金光基金・科学研究費助成金を活用した研究セミナー 日本の企業研究 日時:2015/01/24 Sat.13:00-16:00 津島キャンパス2号館5F 経済学部会議室 問合せ:社文研(経)藤井 まで。[email protected] yama-u.ac.jp 共通テーマ:Practice and Knowledge 確立された知識体系を学ぶことは、講義や書物で可能である。いま 現在進行形で研究・教育をしている若手・中堅の研究者と、ビジネ ス界の最前線の若手・中堅のビジネス・パーソンを中心に、背中を 見て学ぶ関係、互いに学び合う関係を大切にした研究会。TEDほど 短時間ではないものの、「わたしのやっていることがいかに面白い か」を伝えることをトップ・プライオリティにおいて、十分に練っ たプレゼンテーションを皆で共有したい。 Practiceとは とを、その環境変化とと もに紹介したいと思いま す。」 単なるPractical Knowledge(実践的知識)では 堀氏は一橋大学商学研究科を博士後期課程満期退 学を経て現職。岩手県の酒造メーカーにおける杜 氏育成システムに注目。「本報告では参与観察と 聞き取り調査から得られたデータに基づき、徒弟 的な規範が残存する酒造労働における熟練技能の 特質および獲得のプロセスを紹介します。」 ない。誰が何をどうすべきなのかというマニュア ルでは到底ありえない。一般化・体系化された知 識の有用性は議論を俟たないが、現実の問題解決 は個別的で複雑である。医学を修めたからといっ て、脳外科手術ができるわけではない。患者の既 往歴や合併症、体質などは千差万別であり、さら にどんな医療行為も患者を死なせてしまう不確実 性が伴う。刻々と変わりゆく状況下で個々の医師 がそれぞれのケースについて即興的に答えを見つ け出していく姿勢が問われる。これは医学への興 味関心に導かれ、実践的経験の積重ねのなかで、 高度に個人的な独自理論を構築し、同僚らとの相 互学習のうちに鍛錬されていくべき生きた知識で ある。この研究会では、確かな教えを授かるとい う伝統的な知識の習得・伝承方法とは違い、「背 中を見て学ぶ関係、互いに学び合う関係」を大切 にして、生きた知識のレポジトリとなる場の構築 を狙ったものである。 発表者 13:00 ∼ 岡山大学 若手研究者キャリア支援セン ター 特任教授 岡田勝秀氏 14:00 ∼ 富士大学 経済学部・大学院経済経営シ ステム研究科 准教授 堀 圭介氏 15:00 ∼ 株式会社NTTデータ グループ経営企画 本部 企画調整担当 野口晴康氏 岡田氏プロフィール「私は、岡山大学農学部を卒 業後、㈱林原で昨年定年退職 するまでの38年間、 糖質及び糖質関連酵素の基礎研究から工場生産ま で経験しました。私が企業人として感じてきたこ 野口氏プロフィール「ISPのサービス企画・開発、 eデモクラシーの研究、政策提言、営業改革等の業 務を経て、日本システムユーザー協会(JUAS)が 主催するユーザー企業のCIO候補人材育成事業を 共同で立ち上げ、現在に至ります。今回は企業を 取り巻くデジタル・イノベーションに関する動向 を紹介します。」 この研究会は金光富男基金および日本学術振興会 科学研究助成金基盤研究C(課題番号26380461) および挑戦的萌芽研究(課題番号24653093)に よって運営されています。講師とのより深い対話 をご希望の際には、ランチタイムミーティングお よび懇親会も開催しますので、参加希望者は藤井 までご一報ください。ランチタイムミーティング は、事前登録済みの教員・BS院生に限り参加費は 不要、懇親会の参加費はすべて実費です。 1
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