今回登録されていない魚種を測るために検量線モードを搭載しています。背部脂肪量の実測値に対する相関係数は、0.95です。また、サバにおける比重法この検量線モードを利用すると、脂肪率ではなく「インピーダンス値（単位：Ω）」が測定できます。測定したインを用いた脂肪量の実測値に対する相関係数は、0.86と高い関係を持っています。ピーダンス値と、脂肪量との関係をお客様でお決めいただければ、脂肪判定の目安値としてご使用いただけます。 ■各種実測値とDFA100との比較 Fish AnalyzerTM による推定脂肪率は、ソックスレー抽出法を用いたマグロの ※詳しい技術資料については、弊社ホームページをご覧ください。 http://www.yamato-scale.co.jp/ ４体脂肪計と同じ測定原理だから簡単・正確です。４つの電極を用いて魚体に微弱な電流を流し、その流れにくさを示す抵抗値から脂肪率を推定する「生体電気インピーダンス法」を採用しています（脂肪が多いと電流は流れにくくなる特性があります）。また、微弱電流しか流しませんので、魚を傷める恐れはありません。 5 通信機能で高精度測定・パソコン管理ができます。 ※相関係数とは、２つの変数の関係の強さを具体的な数値で表したものです。相関係数が「１」が、相関の程度がもっとも強い状態になります。オプションのBluetooth TM 無線通信を搭載すれば、外部のパソコン・タブレットに測監修の言葉定結果を送信し管理することも出来ます。従来、水産物の流通段階での品質は流通専門家の経験値で主観的に評価されており、一定基準で数値化できていませんでした。数値化するには専門知識や特殊な機器を必要とし、時間を要する化学的手法に頼らざるを得ないのが現状です。そこで、水産物の品質情報としておいしさ指標の1つである脂質の含量を簡便にかつ非破壊で測定できる小型機器の開発をめざし、長崎大学水産学部、 Bluetooth 通信 TM 長崎県総合水産試験場、千葉県水産総合研究センター、大和製衡株式会社、（独）水産総合研究センターは共同で農林水産技術会議平成22年度「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」「魚価向上及び高品質な水産物、水産加工品の提供をめたちばなかつやす橘勝康 DFA100 パソコン・タブレット長崎大学水産学部教授（保健学博士）専門：栄養化学むらたまさかず村田昌一長崎大学水産学部教授（農学博士）専門：水産利用加工学、食品機能学ざした品質測定機器の開発」に取り組み、Fish Analyzer TM「DFA100」を開発し、このたび販売されました。Fish Analyzer TM 「DFA100」は、アジ、サバ、ブリ、マグロなどの脂肪含量を水産現場にて非破壊で迅速に高精度で測定することができます。また、鮮魚と凍結・解凍魚の判別も可能です。本機で測定できる品質情報はおいしい、優れた水産物のブランド化、加工品製造時の原料特性の把握、養殖魚の品質管理等の水産流通各現場において、さらに消費者への高品質な製品の安定的供給に役立つと考えます。