総住宅数に占める空き家の割合は16.6%で全国9位

総住宅数に占める空き家の割合は16.6%で全国9位
ぐんまのデータ
∼40年間で空き家数は約8倍に増加∼
○住宅・土地統計調査によれば、本県の総住宅数は、2013年10月1日現在で約90万3000戸
となっており、1973年の約45万3000戸に比べて40年間で約2倍に増加した(図表1)。
○一方、ふだん人が居住していない「空き家」数(別荘等を含む)は約15万戸を数え、40年
前の約2万戸と比較して約8倍と、総住宅数の増加ペースを大きく上回っている。総住宅数
に占める空き家の割合(空き家率)は調査の度に上昇している(1973年:4.3%→93年:
10.7%→2013年:16.6%)。
○13年の空き家率の状況を他県と比較すると本県は9位となっている(図表2)。前回調査時
(08年:14.4%)の21位と比べて順位が上がっており、空き家率の上昇幅(2.2%)は、愛
媛県(2.4%)、三重県(2.3%)に次いで全国3位となっている。
図表1 本県の総住宅数、空き家数および空き家率の推移
千戸
1000
900
800
700
600
500
400
300
200
100
0
16.6
12.2
14.4
13.6
10.7
9.4
7.5
6.8
4.3
1973
78
83
88
総住宅数(左目盛)
93
98
空き家数(左目盛)
2003
08
13 年
%
20
18
16
14
12
10
8
6
4
2
0
空き家率(右目盛)
図表2 空き家率(高い順)のランキング(2013年)
順位 (08年比)(08年順位)
1位 (−)
(1位)
2位 (−)
(2位)
3位
(−)
(3位)
4位 (−)
(4位)
5位 (↑)
(6位)
9位
(↑)
(21位)
44位
45位
46位
47位
(↑)
(↓)
(↑)
(↓)
(45位)
(43位)
(47位)
(29位)
都道府県
空き家率(%) 空き家数(千戸) 総住宅数(千戸)
山 梨 県
22.0
93
422
長 野 県
19.8
194
982
和歌山県
18.1
86
476
高 知 県
17.8
70
392
徳 島 県
17.6
64
365
(中 略)
群 馬
16.6
150
903
(中 略)
埼 玉 県
10.9
355
3,266
山 形 県
10.7
46
432
沖 縄 県
10.4
63
603
宮 城 県
9.4
97
1,035
全 国
13.5
8,196
60,631
*空き家率(%)=空き家数÷総住宅数×100(四捨五入の関係で計算と一致しない県がある)
資料出所:総務省「住宅・土地統計調査」
・
「住宅・土地統計調査」は、わが国における住宅及び世帯の居住状況の現状と推移を明らかにして、
住宅・土地関連施策の基礎資料を得ることを目的とした調査である。この調査は1948年以来5
年ごとに実施されており、2013年の調査は14回目に当たる。
・
「空き家」
とは、
ふだん人が居住していない住宅のうち、①二次的住宅(別荘など)
、
②賃貸用の住宅、
③売却用の住宅、④その他の住宅(取り壊し予定の建物など)を指す。
(担当:伊勢和広)
群馬経済研究所・ぐんま経済
'15.1.1