今週の為替相場見通し(2015年2月23日) 総括表 注 米ドル ユーロ (1ユーロ=) 英ポンド (1英ポンド=) 豪ドル (1豪ドル=) (円) (ドル) (円) (ドル) (円) * (ドル) (円) * 118.11 1.1278 133.56 1.5317 181.54 0.7741 91.60 先週の値動き レンジ ~ 119.42 ~ 1.1450 ~ 136.22 ~ 1.5480 ~ 184.21 ~ 0.7849 ~ 93.46 今週の予想レンジ 終値 119.02 1.1380 135.46 1.5401 183.30 0.7847 93.35 117.50 1.1200 133.50 1.5300 182.00 0.7650 92.00 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 120.50 1.1500 136.50 1.5550 185.50 0.7900 95.00 (データ)先週の値動きに関して、注の欄で無印の項目はみずほ銀行、*印の項目はブルームバーグ。 1.米ドル 為替営業第二チーム 尾身 友花 117.50 ~ 120.50 円 (1)今週の予想レンジ: (2)ポイント【先週の回顧と今週の見通し】 先週のドル/円相場は、118円台後半から119円台前半を中心に底堅く推移。ギリシャ債務交渉のも つれによるリスクオフが懸念されたが大きな値動きに繋がるような決裂は見られなかった。週初16日 はシドニー時間に118.11円まで急落したがすぐに買い戻しが入り118円台半ば付近を回復。朝方発 表された本邦10~12月期GDPは予想を下回ったが、プラス圏を回復。市場には安心感が広がるも 反応は限定的だった。この日は米国が祝日だったこともあり、その後は118円台半ば付近での取引 に終始した。17日のドル/円は上昇。翌18日に日銀金融政策決定会合を控えドル買い意欲の高ま りから119円台まで買われた。翌18日、注目の日銀会合では政策維持が決定され、黒田日銀総裁 会見では必要であれば追加緩和の意思があること、但し現状は更なる緩和の必要性が見られない との見解が示された。ドル/円は119円挟みの乱高下したが119円は維持した。その後米国時間に 公表されたFOMC議事要旨にてドル高が米経済に与える影響に懸念が示されると米金利主導でド ル円も118円半ばまで一気に反落したが、一段の売りは見られず118円台半ば付近にて下落一服。 19日は米国の6月利上げ期待が後退したにも関わらずドル円は118円台後半を中心に底堅く推移。 米新規失業保険申請件数が予想を下回ったことも上昇を後押しして一時119円台を回復する場面 も見られた。週末20日は118円台後半から119円付近にて方向感に乏しい推移が継続。材料不足も 手伝って値動きが乏しかった。 手伝って値動きが乏しかった 今週のドル/円相場はFRBの金融政策次第となろう。24日(火)、25日(水)とイエレンFRB議長が議 会証言を行う。先週発表されたFOMC議事要旨は1月会合の内容で、その後に発表された米1月雇 用統計では量・質共に改善が見られた。このことを受けてFEDの政策スケジュールに前倒し感が見 られればドル/円は堅調推移となるだろう。但し、FEDは市場の利上げに対する過度な期待への警 戒感、またドル高への懸念も表明していることから、このタイミングでのドル急伸は考えづらい。再び 120円台が試されれば年度末を控えたドル売りフローも予想され堅調推移でも上値は限定的か。ま た、今週は米国指標が相次いで発表される為、NY時間に相場の動意を期待したい。 (3)先週までの相場の推移 先週(2/16~2/20)の値動き: (円) 122 安値 118.11 円 高値 119.42 円 終値 119.02 円 USD/JPY 120 118 116 114 12/15 12/22 (資料)ブルームバーグ 12/29 1/5 1/12 1/19 1/26 2/2 2/9 2/16 1 お客さま各位 ここではレポートの一部をご紹介 しています。 レポート全ページをご希望の方は、 お取引いただいているみずほ銀行の お取扱店、またはお取引担当部まで お問い合わせください。 以 上
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