今回の季節のコラムは 節分と恵方巻き 節分は各季節(立春・立夏・立秋・立冬)の前日で 「季節を分ける」ことを意味しています。 江戸時代以降現在のように立春の前日を指すことが、 一般的となりました。 そして、季節の変わり目には「邪気(鬼)」が生じると考えられ、悪霊払いの行事の一つとし て柊などを飾り、「福は内、鬼は外」と声を出しながら福豆(炒り大豆)を撒いて、年齢の数 だけ(もしくは1つ多く)豆を食べる厄除けを行います。 歴史的には、平安時代の宇多天皇(867-931)時代に鞍馬山の鬼が出て来て都を荒らすのを、祈 祷をし鬼の穴を封じて、三石三升の炒り豆(大豆)で鬼の目を打ちつぶし、災厄を逃れたとい う故事伝説が始まりと言われています。 恵方巻き(えほうまき)とは、節分に食べると縁起が良いとされている「太巻き(巻き寿司)」、 および、大阪地方を中心として行われているその太巻きを食べる習慣のことです。 「恵方巻」という名称は、1998 年(平成 10 年)に大手コンビニチェーン店が全国発売にあたり、 商品名に「丸かぶり寿司 恵方巻」と採用したことにより広まったとされています。それ以前は 「丸かぶり寿司」「節分の巻きずし」「幸運巻きずし」などと呼ばれており、「恵方巻」と呼 ばれていたという文献等は見つかっていなようです。具としてかんぴょう・キュウリ(レタス・ かいわれ)・シイタケ煮・伊達巻(だし巻・厚焼き卵)・ウナギ(アナゴ)・桜でんぶ(おぼ ろ)・高野豆腐など 7 種類(七福神の縁起)を基本としています。 ▼「豊菜JIKAN」では「恵方巻」の取り扱いはありません
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