2月号

2月
平成 26 年度
広島大学附属東雲小学校 給食室
2月4日は立春で,暦の上で春に入る日です。春風とともに寒さがやわ
らぎ,寒気の中にもかすかな春の兆しを感じ始めます。
立春の前日である2月3日は節分です。本来節分は,「季節が分かれる」
という意味で,立春,立夏,立秋,立冬の前日をいいます。
春まであと少し。じゅうぶんな睡眠をとり健やかにすごしましょう。
節分のあれこれ
イワシ
大豆
節分といえば豆まき。その昔,豆を
節分には,イワシの頭やヒイラギ
鬼の目に投げつけたところ,鬼を退治
の葉を家の玄関にさしておく習慣
することができたという話があった
があります。
節分にイワシが食べられるのは,
そうです。
このことから,いり大豆を「鬼は外,
イワシの頭がくさいもの,きらわれ
福は内」のかけ声とともにまき,鬼や
るもので,鬼を追い払うという考え
悪いものを家から追い払い,1年間元
方があるためです。
気に過ごせることを願います。
恵方巻き
恵方巻きの中身は,アナゴ,しいたけ,でんぶ,かんぴょう,
きゅうり,高野豆腐,卵などの7種類が七福神にちなんで入れられ
ています。さらに,恵方(その年の縁起の良い方角)を向いて無言で丸
かじりして食べきると,縁起が良いとされます。巻きずしで「福を
巻き込み」,包丁を入れないで丸かじりすることで「縁を切らない」
という意味合いがあります。
2月の献立より
大豆ごはん
節分といえば大豆。いり大豆はこの時期に手に入りやすいですね。大豆の代わりに,
いり大豆を入れてもおいしいです。ぜひお試しください。
作り方
材料(4人分)
米
2合
① 米を研ぎ,通常の水加減にする。
大豆(水煮)
40g
② 大豆をのせて炊く。
炊き込みわかめ
10g
③ 炊き上がったら,炊き込みわかめを混ぜる。
給食室のトビラから
今月は,「はし」のお話をします。はしは食事のための優れた道具です。正しい持ち方を身に
つけ,上手に使いこなしてほしいと思います。
昔のはしは,1本の棒を折り曲げたもので,今のピンセットのような形をしていたそうです。
ですから,はしはものをはさんで使うことが基本となります。「はさむ」ことはもちろんです
が,豆などを「つまむ」,ごはんなどのかたまりを「すくう」こともできます。ナイフのように「切
る」こともできます。さらに,切れ目にはしを入れて広げると「さく」こともできます。納豆を
「まぜる」,皿の上の食べ物を「よせる」,魚の身を「ほぐす」,ごはんにのりを「くるむ」など,は
しには本当にいろいろな使い方があります。食事のマナーとして,してはいけないはしの使い
方も知り,気持ちよく食事ができるようにしましょう。