2015年 年頭所信 平成27年は未(ひつじ)年 個人的には服喪期間中ゆえ、一切の正月行事は慎みましたが、 皆様におかれましては、つつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。 今年平成27年は未(ひつじ=羊)年です。 羊は、群れをなすところから「家族の安泰」を表すとされ、 いつまでも「平和」に暮らすことを意味しているようです。 天皇陛下の新年一般参賀のご挨拶で、「戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考え ていくことが、今、極めて大切なことだと思っています」と述べられ、「平和」の重要性に対する強 い思いを表されました。 陛下も触れられたように、今年は、「終戦から70周年」という大きな節目の時期です。 「平和」の在り方を、真剣に考える一年になりそうです。 70年周期説 日本の歴史は70年周期で繰り返しているようです。 日本が太平洋戦争に敗れて、新しい社会体制がスタートしたのは1945年、70年前です。 そこから70年遡ると1875年で、明治政府による新しい社会体制が本格的に始まったのが、明治 維新における最後の動乱といわれる1877年の西南戦争後であるとすると、ほぼ70年サイクルで 直近の日本の歴史は巡っています。 2015年から2年〜3年以内は、日本という国家の社会体制が大きく変化する可能性があり、その 予兆は年々水面下では具体的に動き始めています。 その社会体制の変化は、これまでの70年や140年という短いサイクルの変革ではなく、この日本 という国家が始まって以来の、大転換となる可能性があるという、物騒な予言をする識者もいる ようです。 IKGは、その変革に乗り遅れてはいけない! 税理士法が出来て、今年で64周年になります。 その前身である「税務代理士法」の制定から数えると、今年で73年の歴史を歩んできました。 職業としての業務を確立したのは、私の父親の代、 正に業界のリーダーたる「飯島岱蔵」が確立したと言っても過言ではありません。 「飯島経理事務所」の業務は、そのまま「税理士業務マニュアル」として 日税連から出版されました。 先見の明を実践した「飯島経理事務所」は、日本でも希有な卓越した事務所として、 その名を広く知られるところとなりました。 税理士法ができる前、戦後間もなく事務所を開業した「飯島経理事務所」を そのまま継承してほぼ70年、 そろばんがパソコンになった以外、 何も改革が出来ずに、今日まで過ごしてしまったような気がしてなりません。 年末の「IKG戦略フォーラム」で申し上げました。 過去5年間を顧みて、毎年同じことの繰り返しで、 ダイナミックな変革は実現していないことに、改めて猛省する次第です。 70年周期説があるとすれば、今年こそその総括をし、 来たるべき未来に備えた準備をしなければなりません。 だから、今年の年間テーマは、 「乗り遅れるな、いつまでも待っていられない!」と決めました。 過去の名声に甘えることなく、 次世代に向けた会計事務所の新たなモデルを構築する! これが今、私に課せられた、最も重要な任務と考えました。 新しいことを生み出すのは大変です。決して「楽」ではありません。 昨日と同じ行動をしていては、できる筈がありません。 1 誰でもができない事を実現したら、職業会計人冥利に尽きる、 社会人として大きな幸せであり、正に夢を実現させることになるでしょう。 会計事務所経営の新たな歴史の一ページを、我々の手で創るんだ! みんなで一緒に、その時の歓びを分かち合いたい! 平成27年は、そのスタートの年にしたいと思っています。 そのためには是非、皆様のご理解と、一人一人責任ある行動が必至となります。 そんな新たなステージの構築に向けて、第一歩を歩んで行きましょう! 平成27年、新年にあたり年頭所感に代えさせて頂きます。 ありがとうございました。 平成27年1月5日 IKG代表 飯島 賢二 2
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